対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10~V10.0L21
Solaris版:5.0~10.0
Linux版:5.2、V10.0L10
HP-UX版:5.1、10.0
AIX版:5.1、10.0
DS版:V20L10
V10.0L20以降、V10.1以降の場合は、以下のマニュアルを参照してください。
“導入手引書”の“IPアドレス、ホスト名の変更”
A
Operation ManagerサーバのIPアドレス、ホスト名を変更する場合の変更手順および変更が必要となる項目を説明します。
変更手順
Operation ManagerサーバのIPアドレス/ホスト名を変更する手順は以下のとおりです。
Operation ManagerサーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合に、どのサーバ/クライアントで、どの項目の変更が必要かを“変更が必要となる項目”を参照してあらかじめ確認します。
項目によっては、IPアドレス/ホスト名を変更するOperation Managerサーバ以外のOperation Managerサーバの停止、再起動が必要なものがあります。それぞれの項目を参照してください。
IPアドレス/ホスト名を変更するOperation Managerサーバ、および項目の変更によりSystemwalker Operation Managerを停止する必要があるサーバで、Systemwalker Operation Managerを停止します。
Operation ManagerサーバのIPアドレス/ホスト名を変更します。
変更が必要となるOperation Managerサーバ/クライアントで項目を変更します。
Systemwalker Operation Managerを停止したサーバ、およびIPアドレス/ホスト名を変更したOperation Managerサーバを再起動します。
変更が必要となる項目
Operation ManagerサーバのIPアドレス/ホスト名を変更する場合、設定の確認/変更が必要となる項目は以下のとおりです。
監視ホストの定義
電源制御の定義【Windows版】(クライアントからサーバの電源投入を定義している場合)
監視許可ホストの定義(複数サーバ監視を行っている場合)
依頼ホスト名およびデフォルトホスト名の定義(ネットワークジョブを利用している場合)
信頼ホストの定義(信頼ホストを定義している場合)
運用情報のノード名の定義(クラスタシステム構成の場合)
負荷分散の定義【Windows版】(負荷分散機能を使用している場合)
メッセージ事象の発生先の設定(コマンドでメッセージを発生させる場合)
監視ホストの定義
Operation ManagerサーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合、変更したOperation Managerサーバを監視/操作するすべてのOperation Managerサーバで監視ホストの定義の変更が必要です。
[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウで、[監視ホスト]ボタンをクリックして表示される、[監視ホストの定義]ウィンドウで、[ホストのプロパティ]を確認し、IPアドレス/ホスト名を変更してください。
詳細は、以下に示すマニュアルを参照してください。
V10.0L10/10.0の場合
“導入手引書”の“監視ホストの定義”
V5.0L10/5.0~V5.0L30/5.2の場合
“導入手引書”の“Systemwalker Operation Managerの監視ホストを定義する”
電源制御の定義【Windows版】
クライアント側でのユーザログオンを契機に、サーバの電源を投入する機能を利用している場合で、電源の投入対象となるサーバのIPアドレスまたはホスト名を変更した場合、クライアント側で電源制御ソフトウェアのパラメタの変更が必要になる場合があります。
詳細は、“導入手引書”の“電源制御の定義”を参照してください。
監視許可ホストの定義
IPアドレス/ホスト名を変更したOperation Managerサーバが複数サーバの監視元である場合、監視対象のOperation Managerサーバで監視許可ホストの定義を確認し、変更後のホスト名を設定する必要があります。
[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウで、[監視許可ホスト]ボタンをクリックすると表示される、[監視許可ホストの定義]ウィンドウで[監視許可ホスト]を確認し、変更後のホスト名を設定してください。
詳細は、“導入手引書”の“監視許可ホストの定義”を参照してください。
依頼ホスト名およびデフォルトホスト名の定義
IPアドレス/ホスト名を変更したOperation Managerサーバがネットワークジョブの投入先である場合、ネットワークジョブ投入元のOperation Managerサーバにおいて、以下のジョブネットおよびジョブの定義を確認し、変更後のホスト名を設定してください。
[登録/監視-ジョブ]ウィンドウ-[基本情報]シートの[依頼ホスト名]
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートの[デフォルトホスト名]
変更を有効にするために再起動は必要ありませんが、該当する業務が動いていないときに設定してください。
信頼ホストの定義
IPアドレス/ホスト名を変更したOperation Managerサーバが他のOperation Managerサーバにおいて信頼ホストとして定義されている場合、変更後の信頼ホストを設定する必要があります。
[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウで、[信頼ホスト]ボタンをクリックすると表示される[信頼ホストの定義]ウィンドウで、信頼ホストの定義を確認し、変更後のホスト名を設定してください。
設定を有効にするには、Systemwalker Operation Managerの再起動が必要です。
詳細は、“導入手引書”の“信頼ホストの定義”を参照してください。
運用情報のノード名の定義
IPアドレス/ホスト名を変更したOperation Managerサーバが、クラスタシステム構成のスケジュールサーバの場合、実行サーバにおいて変更後のノード名を設定する必要があります。
[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウで、[運用情報]ボタンをクリックすると表示される[運用情報の定義]ウィンドウ-[利用機能]シートで、[クラスタシステムのためのノード名定義を行う]のノード名に変更後のノード名を設定してください。
設定を有効にするには、Systemwalker Operation Managerの再起動が必要です。
詳細は、“導入手引書”の“運用情報の定義”を参照してください。
負荷分散の定義【Windows版】
IPアドレス/ホスト名を変更したOperation Managerサーバが、キューの負荷分散機能の構成ホストとして指定されている場合、負荷分散の構成ホストを変更する必要があります。
V5.0L30以降の場合は、[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウで、[運用情報]ボタンをクリックすると表示される[運用情報の定義]ウィンドウ-[運用制御]シートから、キューを指定して表示される[キューの編集]ウィンドウで、構成ホスト名を確認し、変更後のホスト名を設定してください。
V5.0L10/V5.0L20の場合は、[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウで、[運用情報]ボタンをクリックすると表示される[運用情報の定義]ウィンドウで、queueパラメタおよびhostgrpパラメタのホスト名を確認し、変更後のホスト名を設定してください。
設定を有効にするには、Systemwalker Operation Managerの再起動が必要です。
詳細は、“導入手引書”の“運用情報の定義”を参照してください。
メッセージ事象の発生先の設定
jobschmsgeventコマンドのオプションで、IPアドレス/ホスト名を変更したOperation Managerサーバへメッセージ事象を発生するようなジョブの指定を行っている場合は、jobschmsgeventコマンドをジョブとして定義しているOperation Managerサーバ(スケジュールサーバ)で、ジョブの定義を見直してください。
変更を有効にするために再起動は必要ありませんが、該当する業務が動いていないときに設定してください。
jobschmsgeventコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル”を参照してください。