対象バージョンレベル
Solaris版:5.0以降
対処
確認ポイント
システムパラメタの共有メモリは適切な値にチューニングされていますか
原因
共有メモリを使用するジョブをSystemwalker Operation Managerから起動する場合、ジョブのプロセスが利用する共有メモリのサイズを考慮して共有メモリのサイズをチューニングする必要があります。共有メモリのチューニングを実施していない場合や、共有メモリを大量に消費するアプリケーションが存在する場合、共有メモリが不足する場合があります。
対処方法
Solarisの共有メモリのチューニングは、以下のとおりです。
[Solaris 7/8/9の場合]
ジョブスケジューラはサブシステムごとに共有メモリを利用しています。/etc/systemファイルに shminfo_shmmni を設定している場合、サブシステム数分(サブシステム×1)を加算してください。この値が不足している場合、ジョブスケジューラデーモンは起動できません。
/etc/systemファイルに shminfo_shmmax を設定している場合、50000バイト以上の値を設定してください。正しく設定されていない場合、ジョブスケジューラデーモンは起動できません。
[Solaris 10の場合]
ジョブスケジューラは共有メモリを利用しています。/etc/projectファイルの system および user.root エントリの“project.max-shm-memory”は、以下の値で設定してください。正しく設定されていない場合、ジョブスケジューラデーモンは起動できません。
project.max-shm-memory = OS物理メモリサイズ(バイト)/4+50000×利用サブシステム数(注) 以上の値 |
注)EE/GEE版の場合です。SE版の場合は、利用サブシステム数を1としてください。