対象バージョンレベル
Windows版:V11.0L10以降
Solaris版:11.0以降
Linux版:V11.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:11.0以降
AIX版:13.2.0以降
対処1
確認ポイント
カレンダ反映先ホスト定義ファイル(calcphost.def)に記載されている、自ホストの情報はOSのホスト名または対応する物理IPと一致していますか
カレンダ反映先ホスト定義ファイル(calcphost.def)に記載されている、ノード情報として論理IPアドレスを記載していませんか
原因
カレンダ反映先ホスト定義ファイル(calcphost.def)に、物理IPアドレスではなく、論理IPアドレスが記載されている可能性があります。
対処方法
カレンダ反映先ホスト定義ファイル(calcphost.def)へは、物理IPアドレス、または物理IPアドレスに対応付けられているホスト名を記載する必要があります。
カレンダ反映先ホスト定義ファイル(calcphost.def)に、正しい物理IPアドレスのノード情報が記載されていることを確認してください。
対処2
確認ポイント
カレンダ反映先ホスト定義ファイル(calcphost.def)に記載した自ノード情報は、OSコマンド“hostname”で解決されるホスト名または対応する物理IPと一致していますか
原因
カレンダ反映先ホスト定義ファイル(calcphost.def)に記載する、自ホストのホスト名または対応する物理IPが、OSのホスト名または対応する物理IPと一致していません。
対処方法
カレンダ反映先ホスト定義ファイル(calcphost.def)へ、反映先のノード情報のほか、自ノードの情報も記載する必要があります。自ノードの情報には、OSコマンドの“hostname”を実行して得られるホスト名に対応付けられているネットワークインターフェースカード(NIC)のホスト名、またはこれに対応付けられている物理IPアドレスを記載してください。
参考
カレンダ反映先ホスト定義ファイル(calcphost.def)
カレンダ反映先ホスト定義ファイルの格納場所は以下です。
Windows(R) 2000 | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpjmcal\etc |
Solaris版 | /var/opt/FJSVjmcal/etc |
Linux版 | /var/opt/FJSVjmcal/etc |
HP-UX版 | /opt/FHPjmcal/etc |
AIX版 | /opt/FAIXjmcal/etc |
対処3
確認ポイント
クラスタシステムを構成するノードの/etc/hostsに自ホストのホスト名に対するIPアドレスとして“127.0.0.1”が設定されていませんか
原因
Red Hat系のLinux版の場合、デフォルトで、/etc/hostsに自ホストのホスト名に対するIPアドレスとして“127.0.0.1”が設定されます。このような場合、カレンダ情報が正しく自動反映されない場合があります。
対処方法
/etc/hostsにおいて、以下の例のように自ホストのホスト名に対するIPアドレスを正しく設定してください。
[変更前]
127.0.0.1 HostName localhost
[変更後]
127.0.0.1 localhost
XX.XX.XX.XX HostName