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Systemwalker

5.2.5 レジストリの設定

以下の手順でレジストリを設定することにより、WindowsサーバでのLANケーブル断線(もしくは抜き差し)時に、動作異常の発生を抑止する(メディア検出機能の無効化)ことが可能です。

本設定の実施は任意です。

  1. 運用管理サーバ/部門管理サーバにAdministrator権限のアカウントでログインします。

  2. レジストリエディタで以下のレジストリを編集します。
    (キーに下記の名前が存在しない場合は、有効状態を表しますので、値を追加します。)

    キー :HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters

    値の名前 :DisableDHCPMediaSense

    値の種類 :DWORD値

    値のデータ :1

    ※0:機能有効(デフォルト)

    1:機能無効

    ※値のデータ

    0:機能有効(デフォルト)

    1:機能無効

  3. システムを再起動します。

ポイント

  • レジストリの設定は、Windows(R) 2000、Windows Server 2003 STD、Windows Server 2003 DTC、およびWindows Server 2003 EEの場合に必要な手順です。

    Windows Server 2008 STD、Windows Server 2008 DTC、Windows Server 2008 EE、およびWindows Server 2008 for Itanium-Based Systemsの場合、本手順は不要です。

  • メディア検出機能を無効化すると、LANケーブルが抜けた状態になっても、一度アダプタにバインドされたIPアドレスは自動で開放されなくなります。

    これにより、DHCPクライアントとして利用していたサーバ/PC端末は、LANの移動後も元のIPアドレスを保持し続けるため、OSの再起動、またはアダプタのIPアドレスの更新を行わないと、新しいLANに接続できなくなります。

  • 設定対象はサーバであり、固定IPアドレスで運用されている場合は、無効化による影響はありません。