Systemwalker Centric Manager 構築ナビゲーション

5.1 ポリシー定義の管理方法を確認する

V13.3.0以降のSystemwalker Centric Managerは、V13.2.0以前とポリシー定義の管理方法が異なります。

以下を確認したうえで、バージョンアップを実施してください。

「互換モード」と「通常モード」

V13.2.0以前の管理方法を「互換モード」、V13.3.0以降の管理方法を「通常モード」と呼びます。

V13.2.0以前のSystemwalker Centric Managerからバージョンアップした場合、ポリシー定義の管理方法は、自動的に「互換モード」になります。

バージョンアップ後、「互換モード」から「通常モード」へ変換することは可能ですが、「互換モード」と「通常モード」では、ポリシー定義を管理する仕組みが異なるため、V13.2.0以前のポリシー定義を「通常モード」のポリシー定義に反映させることはできません。

V13.2.0以前のポリシー定義を流用する場合は、互換モードで運用してください。

「互換モード」と「通常モード」の違い

「互換モード」と「通常モード」では、ポリシー定義に関係するコマンドの動作が以下のように異なります。

• 「通常モード」では使用できないコマンド

  コマンド名	コマンド説明
  Mpnmpget	ネットワーク管理ポリシー移出コマンド
  Mpnmpset	ネットワーク管理ポリシー移入コマンド
  mptrfall	性能監視動作環境設定コマンド
  mptrfnod	性能監視監視対象設定コマンド
  MpTrfPolProc	性能監視ポリシー作成／配付コマンド
  mppolclone	ポリシー複製コマンド
  mppolcollect	ポリシー情報移出コマンド
  poout	イベント監視の条件のポリシー移出コマンド
  poin1	イベント監視の条件のポリシー登録コマンド

• 「通常モード」では仕様が異なるコマンド

  コマンド名	コマンド説明	差異
  P_Mpapagt	CSVファイルによるアプリケーション情報移入コマンド	「通常モード」の場合、以下を設定することができません。 稼働監視の設定 しきい値の設定 Systemwalkerコンソールから再設定してください。 アプリケーションの登録については、「通常モード」、「互換モード」ともに使用できます。