機能説明
本コマンドは、運用管理サーバからクライアントに対して強制配付の指示を行います。
記述形式
【Windows版】
drmsfsdc | -a snd -s システム名 -k {cl|serv} [-h all|only] [-t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel] [-G quick|apply] [-l new|old] |
【UNIX版】
drmsfsdc | -a snd [-s システム名] -k {ws|serv|own} [-h all|only] [-t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel] [-G quick|apply] [-l new|old] |
オプション
本コマンドの機能を定義します。本オプションは“snd”と指定します。
強制配付されるシステム名を指定します。
UNIX版の場合、“-k own”を指定した場合には、当オプションは指定できません。また、“-k own”以外を指定した場合には、当オプションは必須です。
システムの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。
クライアント
サーバ
“serv”を指定した場合、指定サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。
システムの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。
クライアント
サーバ
“serv”を指定した場合、指定サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。
自システム
“own”を指定した場合、自サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。
-sで指定した配下のサーバを対象にするかどうかを指定します。本オプションは、-kオプションに“serv”、および-lオプションに“new”を指定した場合だけ有効です。
なお、本オプションを省略した場合は“all”を指定したものとみなします。
配下のサーバを対象とする
配下のサーバを対象としない
クライアントへダウンロードが開始する予定日時を指定します。省略した場合は、“quick”を指定したものとみなします。
西暦年を指定します。
01~12で月を指定します。
01~31で日付を指定します。
00~23で時間を指定します。
00~59で分を指定します。
即時指定。配付指示後、即時にクライアントのダウンロードが開始されます。
キャンセル。日時指定の状態を解除します。
クライアント資源のダウンロード種別を指定します。ダウンロード種別を以下に示します。
クライアントの設定に従って、分割転送する場合に指定します。
クライアントの設定に従って、分割転送配付しない場合に指定します。
なお、本オプションを省略した場合は、“apply”を指定したものとみなします。
部門管理/業務サーバ配下のクライアント情報を部門管理/業務サーバへ問い合わせるかどうかを指定します。
部門管理/業務サーバへ問い合わせる場合に指定します。
部門管理/業務サーバへ問い合わせない場合に指定します。
なお、本オプションを省略した場合は、“new”を指定したものとみなします。
復帰値
強制配付指示が正常に終了しました。
パラメタエラーが発生しました。処理を中断します。
タイムアウトが発生しました。処理を中断します。
処理続行不可能なエラーが発生しました。処理を中断します。
Windows版の場合は、errcl.txtを参照してください。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
DistributionOperation権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
サーバ用コマンドです。
注意事項
強制配付動作中は、本コマンドの指定はできません。
-lオプションにoldを指定する場合は、事前に部門管理/業務サーバ配下のクライアント情報を部門管理/業務サーバへ問い合わせておく必要があります。
使用例1
【Windows版】
システム名を“drmscl1”、システム種別を“cl”、予定日時を“quick”と指定して、配付指示します。
drmsfsdc -a snd -s drmscl1 -k cl -t quick
【UNIX版】
システム名を“drmsws1”、システム種別を“ws”、予定日時を“quick”と指定して、配付指示します。
drmsfsdc -a snd -s drmsws1 -k ws -t quick
使用例2
システム名を“drmssrv1”、システム種別を“serv”、予定日時を“2011年4月28日12時00分”として、drmssrv1サーバ配下のクライアント、およびdrmssrv1サーバ配下の全サーバ配下のクライアントに対して配付指示します。
drmsfsdc -a snd -s drmssrv1 -k serv -h all -t 201104281200
実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。