機能説明
仮想サーバのシステムを変更します。
オプション
基本オプション
システムを変更するサーバ名です。仮想環境の管理製品に登録されている仮想サーバ名を指定します。
ServerView Resource Orchestratorで仮想環境を管理している場合は、論理サーバ名を指定します。
サーバ名を省略した場合、引数エラーとなります。
サーバ名の文字列の上限は、1024文字です。1024文字より大きい場合、引数エラーとなります。
拡張オプション
仮想サーバの名称です。
仮想サーバ名を変更する場合に、変更後の名称を指定します。
ServerView Resource Orchestratorで仮想環境を管理している場合は、論理サーバ名をここで指定した名前に変更します。サーバ名の文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。
仮想サーバのCPU数です。
仮想サーバのCPU数を変更する場合に、変更後のCPU数を指定します。
1~8の範囲で指定が可能です。それ以上の場合、引数エラーとなります。
仮想サーバのCPU性能です。
仮想サーバのCPU性能を変更する場合に、変更後のCPU性能を指定します。
GHzを単位として、0.1~8の範囲で小数第一位まで指定が可能です。なお、単位(GHz)は指定不要です。
指定する文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。
仮想サーバのメモリ容量です。
仮想サーバのメモリ容量を変更する場合に、変更後のメモリ容量を指定します。
Gバイトを単位として、0.1~255の範囲で少数第一位まで指定が可能です。なお、単位(Gバイト)は指定不要です。
指定する文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。
仮想サーバに割り当てるディスク容量です。
仮想サーバのディスクを増設する場合に、増設するディスク容量を指定します。
Gバイトを単位として、0.1~2048の範囲で少数第一位まで指定が可能です。なお、単位(Gバイト)は指定不要です。
指定する文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。
運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。
300~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。
(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600
指定した時間を経過しても運用操作部品の実行が完了しない場合は、運用操作部品の処理を復帰値:201で中断します。
運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。
運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行う回数を指定します。0~5の範囲で指定が可能です。
起動リトライにより再実行した結果、運用操作部品が161以外の復帰値で終了した場合は、指定した起動リトライ回数に達していなくても運用操作部品の実行は終了します。運用操作部品の復帰値は最後に実行した値になります。
(例) 起動リトライを2回行う場合:2
運用操作部品のリトライ間隔(秒)です。
運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行うまでの間隔を指定します。1~14400の範囲で指定が可能です。
(例) 300秒間隔でリトライを行う場合:300
timeout、retry、およびretry_intervalについて、指定を省略した場合や、範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 仮想サーバのシステム変更に成功しました。 |
161 | 仮想環境の管理製品との通信処理でエラーが発生しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。 |
171 | 仮想環境の管理製品との通信処理で認証エラーが発生しました。 |
172 | 仮想サーバのシステム変更に失敗しました。 |
173 | 仮想サーバが動作中です。 |
188 | 実行中に通信が切断しました。 |
189 | 仮想環境の管理サーバに接続できませんでした。 |
197 | オプションの内容に誤りがありました。 |
201 | 運用操作部品の実行がタイムアウトしました。 |
202 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品を実行するための設定に問題があります。 |
203 | 運用操作部品を正常に実行できませんでした。管理サーバの環境に問題があります。 |
204 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品実行定義ファイルに問題があります。 |
205 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品の入力パラメーター指定に問題があります。 |
206 | 運用操作部品を正常に実行できませんでした。運用操作部品の出力パラメーター指定に問題があります。 |
207 | 運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品が管理サーバに登録されていない可能性があります。 |
標準出力/標準エラー出力
仮想サーバのシステム変更に成功した場合、変更したサーバ名を標準出力します。仮想サーバのシステム変更に失敗した場合は、標準出力には何も出力しません。
実行結果を示すメッセージを標準エラー出力します。
注意事項
本運用操作部品では、ServerView Resource Orchestratorで仮想環境を管理している場合は、管理製品情報および管理サーバの認証情報を事前にCMDBに登録しておく必要があります。登録方法については、“3.4 CMDBへの情報登録(仮想環境の管理製品)”を参照してください。
本運用操作部品の実行時には、変更対象の仮想サーバは停止している必要があります。
本運用操作部品では、Systemwalker Software Configuration Managerを導入していないシステムが対象となります。
各オプションには、半角カナ文字および以下の記号は使用しないでください。半角カナ文字および以下の記号を使用すると、運用操作部品の実行に失敗する場合があります。
「~」「£」「―」「∥」「¢」「¬」「 ̄」「¥」「〃」
復帰値の確認は、Webコンソールで行います。詳細については、“Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド”の“運用操作部品の実行結果を確認する”を参照してください。
202~207の復帰値が出力された場合は自動運用プロセスが中止状態となり、以下の場所にエラーメッセージが出力されます。
管理サーバのイベントログ(管理サーバがWindows(R)の場合)
管理サーバのシスログ(管理サーバがLinuxの場合)
BPMNのカスタムメッセージ
上記いずれかの場所でメッセージを確認し、適切な対処を実施してください。メッセージの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation メッセージ集”を参照してください。
本運用操作部品は以下のミドルウェアを対象としています。
Windows/Linux
ServerView Resource Orchestrator V2.2.0 ~ V2.2.2
(※)対象となる仮想化ソフトウェアは、VMwareおよびHyper-Vです。