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ServerView Resource Orchestrator V2.2.2 リファレンスガイド

4.8 管理サーバやマネージャーのシステムダウンなどのトラブル、またはVM管理製品上でのジョブのキャンセル、タイムアウトによりL-Serverの作成が失敗し、サーバ仮想化ソフトウェア製品上に作成途中のVMゲストが残る。

説明

L-Server作成中に以下の事象が発生した場合、以下のどれかのメッセージがイベントログに出力され、L-Serverの作成に失敗する場合があります。

また、マネージャーの再起動後、以下のどれかのメッセージがイベントログに出力され、マネージャーの停止前に行っていたL-Serverの作成に失敗する場合があります。

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(clone イメージ名:task result error,vmerrno=104,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(create VMゲスト名:task result error,vmerrno=104,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(PowerShell script execution error : create_vmguest:VM guest already exists,vmerrno=603,ip=IPアドレス,host=VMホストのIPアドレス)

メッセージの詳細については、「メッセージ番号 67390」、「メッセージ番号 67392」を参照してください。

上記のメッセージが出力された場合、サーバ仮想化ソフトウェア製品上に、作成途中のVMゲストが残ることがあります。


対処

マネージャーが起動されているか確認し、以下の手順で復旧してください。

  1. 上記エラーメッセージに関連するVMゲスト名をRCコンソールのイベントログで確認します。VMゲスト名はイベントログのリソース名に表示されます。

  2. VM管理画面を表示し、手順1.で確認したVMゲストが存在しているか確認してください。

  3. 手順2.でVMゲストが存在していた場合は、そのVMゲストをVM管理画面から削除してください。VMゲストの削除方法については、サーバ仮想化ソフトウェア製品のマニュアルを参照してください。(*1)

    *1: サーバ仮想化ソフトウェア製品がVMwareの場合、VMゲストを削除するときに"ディスクから削除"を選択してください。

  4. RCコンソールのサーバツリーまたはオーケストレーションツリーで、手順1.で確認したVMゲストが存在しないことを確認したあと、再度L-Serverを作成してください。