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ServerView Resource Orchestrator V2.2.2 リファレンスガイド

2.3.1 サーバ種別が"物理"の場合

サーバ種別が"物理"の場合の、L-ServerのXMLは以下のとおりです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Resources>
  <LServer name="L-Server名" label="ラベル">
    <Comment>コメント</Comment>
    <TemplateLink name="L-Serverテンプレート名"/>
    <ServerImageLink name="イメージ名" version="イメージ世代"/>
    <ServerType>サーバ種別</ServerType>
    <Model>モデル名</Model>
    <Disks>
      <Disk name="ディスク名">
        <DiskIndex>ディスク番号</DiskIndex>
        <DiskSize>ディスク容量</DiskSize>
        <From>
          <VirtualStorage name="仮想ストレージのリソース名"/>
          <Pool name="ストレージプール名"/>
        </From>
      </Disk>
    </Disks>
    <NICs>
      <NIC>
        <NICIndex>NIC番号</NICIndex>
        <NetworkLink name="Network名"/>
        <MacAddress auto="MACアドレス自動選択" MACアドレスのアドレスセットリソースまたはアドレスプール/>
        <IpAddress>IPアドレス</IpAddress>
      </NIC>
    </NICs>
    <HBAs>
      <HBA>
        <HBAIndex>HBA番号</HBAIndex>
        <WWN auto="WWN自動選択" WWNのアドレスセットリソースまたはアドレスプール/>
      </HBA>
    </HBAs>
   <IOVirtualOptionPool name="アドレスプール"/>
    <Policy>
      <Redundancy>冗長性</Redundancy>
    </Policy>
   <From>
     <Pool name="サーバプール"/>    または
     <PhysicalServer name="物理サーバ"/>
   </From>
    <Spare>
      <Pool name="予備設定サーバプール"/>    または
      <PhysicalServer name="予備設定物理サーバ"/>
    </Spare>
  </LServer>
</Resources>

要素名

説明

取り得る値、または例

L-Server名 (*1)

L-Serverの名前

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列

ラベル (*2)

L-Serverのラベル(省略可)

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列

コメント (*2)

L-Serverのコメント(省略可)

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列

L-Serverテンプレート名

L-Serverで使用するL-Serverテンプレート名(省略可)

作成済みのL-Serverテンプレートのリソース名を指定します。

イメージ名

L-Serverの起動ディスクに配付するクローニングマスタ名(省略可)

作成済みのクローニングマスタのリソース名を指定します。

参考情報については、「ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド」の「6.1 L-Serverテンプレートを利用しての作成」を参照してください。

イメージ世代

L-Serverの起動ディスクに配付するクローニングマスタの世代(省略可)

整数
省略した場合は、最新の世代が使用されます。

サーバ種別 (*3)

L-Serverに割り当てるサーバの種別

"Physical"を指定します。

モデル名

L-Serverに割り当てるサーバのモデル名

L-Serverに割り当てるサーバのモデル名を指定します。
サーバのモデル名は、サーバリソースツリーの[リソース詳細]タブの基本情報を確認して指定します。

ディスク名

L-Serverに割り当てるディスク名(省略可)

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列
省略時は、自動生成されます。

ディスク番号 (*3)

L-Serverに割り当てるディスクの番号

0から始まる整数
0: ブートディスク
0以外: データディスク
0~59の範囲で指定してください。

ディスク容量 (*3)

切り出すディスクの容量

ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値
指定可能な範囲については、「ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド」の「D.3 [ディスク]タブ」のサイズを参照してください。

仮想ストレージ

L-Serverに割り当てるディスクを切り出す仮想ストレージ(省略可)
ストレージプールと同時指定された場合は、本属性を優先します。

作成済みの仮想ストレージのリソース名を指定します。

ストレージプール

L-Serverに割り当てるディスクを作成する仮想ストレージを抽出するリソースプール(省略可)

作成済みのストレージプールのリソース名を指定します。
異なる階層で、同じ名前のストレージプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
Folder/Pool

NIC番号

L-Serverに割り当てるNIC定義を識別する番号

0から始まる整数。
0~9の範囲で指定してください。

Network名

L-Serverが接続するネットワーク名

作成済みのネットワークリソース名を指定します。

NICIndexが0のNICには、Network名とIPアドレスは指定しません。このNICは管理LANとして使用されます。なお、NICIndexが1のNICについては、管理LANの冗長化用であるため、Network名とIPアドレスは指定しないでください。

MACアドレス

L-Serverに割り当てるMACアドレス
(アドレスプールが指定されている場合、省略可)

以下の方法で指定できます。

  • MACアドレス直接指定
    <MacAddress auto="false">MACアドレス形式</MacAddress>
    MACアドレス形式には、ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られたMACアドレスを指定します。
    ("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")

  • 自動割当て
    <MacAddress auto="true" from="MACアドレスセットリソース"/>
    または
    <MacAddress auto="true" pool="アドレスプール"/>
    MACアドレスのアドレスセットリソースに設定しているMACアドレスの範囲、または指定したアドレスプールに登録されているMACアドレスの範囲から自動で割り当てられます。

IPアドレス

L-Serverに割り当てるIPアドレス(省略可)

以下の方法で指定できます。
<IpAddress>IPアドレス形式</IpAddress>
IPアドレスを直接指定します。

<IpAddress auto="true"/>
ネットワークリソースに設定してあるアドレス範囲から自動で割り当てられます。
IpAddressタグを省略した場合も、ネットワークリソースに設定してあるアドレス範囲から自動で割り当てられます。

HBA番号

L-Serverに割り当てるHBA定義を識別する番号

0から始まる整数
0~1の範囲で指定してください。

WWN

L-Serverに割り当てるWWN
(アドレスプールが指定されている場合、省略可)

以下の方法で指定できます。

  • WWN直接指定
    <WWN auto="false">WWN形式</WWN>
    WWN形式にはコロン(":")で区切られたWWNを指定します。
    ("xx:xx:xx:xx:xx:xx")

  • 自動割当て
    <WWN auto="true" from="WWNアドレスセットリソース"/>
    <WWN auto="true" pool="アドレスプール名"/>
    WWNのアドレスセットリソースに設定しているWWNの範囲、または指定したアドレスプールに登録されているWWNの範囲から自動で割り当てられます。

アドレスプール

L-Serverに割り当てるアドレスプール
MACアドレス、WWNと同時に指定された場合、本属性を優先します。
(MACアドレス、WWNが指定されている場合、省略可)

L-Serverに割り当てるアドレスセットリソース(WWN、MACアドレス)を格納するアドレスプールのリソース名を指定します。

  • L-Serverに割り当てる物理サーバがブレードサーバの場合

    アドレスセットリソースのWWN、MACアドレスが設定対象です。

  • L-Serverに割り当てる物理サーバがラックマウントサーバの場合

    アドレスセットリソースのWWNが設定対象です。

以下の方法で指定できます。
<IOVirtualOptionPool name="アドレスプール"/>
異なる階層で、同じ名前のアドレスプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
Folder名/Pool名

冗長性 (*3)

L-Serverに割り当てるサーバの冗長性
(省略可)

  • None

    なし

  • HA

    冗長化する場合に指定します。

省略時は、Noneが設定されます。
冗長性については、「ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド」の「D.2.1 [サーバ種別]で"物理"を選択」の「サーバ冗長化」を参照してください。

サーバプール

L-Serverに割り当てる物理サーバを作成するリソースプール。

作成済みのサーバプールのリソース名を指定します。
異なる階層で、同じ名前のサーバプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
Folder名/Pool名

物理サーバ

L-Serverに割り当てる物理サーバを指定します。
サーバプールと同時に指定された場合、物理サーバの指定が優先されます。

L-Serverに割り当てる物理サーバを指定します。

予備設定サーバプール

予備設定用のサーバプールを指定します。(省略可)

冗長性が設定された場合に有効です。
異なる階層で、同じ名前のサーバプールが存在する環境では、名前が特定できるように、階層を指定する必要があります。
Folder名/Pool名

予備設定物理サーバ

予備設定用の物理サーバを指定します。(省略可)
予備設定サーバプールと同時に指定された場合、予備設定物理サーバの指定が優先されます。

冗長性が設定された場合に有効です。

リソースフォルダー名 (*4)

L-Serverを配置するリソースフォルダーの名前

階層指定を行う場合、以下のように記載します。
Folder名/Pool名

*1: サーバ種別に"物理"を指定し、かつイメージ名を指定した場合、L-Server名がOSのホスト名・コンピュータ名になります。
Windowsのイメージ名を指定する場合、L-Server名は63文字までの半角英数字(大文字/小文字)にしてください。数字だけの指定はできません。
*2: L-Serverの変更により、値を変更できます。
*3: L-Serverテンプレートを使用しない、またはL-Serverテンプレートで指定した値を使用しない場合にだけ指定します。
*4: L-Serverをリソースフォルダー階層下に作成する場合に指定します。

  • L-Serverテンプレートを使用し、クローニングマスタを配付しないL-Serverを作成

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <Resources>
      <LServer name="first_server">
        <TemplateLink name="small"/>
        <ServerType>Physical</ServerType>
        <Model>PRIMERGY BX620 S6</Model>
        <NICs>
          <NIC>
            <NICIndex>2</NICIndex>
            <NetworkLink name="net01"/>
          </NIC>
        </NICs>
      </LServer>
    </Resources>
  • L-Serverテンプレートを使用し、クローニングマスタを配付するL-Serverを作成

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <Resources>
      <LServer name="second_server">
        <TemplateLink name="small"/>
        <ServerType>Physical</ServerType>
        <ServerImageLink name="master_image"/>
        <NICs>
          <NIC>
            <NICIndex>2</NICIndex>
            <NetworkLink name="net01"/>
          </NIC>
        </NICs>
      </LServer>
    </Resources>
  • L-Serverテンプレートを使用せず、Linuxのクローニングマスタを配付するL-Serverを作成

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <Resources>
      <LServer name="L-Server">
        <ServerImageLink name="RHEL5"/>
        <ServerType>Physical</ServerType>
        <Model>PRIMERGY BX620 S6</Model>
        <Disks>
          <Disk>
            <DiskIndex>0</DiskIndex>
            <DiskSize>40.0</DiskSize>
          </Disk>
          <Disk>
            <DiskIndex>1</DiskIndex>
            <DiskSize>30.0</DiskSize>
          </Disk>
        </Disks>
        <NICs>
          <NIC>
            <NICIndex>2</NICIndex>
            <NetworkLink name="net01"/>
            <MacAddress auto="true" from="MacAddressset" pool="AddressPool"/>
          </NIC>
        </NICs>
        <HBAs>
          <HBA>
            <HBAIndex>0</HBAIndex>
            <WWN auto="true" from="WnnAddressset" pool="AddressPool"/>
          </HBA>
        </HBAs>
        <Policy>
          <Redundancy>None</Redundancy>
          <Positioning>Fixed</Positioning>
        </Policy>
      </LServer>
    </Resources>