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ServerView Resource Orchestrator V2.2.2 リファレンスガイド

1.5.1 rcxadm template

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm template - L-Serverテンプレートの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm template - L-Serverテンプレートの操作


形式

rcxadm template import -file file [-nowait]
rcxadm template list [-verbose]
rcxadm
template show -name name
rcxadm template export -file file [-name name]
rcxadm
template modify -name name {[-new_name name] [-label label] [-comment comment]} [-nowait]
rcxadm
template delete -name name [-force] [-nowait]

機能説明

rcxadm templateは、L-Serverテンプレートに関する操作をするためのコマンドです。L-Serverテンプレートは、L-Serverを構成するCPU数、メモリ容量、ディスク容量などの値を定義したものです。L-Serverテンプレートを用いると、簡単にL-Serverを作成できます。


サブコマンド

import

XMLファイルに定義したL-Serverテンプレートをインポートします。

list

参照可能なL-Serverテンプレートの一覧情報を表示します。-verboseオプションで、冗長構成および運用位置に関する情報を追加表示できます。

以下の情報が表示されます。

  • サーバ種別が"VM"の場合

    項目名

    内容

    NAME

    L-Serverテンプレート名

    TYPE

    サーバ種別

    SPEC/MODEL

    L-Serverを構成するCPUクロック数、CPU数、メモリ容量

    DISKS

    ディスク容量

    複数のディスクがある場合は、カンマで区切って表示されます。

    NICS

    NIC数

    REDUNDANCY (*1)

    サーバの冗長化

    POSITIONING (*1)

    運用位置

    *1: オプションに-verboseを指定した場合、表示されます。

  • サーバ種別が"物理"の場合

    項目名

    内容

    NAME

    L-Serverテンプレート名

    TYPE

    サーバ種別

    SPEC/MODEL

    モデル名

    DISKS

    ディスク容量

    複数のディスクがある場合は、カンマで区切って表示されます。

    NICS

    NIC数(サポートしていないため"-"を表示します)

    REDUNDANCY (*1)

    サーバの冗長化

    POSITIONING (*1)

    運用位置(サポートしていないため"-"を表示します)

    *1: オプションに-verboseを指定した場合、表示されます。

show

指定されたL-Serverテンプレートの詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

  • サーバ種別が"VM"の場合

    項目名

    内容

    Name

    L-Serverテンプレート名

    Label

    ラベル

    Comment

    コメント

    ServerType

    サーバ種別

    VMType

    VM種別

    CPUArch

    CPUアーキテクチャー

    CPUPerf

    CPU性能

    NumOfCPU

    CPU数

    MemorySize

    メモリ容量

    DiskSize[num]

    L-Serverに割り当てるディスクの容量

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    Shared[num]

    ディスクの共有属性

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    NumOfNIC

    L-Serverで使用するNIC数

    Redundancy

    L-Serverに割り当てるサーバの冗長化

    Positioning

    L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置

    LServer

    本L-Serverテンプレートを使用して作成されたL-Server

  • サーバ種別が"物理"の場合

    項目名

    内容

    Name

    L-Serverテンプレート名

    Label

    ラベル

    Comment

    コメント

    ServerType

    サーバ種別

    Model

    サーバのモデル名

    DiskSize[num]

    L-Serverに割り当てるディスクの容量

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    Redundancy

    L-Serverに割り当てるサーバの冗長化

    LServer

    本L-Serverテンプレートを使用して作成されたL-Server

export

指定されたL-Serverテンプレート情報をXML形式でエクスポートします。-nameオプションでL-Serverテンプレートの指定が省略された場合は、すべてのL-Serverテンプレートをエクスポートします。

modify

指定されたL-Serverテンプレートのラベル、コメント、L-Serverテンプレート名を変更します。

delete

指定されたL-Serverテンプレートを削除します。-forceオプションを用いることで、指定されたL-Serverテンプレートから作成されたL-Serverが存在する場合も、強制的に削除できます。


オプション

-file file

fileには、インポートまたはエクスポートするL-ServerテンプレートのXMLファイルを指定します。

-nowait

サブコマンドで指定したL-Serverテンプレートの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

-name name

nameには、L-Serverテンプレート名を指定します。

-verbose

冗長構成、運用位置を表示する場合に指定します。

-new_name name

nameには、変更後のL-Serverテンプレート名を指定します。

-label label

labelには、変更後のラベルを指定します。

-comment comment

commentには、変更後のコメントを指定します。

-force

削除(delete)時に指定すると、削除するL-Serverテンプレートから作成されたL-Serverが存在する場合でも、強制的に削除します。


使用例