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ServerView Resource Orchestrator V2.2.2 リファレンスガイド

1.4.1 rcxadm image

rcxadm imageは、RCVEのコマンドです。
詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」を参照してください。

ここでは追加機能について説明します。

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm image - イメージの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm image - イメージの操作


形式

rcxadm image create -server resource -name image [-comment comment] [-to pool] [-storage vstorage] [-nowait]
rcxadm image delete -server resource -version version
rcxadm image restore -server resource [-version version] [-nowait]
rcxadm image list -type cloning [-name image] [-detail]
rcxadm image list -type snapshot [-server resource] [-detail]
rcxadm image
snapshot -server resource [-comment comment] [-online] [-nowait]
rcxadm image move -name image -to pool [-nowait]

機能説明

rcxadm imageの追加機能は以下のとおりです。

サブコマンド

create

指定されたL-Serverのクローニングマスタを採取します。

list

指定されたL-Serverのクローニングマスタまたはスナップショットイメージを表示します。

以下の情報が表示されます。

  • クローニングマスタの場合

    項目名

    内容

    NAME

    クローニングマスタのイメージ名

    VERSION

    クローニングマスタの世代

    CREATEIONDATE

    クローニングマスタを採取した日時

    COMMENT

    クローニングマスタに関するコメント

  • スナップショットの場合

    項目名

    内容

    SERVERNAME

    スナップショットイメージをバックアップしたサーバ(物理OS/VMホスト)名

    VERSION

    スナップショットイメージの世代

    BACKUPDATE

    スナップショットイメージを採取した日時

    COMMENT

    スナップショットイメージに関するコメント

delete

RCVEの機能に加え、L-Serverのスナップショットを削除できます。

restore

RCVEの機能に加え、L-Serverのスナップショットを復元できます。

snapshot

指定されたL-Serverのスナップショットを採取します。
サーバ種別が"VM"の場合だけ指定できます。

move

オーケストレーションツリーに登録したイメージをリソースプール間で移動します。


オプション

-server resource

resourceには、操作対象のL-Server名を指定します。

リソースフォルダーの中に配置されたL-Serverの場合、リソースフォルダー名とスラッシュ("/")でつないで指定する必要があります。

TopFolder直下のL-Serverを指定する場合

/TopFolder/L-Server名

-nowait

サブコマンドで指定した操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

-to pool

クローニングマスタを格納するリソースプール名または移動先のリソースプール名を指定します。
省略時は、更新権のあるリソースプールのうち、優先度の最も高いリソースプールが指定されたものとみなされます。

リソースフォルダーの中に配置されたリソースプールの場合、リソースフォルダー名とスラッシュ("/")でつないで指定する必要があります。

TopFolder直下のリソースプールを指定する場合

/TopFolder/リソースプール名

-storage vstorage

採取したクローニングマスタを格納する仮想ストレージ名、またはライブラリ共有フォルダー名を指定します。
省略時は、クローニングマスタを採取するL-Serverが格納されている仮想ストレージリソースを指定したものとみなされます。

【Hyper-V】
SCVMMサーバ上の既存のライブラリ共有フォルダー名を指定されたとみなされます。

【Xen】
RHEL5-Xenを利用する場合に省略すると、採取対象のL-Serverが使用している仮想ストレージと同じストレージプールから仮想ストレージが自動選択されます。

-type cloning|snapshot

参照したいイメージを指定します。snapshotを指定した場合は、スナップショットイメージを表示します。

-detail

参照したいイメージの詳細情報を表示します。

-comment comment

commentには、スナップショットを識別するためのコメントを指定します。
日本語、半角文字に関係なく128文字以内の文字列を指定します。
ただし、パーセント("%")、円マーク("\")、ダブルクォーテーション( " )はcommentの文字としては使用できません。

注意

comment内に空白を含める場合、comment文字列全体をダブルクォーテーション( " )で囲んでください。

-online

L-Serverのステータスに関係なく、スナップショットを実行させるときに指定します。

-name image

imageには、採取したクローニングマスタを識別する名前を指定します。

注意

  • イメージ採取(create)を行った場合、サーバ仮想化ソフトウェア製品では以下の名前でテンプレートが作成されます。

    サーバ仮想化ソフトウェア製品

    サーバ仮想化ソフトウェア製品での名前

    VMware
    Hyper-V

    クローニングマスタ名@世代番号

    サーバ仮想化ソフトウェア製品でテンプレートを作成する場合は、名前に上記の形式を使用しないでください。

  • サーバ仮想化ソフトウェア製品上でVMゲストからテンプレート作成を行う場合、VMゲストのシステムディスクは以下の設定にしてください。

    サーバ仮想化ソフトウェア製品

    システムディスク

    VMware

    SCSI コントローラー:0、ID:0 のディスク

    Hyper-V

    IDEデバイス、プライマリーチャネル(0)

  • イメージ採取(create)時に指定する名前imageは、物理サーバのクローニングマスタ名と重複しないようにしてください。物理サーバのクローニングマスタについては、ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイドの、クローニングの記述を参照してください。詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」を参照してください。