ここでは、サーバ種別が"物理"のL-Serverを作成する場合のシステム構成について説明します。
前提条件
サーバ種別が"物理"のL-Serverを作成する場合、HBA address renameまたはVIOMを利用したI/O仮想化が必要です。
HBA address renameの詳細は、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」のHBA address renameの記述を参照してください。
VIOMの詳細は、ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照してください。
HBA address renameおよびVIOMの利用は、マネージャーのOSおよびサーバ種別が"物理"のL-Serverを構築する管理対象サーバのハードウェアによって異なります。
ブレードサーバ | ラックマウントサーバ | |
---|---|---|
Windows | VIOM | HBA address rename |
Linux | 利用できません | HBA address rename |
注意
マネージャーのOSがLinuxで、管理対象サーバのハードウェアがブレードサーバの場合、サーバ種別が"物理"のL-Serverを作成できません。
マネージャーはWindows環境を利用してください。
VIOMによるI/O仮想化を利用したシステム構成例
VIOMによるI/O仮想化を利用して、L-Serverを構築する場合のシステム構成例は以下のとおりです。
ServerView Virtual-IO Managerを管理サーバにインストールしてください。
図F.1 VIOMによるI/O仮想化を利用して、L-Serverを構築する場合のシステム構成例
*1: 必須ソフトウェアについては、「1.3.2.2 必須ソフトウェア」を参照してください。
HBA address renameによるI/O仮想化を利用したシステム構成例
HBA address renameによるI/O仮想化を利用して、L-Serverを構築する場合のシステム構成例は以下のとおりです。
HBA address rename 設定用サーバを用意してください。
図F.2 HBA address renameによるI/O仮想化を利用したシステム構成例
ネットワーク構成例
物理サーバをL-Serverとする場合のネットワーク構成例は以下のとおりです。
図F.3 ネットワークリソースを用いたLANスイッチブレードの設定