本書の目的
本書は、ServerView Resource Orchestrator(以降、本製品)の機能概要と、導入時に必要な操作および設定、運用について説明しています。
本書の読者
本書は、本製品を利用してプライベートクラウドやデータセンターでインフラ全体を運用する管理者、および業務を行う利用者を対象にします。
また、システムを構築するにあたり、導入するサーバ、ストレージ、ネットワーク機器について、ServerView Resource Coordinator VEを利用した基本的な設定方法を理解していることを前提としています。
本書の構成
本書は、第1章~第6章、付録および用語集で構成されています。
本製品の基本的な利用方法については、第6章までで説明します。
大規模構成の管理に便利な機能については、付録A~付録Dで説明します。
プライベートクラウド環境やデータセンター環境におけるインフラ全体の運用管理者は、構成に応じて参照してください。
また、業務を行う利用者は、第6章を参照してください。
各章の内容は以下のとおりです。
見出し | 内容 |
---|---|
第1章 概要 | 本製品の概要について説明します。 |
第2章 画面説明 | RCコンソールについて説明します。 |
第3章 セットアップの事前準備 | 本製品のセットアップの事前準備について説明します。 |
第4章 インストール/アンインストール | 本製品のインストールとアンインストールについて説明します。 |
第5章 セットアップ | 本製品のセットアップについて説明します。 |
第6章 L-Server | L-Serverの作成と操作の方法について説明します。 |
付録A リソースプール | リソースプールについて説明します。 |
付録B リソースフォルダー | リソースフォルダーについて説明します。 |
付録C ロール・ユーザーグループ | ロールとユーザーグループについて説明します。 |
付録D L-Serverのパラメーター詳細 | L-Serverテンプレートを使用せず、サーバ、ストレージ、ネットワークの仕様を指定したL-Serverの作成について説明します。 |
付録E 管理サーバのバックアップ・リストア | 管理サーバのバックアップ・リストアについて説明します。 |
付録F サーバ種別が"物理"のL-Serverを作成する場合の設定 | サーバ種別が"物理"のL-Serverを作成する場合の設定について説明します。 |
付録G サーバ仮想化ソフトウェア製品の設定 | サーバ仮想化ソフトウェア製品の設定について説明します。 |
付録H ダッシュボード連携 | ダッシュボード連携を利用する方法について説明します。 |
用語集 | 本製品で使用する用語について説明します。必要に応じて参照してください。 |
本書の表記について
本書中の表記方法は以下のとおりです。
本製品の使用時に必要な基本ソフトウェアに応じて異なる機能がある場合、以下のように区別して記述します。
【Windows】 | Windows対応記事(Hyper-V未使用) |
【Linux】 | Linux対応記事 |
【VMware】 | VMware対応記事 |
【Hyper-V】 | Hyper-V対応記事 |
【Xen】 | RHEL5-Xen対応記事 |
【Windows/Hyper-V】 | WindowsまたはHyper-V対応記事 |
【Windows/Linux】 | WindowsまたはLinux対応記事 |
【Linux/VMware】 | LinuxまたはVMware対応記事 |
【VMホスト】 | VMwareまたはHyper-Vを有効にしたWindows Server 2008対応記事 |
特に説明がない場合、本文中の"ブレードサーバ"はPRIMERGY BXシリーズを指します。
参照先は「 」でくくります。
画面名、ダイアログ名、メニュー名およびタブ名は[ ]でくくります。
ボタン名は< >でくくります。
メニューの選択順を[ ]-[ ]の形式で示します。
ユーザーが入力する文字は太字で示します。
可変部分は斜体で示します。
特に強調が必要な文字列、数値をダブルクォーテーション( " )でくくります。
メニュー名には、設定、操作画面の起動を示す"..."は表記しません。
使用例は、プロンプトをWindowsの">"で表記しています。Linuxの場合は"#"に読み替えてください。
RCコンソールのメニューについて
RCコンソールでの操作は、メニューまたはポップアップメニューから行います。
本書では、メニューおよびポップアップメニューのどちらでも実行できる操作については、ポップアップメニューによる手順を記載しています。
マニュアル体系
本製品のマニュアルには、以下のものがあります。必要に応じて、それぞれのマニュアルを読んでください。
ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド(本書)
本製品の概要、機能の説明、導入時に必要な設定および運用時の操作について説明しています。
ServerView Resource Orchestrator リファレンスガイド
本製品で使用するコマンド、表示されるメッセージ、および設定ファイルの詳細について説明しています。
ServerView Resource Orchestratorウェブサイト
ServerView Resource Orchestratorウェブサイトでは、最新のマニュアルや技術情報を公開しています。
本製品を利用する前に、ServerView Resource Orchestratorウェブサイトを参照することをお勧めします。なお、ユーザー名とパスワードの入力要求があった場合は、ソフトウェア説明書に記載されているユーザー名とパスワードを入力してください。
URL: http://software.fujitsu.com/jp/ror/ (2011年2月時点) |
必須参照マニュアル
本製品では、ServerView Resource Coordinator VEの機能を使用できます。本製品の導入/設定/操作/運用を行う場合は、本製品に同梱されている以下のマニュアルについても必要に応じて参照してください。
ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド
ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド
ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド
ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス
ServerView Resource Coordinator VE メッセージ集
ServerView Resource Coordinator VEの最新マニュアルや技術情報については、以下のウェブサイトを参照してください。
URL: http://software.fujitsu.com/jp/rcve (2011年2月時点) |
関連マニュアル
以下のマニュアルを必要に応じて参照してください。
VMwareを利用する場合
vSphere 基本システム管理
ゲスト OS インストールガイド
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86) Linux仮想マシン機能またはRed Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64) Linux仮想マシン機能を利用する場合
PRIMEQUEST(1000シリーズ) RHEL5-Xen 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル
PRIMEQUEST(1000シリーズ) RHEL5-Xen 仮想マシン機能コマンドリファレンスマニュアル
Systemwalker Software Configuration Manager 運用ガイド
NetAppストレージを利用する場合
Data ONTAP Software Setup Guide
Data ONTAP System Administration Guide
Data ONTAP Storage Management Guide
Data ONTAP Block Access Management Guide for iSCSI and FC
ETERNUSストレージを利用する場合
ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド
ダッシュボード連携を利用する場合
Systemwalker Service Catalog Manager 導入ガイド
略称
本書中の略称は以下のとおりです。
略称 | 製品 |
---|---|
Windows | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard |
Windows Server 2008 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard |
Windows 2008 x86 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86) |
Windows 2008 x64 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x64) |
Windows Server 2003 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition |
Windows 2003 x64 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition |
Windows 7 | Windows(R) 7 Professional |
Windows Vista | Windows Vista(R) Business |
Windows XP | Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system |
Linux | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
Red Hat Enterprise Linux | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
Red Hat Enterprise Linux 5 | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
RHEL5-Xen | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86) Linux 仮想マシン機能 |
ESC | ETERNUS SF Storage Cruiser |
GLS | PRIMECLUSTER GLS |
MSFC | Microsoft Failover Cluster |
SCVMM | System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 |
VMware | VMware vSphere(TM) 4 |
VIOM | ServerView Virtual-IO Manager |
Excel | Microsoft(R) Office Excel(R) 2007 |
Excel 2007 | Microsoft(R) Office Excel(R) 2007 |
Excel 2003 | Microsoft(R) Office Excel(R) 2003 |
Excel 2002 | Microsoft(R) Office Excel(R) 2002 |
RCVE | ServerView Resource Coordinator VE |
リソースコーディネータ | Systemwalker Resource Coordinator |
輸出管理規制表記
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商標について
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Microsoft、Windows、Windows XP、Windows Server、Windows Vista、Windows 7、ExcelおよびInternet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
NetAppは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの登録商標です。また、Data ONTAP、Network Appliance、Snapshotは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの商標です。
OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびVMotionは、VMware, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
ServerView、Systemwalkerは富士通株式会社の登録商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
お願い
本書を無断でほかに転載しないようお願いします。
本書は予告なしに変更されることがあります。
2011年2月 第1版 |
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