ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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第2章 動作環境の設定

2.4 XLデータムーバの初期化

XLデータムーバがデータの転送路として使用するデータ転送用ボリュームの初期化には、グローバルサーバから実行する方法と、UNIXサーバから実行する方法、IAサーバから実行する方法があります。
初期化を実行するサーバは、以下のようにデータを転送するサーバの組み合わせによって決まります。

サーバの組み合わせ 初期化を実行するサーバ
グローバルサーバとUNIX/IAサーバ グローバルサーバからの初期化
UNIXサーバとUNIX/IAサーバ UNIXサーバからの初期化
(Solaris OSサーバが存在する場合にはSolaris OSから初期化することを推奨)
IAサーバとIAサーバ IAサーバからの初期化

■データ転送用ボリュームの構成

XLデータムーバおよびSAN連携製品が使用するデータ転送用ボリュームの構成は、データの転送の要求発行をグローバルサーバあるいは、UNIX/IAサーバの双方から可能な形式となっています。
そのため、データ転送用ボリュームを使用するシステムの情報を設定する必要があります。 XLデータムーバでは、データ転送用ボリュームで接続されているシステムをクライアント/サーバシステムと呼びます。

クライアントシステムデータ転送を依頼する側のシステム
サーバシステム データ転送を依頼される側のシステム

参考

データ転送用ボリュームを初期化する上で、クライアントシステム名サーバシステム名の情報が必要です。
このシステム名は、データ転送する上で重要な情報です。システム名を誤って指定すると、データ転送用ボリュームとして初期化をしても、XLデータムーバのサブシステム、デーモンまたはサービスが正常に起動できません。また、データが正常に転送できません。
このシステム名は、対応するシステム種別によって、指定する値が異なります。

[13.0]
ただし、クラスタリングシステム上でXLデータムーバを使用される場合、クラスタリングシステム側のシステム名には、以下のシステム名を指定してください。


下へ2.4.1 グローバルサーバからの初期化
下へ2.4.2 UNIXサーバからの初期化
下へ2.4.3 IAサーバからの初期化

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