ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V10.1.0 Mirroring Controllerアップデート情報

第3章 プログラム修正一覧

本ソフトウェアでは、以前のバージョンレベルで発生した障害が修正されています。

今回のバージョンレベルで吸収された修正内容、および修正番号については、以降に示す表を参照してください。

No.

バージョンレベル

P番号

現象

1

V10.1.0

PG70442

[現象]

以下の条件の場合に、以下に示す機能が無応答になる場合があります。

-  Symfoware/RDBのコマンド(*1)。または、
-  Symfoware Active DB Guardのコマンド(*2)。または、
-  Symfoware Server Mirroring Controllerのコマンド(*3)。または、
-  アプリケーション。または、
-  Symfoware/RDBの停止(rdbstop)

(*1)現象が発生する可能性のあるSymfoware/RDB のコマンド

    rdbalidx, rdbdmp, rdbddlex, rdbddlfix, rdbalmdsi, rdbfmt,rdbgcdic, rdbgcdsi, rdbrcv, rdbsaloader, rdbsloader, rdbsuloader,rdbunladt, rdbups, rdbupt

(*2)現象が発生する可能性のあるSymfoware Active DB Guardのコマンド

    rdbbcoffline, rdbbcswh

(*3)現象が発生する可能性のあるSymfoware Server Mirroring Controller のコマンド

    dxsvstop, rdbbcswh

[環境]

以下の環境で発生します。

-  Solaris(TM) Operating System、またはLinux64IPFの場合
1)以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
  - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0以降または、
  - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0以降
2)Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0以降を使用している。

[発生条件]

1)正系ノードである。かつ、
2)DBミラーリングサービスを開始している。かつ、
3)[現象]で示した機能を実行する。

※)CPU数が少ない場合や、データベースへの大量更新によるCPUの使用率が高い場合に発生する傾向があります。

2

PG70932

[現象]

以下の条件の場合に、以下に示す機能が無応答になる場合があります。

-  Symfoware/RDBのコマンド(*1)。または、
-  Symfoware Active DB Guardのコマンド(*2)。または、
-  Symfoware Server Mirroring Controllerのコマンド(*3)。または、
-  アプリケーション。または、
-  Symfoware/RDBの停止(rdbstop)

(*1)現象が発生する可能性のあるSymfoware/RDB のコマンド

    rdbalidx, rdbdmp, rdbddlex, rdbddlfix, rdbalmdsi, rdbfmt,rdbgcdic, rdbgcdsi, rdbrcv, rdbsaloader, rdbsloader, rdbsuloader,rdbunladt, rdbups, rdbupt

(*2)現象が発生する可能性のあるSymfoware Active DB Guardのコマンド

    rdbbcoffline, rdbbcswh

(*3)現象が発生する可能性のあるSymfoware Server Mirroring Controller のコマンド

    dxsvstop, rdbbcswh

[環境]

以下の環境で発生します。

-  Solaris(TM) Operating System、またはLinux64IPFの場合
1)以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
  - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0以降または、
  - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0以降
2)Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0以降を使用している。

[発生条件]

1)正系ノードである。かつ、
2)DBミラーリングサービスを開始している。かつ、
3)同一のロググループを使用しているデータベースに対して以下のいずれかの操作を実行する。
  3-1)更新系のSQL文(INSERT文、DELETE文、UPDATE文)。または、
  3-2)[現象]の(*1)で示したSymfoware/RDBのコマンド。
4)3)の操作を大量に同時実行する。

※)CPU数が少ない場合や、データベースへの大量更新によるCPUの使用率が高い場合に発生する傾向があります。

3

PG72009

[現象]

以下の条件の場合、空きRLC数の減少を示すqdg20157wのメッセージが出力され、その後、正系ノードでRLPが閉塞する場合があります。

※)qdg20157w:空きRLCがRLC_NOEMP_WARNで定義した値以下になりました RLC個数='空きRLC数' RLP名='RLP名'

[環境]

以下の環境で発生します。

1) 以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
  - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0 以降または、
  - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0 以降
2) Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0 以降を使用している。

[発生条件]

・発生条件1
1)正系ノードである。かつ、
2)DBミラーリングサービスを開始している。かつ、
3)RLCの強制交替を実施する。

・発生条件2

1)正系ノードである。かつ、
2)DBミラーリングサービスを開始している。かつ、
3)正系ノードでアプリケーションを実行する。

※)内部処理のディスパッチタイミングに依存するため、上記の発生条件に一致した場合でも発生しない場合があります。

4

PG74545

[現象]
以下の発生条件の場合に、Symfoware/RDBがコアを出力して異常終了する場合があります。シスログに出力するエラーメッセージは以下のとおりです。
qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました (システム名=XXX)

[環境]
動作システムが以下の場合に発生します。

-  Solaris(TM) Operating System、またはLinux64IPFの場合

1)以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
    - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0以降または、
    - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0以降

2)Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0以降を使用している。

[発生条件]

1)正系ノードである。かつ、
2)DBミラーリングサービスを開始している。かつ、
3)アプリケーションによるデータベースの更新、または、Symfoware/RDBのコマンド(*)を実行する。かつ、
4)3)の実行中にdxsvstopコマンドの以下のいずれかのオプションによるDBミラーリングサービスの停止を行う。
    - オプションなし
    - termオプション

(*)現象が発生する可能性があるSymfoware/RDBのコマンド

  ・rdbalidx

  ・rdbdmp

  ・rdbddlex

  ・rdbddlfix

  ・rdbalmdsi

  ・rdbgcdic

  ・rdbgcdsi

  ・rdbrcv

  ・rdbmrdmp

  ・rdbmrrcv

  ・rdbsetrp

  ・rdbunladt

  ・rdbups

  ・rdbupt

  ・rdbrtr

  ・rdbrls

※処理内部のタイミングに依存するため、発生条件に該当しても現象が発生しない場合があります。

5

PG74556

[現象]

以下の発生条件の場合に、副系ノードのデータベースにデータが反映されない場合があります。その結果、下記の現象が発生する場合があります。

DBミラーリングシステムの縮退後に、新正系ノードのデータベースをSQLアプリケーションにより参照または更新すると、利用者が意図しない処理結果(*1)が得られる場合があります。

*1:以下の場合があります。

- データなし(SQLSTATE:02000)

- 基数違反(SQLSTATE:21000)

- 一意性制約違反(SQLSTATE:23000)

[環境]

動作環境が以下の場合に発生します。

-  Solaris(TM) Operating System、またはLinux64IPFの場合

1) 以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
  - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0~9.2.0または、
  - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0
2) Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0を使用している。

-  LinuxEM64Tの場合

1) 以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
  - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0または、
  - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0
2) Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0を使用している。

[発生条件]

1) 両ノードのDBミラーリングサービスを起動する。かつ、
2) データベースを更新するアプリケーションを実行する。かつ、
3) 2)を実行中または実行後に、自動ノード切り替えが行われる。または、dxswitchコマンドによるノード切り替えを実施する。

※処理内部のタイミングに依存するため、発生条件に該当しても現象が発生しない場合があります。

6

PG74840

[現象]

以下の発生条件の場合に、コマンドが無応答になる場合があります。

[環境]

動作システムが以下の場合に発生します。

-  Solaris(TM) Operating System、Linux64IPF、またはLinux64EM64Tの場合

1)以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
    - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0または、
    - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0
2)Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0を使用している。

[発生条件]

1)正系ノード(業務で利用されるデータベースサーバ)で、以下のいずれかのコマンドを実行する。または、

    ・rdbstart(*1)

    ・rdbrcvdic(*1)

    ・rdbstop(*1)

    ・dxsvstart(*2)

    ・dxsvstop(*2)

    ・rdbbcswh(*2)

      (*1)Symfoware Serverのコマンド

      (*2)Symfoware Server Mirroring Controllerのコマンド

2)ノード切り替え後の副系ノード(ミラー化しているデータベースサーバ)でdxrebuildコマンドを実行する。

※処理内部のタイミングに依存するため、発生条件に該当しても現象が発生しない場合があります。

7

PG74876

[現象]

以下の発生条件の場合、DBミラーリングサービスのコマンドが無応答になります。

・ノードの強制切替え(dxswitch)

・DBミラーリングサービスの通常停止(dxsvstop)

・副系ノードのDBミラーリングサービスの保守停止(dxsvstop -m)

・副系ノードのDBミラーリングサービスのリカバリ停止(dxsvstop -r)

[環境]

動作システムが以下の場合に発生します。

・Solaris(TM) Operating System

・Linux64IPF

1)Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0以降または、
    Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0以降を使用している。かつ、
2)Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0以降を使用している。

[発生条件]

1)正系ノード、副系ノードのDBミラーリングサービスを起動。かつ、
2)正系ノードで業務運用が行われデータベース更新が行われている。

  ただし、内部処理のタイミングにより、条件が一致しても発生しない場合があります。

8

PG75140

[現象]

以下の発生条件の場合に、dxrebuildコマンドがコアを出力して異常終了する場合があります。

dxrebuildコマンドが出力するメッセージは以下のとおりです。

SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 32004: dxrebuildコマンドの処理途中で異常が発生しました(システム名=XXX)

また、システムログに出力するエラーメッセージは以下のとおりです。

qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました (システム名=XXX)

[環境]

動作システムが以下の場合に発生します。

-  Solaris(TM) Operating System、Linux64IPF、またはLinux64EM64Tの場合

1)以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
  - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0~9.2.0または、
  - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0
2)Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0を使用している。

[発生条件]

1)正系ノードのDBミラーリングサービスを起動する。かつ、
2)1)を実行中にSymfoware/RDBに何らかの異常が発生し、Symfoware/RDBが緊急停止する。かつ、
3)2)で異常が発生したSymfoware/RDBを起動する。かつ、
4)正系ノードのDBミラーリングサービスを起動する。かつ、
5)副系ノードのDBミラーリングサービスを起動する。かつ、
6)自動ノード切り替えが行われる。または、dxswitchコマンドによるノード切り替えを実施する。かつ、
7)4)のノードにてdxrebuildコマンドを実行する。

※処理内部のタイミングに依存するため、発生条件に該当しても現象が発生しない場合があります。

9

PG75274

[現象]

以下の発生条件の場合に、dxrebuildコマンドがコアを出力して異常終了する場合があります。

dxrebuildコマンドが出力するメッセージは以下のとおりです。

SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 32004: dxrebuildコマンドの処理途中で異常が発生しました(システム名=XXX)

また、システムログに出力するエラーメッセージは以下のとおりです。

qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました (システム名=XXX)

[環境]

動作システムが以下の場合に発生します。

-  Solaris(TM) Operating System、Linux64IPF、またはLinux64EM64Tの場合

1)以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
  - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0~9.2.0または、
  - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0
2)Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0を使用している。

[発生条件]

1)Symfoware/RDBのコマンド(*1)を実行する。かつ、
2)正系ノードのDBミラーリングサービスを起動する。かつ、
3)副系ノードのDBミラーリングサービスを起動する。かつ、
4)自動ノード切り替えが行われる。または、dxswitchコマンドによるノード切り替えを実施する。かつ、
5)2)のノードにてdxrebuildコマンドを実行する。

(*1)現象が発生する可能性があるSymfoware/RDBのコマンド

  ・rdbalidx

  ・rdbdmp

  ・rdbddlex

  ・rdbddlfix

  ・rdbalmdsi

  ・rdbgcdic

  ・rdbgcdsi

  ・rdbrcv

  ・rdbmrdmp

  ・rdbmrrcv

  ・rdbsetrp

  ・rdbunladt

  ・rdbups

  ・rdbrtr

  ・rdbrls

※処理内部のタイミングに依存するため、発生条件に該当しても現象が発生しない場合があります。

10

PG75385

[現象]

以下の発生条件を満たす場合、Symfoware Server Mirroring Controllerのdxrebuildコマンドを実行すると、システムログに以下のメッセージを出力し、コマンドがエラー終了します。

" 32012: Abnormality occurred by an internal command.Search information='エラー詳細情報'"

[環境]

以下の環境で発生します。

-  Solaris(TM) Operating System、またはLinux64IPFの場合

1) 以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
  - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0~9.2.0または、
  - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0
2) Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0を使用している。

-  LinuxEM64Tの場合

1) 以下のいずれかの製品を使用している。かつ、
  - Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0または、
  - Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0
2) Symfoware Server Mirroring Controller 9.1.0を使用している。

[発生条件]

1) RDBディクショナリまたは、RDBディレクトリファイルに何らかの異常が発生している。かつ、
2) Symfoware/RDBが停止状態である。かつ、
3) dxrebuildコマンドを実行する。