本章では、本バージョンで追加したMirroring Controllerの新機能および改善項目について説明します。
本バージョンから、Symfoware Serverの標準機能として、TCP/IPによるデータ転送を利用したデータベース二重化機能が提供されます。このデータベース二重化機能のオプションとして、Mirroring Controllerを追加することができます。
本章で説明するMirroring Controllerの新機能および改善項目は、データベース二重化機能のオプション、または従来のストレージのリモートコピーを利用したMirroring Controllerに提供されます。
新機能および改善項目との組み合わせを下表に示します。
バージョン | 機能・改善項目名 | データベース二重化機能のオプション | ストレージのリモートコピー機能を利用したMirroring Controller |
---|---|---|---|
V10.1.0 | ノード間通信異常時の自動ノード切替え | ○ | - |
ストレージ全損時の自動ノード切替え | ○ | - | |
ひな型ファイルの改善 | ○ | ○ | |
RDBディレクトリファイルの閉塞監視 | ○ | ○ | |
データベース資源ごとの異常監視状態の表示 | ○ | ○ | |
DBミラーリングサービス停止時のコネクション強制切断 | -(注) | ○ | |
Linkexpress Replication optionとの連携 | -(注) | ○ | |
ポート番号の指定範囲の変更 | -(注) | ○ |
○:提供あり
-:提供なし
注) Symfoware Serverのデータベース二重化機能に標準で提供
参照
データベース二重化機能、およびMirroring Controllerを利用したデータベース二重化機能の詳細は、“解説書”および“データベース二重化導入運用ガイド”を参照してください。