RLPの動作環境ファイルの変更によるデータベース二重化処理のチューニングなど、正系ノードでの利用者業務を継続したままで、副系ノードで保守作業を行う場合の流れを以下に示します。
操作の手順
データベースサーバ2の操作
副系ノードでの利用者業務を停止します。
dxsvstopコマンドのmオプションを実行して、副系ノードのDBミラーリングサービスを保守停止します。
$ dxsvstop -m
データベースサーバを停止します。
dxstopコマンドを実行して、モニタデーモンを停止します。
$ dxstop
保守作業を行います。
dxstartコマンドを実行して、モニタデーモンを起動します。
$ dxstart
データベースサーバを起動します。
監視プロセスを起動します。
BC管理DBをメモリ常駐します。
dxsvstartコマンドのrオプションを実行して、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
$ dxsvstart -r
副系ノードでの利用者業務を再開します。
注意
副系ノードで保守作業を行っている間、その時間内に正系ノードでの利用者業務の実行により発生したデータベース二重化処理のためのRERUNログを副系ノードのデータベースに反映することができません。そのため、保守作業時間を考慮したRERUNログを蓄積可能なRLCの容量を設計する必要があります。
参照
データベースサーバの起動については“8.1.2 データベースサーバの起動”を参照してください。
監視プロセスの起動については“8.1.3 監視プロセスの起動”を参照してください。
BC管理DBのメモリ常駐については“8.1.4 BC管理DBのメモリ常駐”を参照してください。
データベースサーバの停止については“8.2.4 データベースサーバの停止”を参照してください。
DBミラーリングサービスの開始については“8.1.5 DBミラーリングサービスの開始”を参照してください。
DBミラーリングサービスの保守停止については“8.2.2.2 DBミラーリングサービスの保守停止”を参照してください。