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Symfoware Server V10.1.0 データベース二重化導入運用ガイド

4.2.6 アプリケーションサーバの設計

アプリケーションサーバの設計について説明します。

4.2.6.1 Connection Managerの設計

利用者業務は、データベースサーバにアクセスする場合、Connection Managerを利用して接続します。
DBミラーリングシステムでは、データベースサーバをフェイルオーバ運用(1:1運用待機型の構成)として構築しています。そのため、Connection Managerのシステム構成は、フェイルオーバ運用の構成にしてください。
このようにすることで、アプリケーションは正系ノードのデータベースに自動的に接続されます。

本項では設計に関する注意事項を説明します。

参照

Connection Managerの詳細については、“Connection Manager ユーザーズガイド”を参照してください。

4.2.6.2 GCMの決定(Mirroring Controller使用時)

Mirroring Controllerを使用して、ノード間の通信異常時、または正系ノードのノードダウンおよびスローダウン時の自動ノード切替えを行う場合に必要となるConnection Manager(GCM:Grand Connection Manager)を決定します。
GCMに関する定義は、DBミラーリング動作環境ファイルのGCM_FAILOVERパラメタおよびGCM_ADDRESSパラメタに指定します。
GCMとするConnection Managerが動作していない場合、正系ノードがノードダウンしても、自動ノード切替えを行いません。このため、可用性の高いアプリケーションサーバ上のConnection ManagerをGCMとするようにしてください。

注意

GCMとするConnection Managerは、クラスタ運用ができません。

ポイント

アプリケーションサーバを設置しない構成の場合、データベースサーバとは別に監査サーバを設置し、そのサーバにGCMをセットアップしてください。

参照

DBミラーリング動作環境ファイルについては、“D.1 DBミラーリング動作環境ファイルの編集”を参照してください。

4.2.6.3 アプリケーション作成時の注意事項

アプリケーション作成時の注意事項は、“Connection Manager ユーザーズガイド”を参照してください。