稼働確認テンプレートで提供する自動運用プロセスの以下の項目について説明します。
処理概要
自動運用プロセスに設定されている入力値の変更
確認画面での表示情報
稼働確認テンプレートでは、管理対象サーバの正常稼働確認のために、以下の順番で処理します。
朝の確認時刻の到来まで待機します。
管理対象サーバの電源状態を確認します。
管理対象サーバの稼働状態を確認します。
正常イベントの有無を確認します。
管理対象サーバが正常稼働でない場合、エラー通知をメール送信します。
昼の確認時刻の到来まで待機します。
管理対象サーバの電源状態を確認します。
管理対象サーバの稼働状態を確認します。
管理対象サーバが正常稼働でない場合、エラー通知をメール送信します。
夜の確認時刻の到来まで待機します。
管理対象サーバの電源状態を確認します。
管理対象サーバの稼働状態を確認します。
管理対象サーバが正常稼働でない場合、エラー通知をメール送信します。
稼働確認の完了を報告します。
自動運用プロセスは運用に応じて、変更を行ってください。
確認時刻の変更
サービスの起動確認などの確認項目の追加
自動運用プロセスには、以下に示す運用操作部品が配置されています。
名前 | 使用する運用操作部品名 | 使用目的 |
---|---|---|
現在日時を取得 | 現在の日時を取得する | イベント確認で使用するため、自動運用プロセスが起動された日時を取得します。 |
電源状態を取得 | サーバの電源状態を取得する | 稼働確認対象サーバの電源状態を確認します。 |
稼働状態を確認 | ノードの稼働状態を確認する | 稼働確認対象サーバの稼働状態を確認します。 |
イベントの発生を確認 | イベント発生を確認する | 稼働確認対象サーバの正常イベントを確認します。 |
エラーメール送信 | メールを送信する | 稼働確認対象サーバが正常稼働でない場合、エラーメールを送信します。 |
自動運用プロセスの以下の設定が必要です。
ユーザ定義属性
運用操作部品の入力情報
Delayノードのタイマー値
ユーザ定義属性
自動運用プロセスのユーザ定義属性に値の設定が必要です。以下に従い値を入力してください。
ユーザ定義属性名 | 入力値 | 用途 |
---|---|---|
smtp_server | 送信メール(SMTP)サーバのホスト名またはIPアドレス | エラーメールを送信する運用操作部品のhostnameパラメーターの値として使用 |
from_address | エラーメールの送信元アドレス | エラーメールを送信する運用操作部品のfromaddressパラメーターの値として使用 |
to_address | エラーメールの送信先アドレス | エラーメールを送信する運用操作部品のtoaddressパラメーターの値として使用 |
hostname | 稼働確認対象のサーバのホスト名またはIPアドレス | 電源状態を確認する運用操作部品、および稼働状態を確認する運用操作部品のhostnameパラメーターの値として使用 |
event_manager | 運用管理サーバのホスト名またはIPアドレス | イベントの発生を確認する運用操作部品のhostnameパラメーターの値として使用 |
event_message | システムが正常に稼働していることを確認するためのイベントのメッセージ文字列 | イベントの発生を確認する運用操作部品のeventmessageパラメーターの値として使用 |
manager_server | 送信するメール本文内に記述するWebコンソールのURLのホスト名 | エラーメールを送信する運用操作部品のtextパラメーターの値において、WebコンソールのURLの記述に使用 |
運用操作部品の入力情報
以下の運用操作部品の入力情報に対して、必要に応じてパラメーターに値を設定してください。
エラーメール送信
以下に従い、パラメーターの値を入力してください。
運用操作部品名 | パラメーター名 | 入力値 |
---|---|---|
エラーメールを送信 | smtpusername (注) | 送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザー名 |
smtppassword (注) | 送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザーのパスワード |
注)
メール送信時にSMTPサーバへの認証が必要な環境の場合に、設定してください。
Delayノードのタイマー値
Delayノードのタイマーに対して、必要に応じて時刻の設定をしてください。設定内容を以下に示します。
名前 | タイマー名 | 設定値 |
---|---|---|
Delay_morning | morningtimer | 稼働確認を行う時刻。 |
Delay_afternoon | afternoontimer | 稼働確認を行う時刻。 |
Delay_evning | eveningtimer | 稼働確認を行う時刻。 |
参照
自動運用プロセスの変更方法については、“Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド”を参照してください。
自動運用プロセスでの操作時、以下の画面にて情報の表示を行います。
稼働確認結果画面
自動運用プロセスの終了時に確認結果を表示します。
稼働確認結果画面での表示情報
稼働確認結果画面では以下に示すユーザ定義属性を表示します。
表示項目 | 表示内容 | 表示に使用する自動運用 | |
---|---|---|---|
ホスト名 | 稼働確認対象サーバのホスト名、またはIPアドレスを出力します。 | hostname | |
朝 | 電源状態 | サーバの電源状態を出力します。 電源状態の確認に失敗した場合は、[電源確認エラーメッセージ]にエラー内容を出力します。 | power_state_morning |
電源確認エラーメッセージ | サーバの電源状態の確認が失敗した場合に、エラー内容を出力します。 | powercheck_err_morning | |
稼働状態確認メッセージ | サーバの稼働状態を出力します。 | confirmcheck_err_morning | |
イベント確認結果 | イベント発生を確認した結果、イベントが発生していた場合に、イベントメッセージを出力します。 | eventcheck_msg_morning | |
イベント確認エラーメッセージ | イベント発生の確認が失敗した場合に、エラー内容を出力します。 | eventcheck_err_morning | |
昼 | 電源状態 | サーバの電源状態を出力します。 電源状態の確認に失敗した場合は、[電源確認エラーメッセージ]にエラー内容を出力します。 | power_state_afternoon |
電源確認エラーメッセージ | サーバの電源状態の確認が失敗した場合に、エラー内容を出力します。 | powercheck_err_afternoon | |
稼働状態確認メッセージ | サーバの稼働状態を出力します。 | confirmcheck_err_afternoon | |
夕 | 電源状態 | サーバの電源状態を出力します。 電源状態の確認に失敗した場合は、[電源確認エラーメッセージ]にエラー内容を出力します。 | power_state_evening |
電源確認エラーメッセージ | サーバの電源状態の確認が失敗した場合に、エラー内容を出力します。 | powercheck_err_evening | |
稼働状態確認メッセージ | サーバの稼働状態を出力します。 | confirmcheck_err_evening |