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Interstage Information IntegratorV10.1.0 システム設計ガイド

G.1 処理プラグイン機能で組み込み可能なアプリケーション

入出力パラメタ

入出力パラメタは、以下のいずれかの方法で指定します。

環境変数

以下の環境変数を設定できます。

EXE形式のプラグインで利用できるInformation Integratorの環境変数は、以下のとおりです。

項番

環境変数名

設定値

利用例

1

IFI_FunctionID

実行中のファンクションID(プラグインID)が設定されます。

設定された値を元に、定義IDごとに処理を振り分けられるアプリケーションの作成

2

IFI_FuncsvcID

実行中のファンクションの処理番号(1~999999999)が通知されます。

なお、通知される処理番号は、システムで一意です。同じファンクションが同時に実行されても、必ず異なる番号が通知されます。

通知された値をファイル名に埋め込むことで、プラグインで出力するファイル名を一意にする

3

IFI_ProcID

プラグインが実行されたプロセスの定義IDが設定されます。

設定された値を元に、定義IDごとに処理を振り分けられるアプリケーションの作成

4

IFI_SvcID

実行中のプロセスのサービス番号が通知されます。

なお、通知されるサービス番号は、プロセスごとに異なります。同じプロセスが同時に実行されても、必ず異なる番号が通知されます。ただし、同じプロセス内で定義されたファンクションに対しては、同じサービス番号が通知されます。

本環境変数により通知された値や、「IFI_ProcID」などで設定された値などを元に、Information Integratorの状態表示コマンド(ifidisp)を実行。

これにより、他のファンクションの情報や、プラグイン自身の通知されていない情報の取得を実施。

状態表示コマンドについての詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。

注意

利用者独自の環境変数を利用する場合

[IFI_」から始まる環境変数名を指定することはできません。

処理完了の待ち合わせについて

Information Integratorサーバでは、以下のいずれかの処理形態をとります。

アプリケーションの処理完了を待ち合わせてから、以降の処理を行う形態の場合、アプリケーション内に、以下の指定方法で復帰値を返却します。

なお、判定の基準となる「終了コード」は、デザインシートのプラグインシートに設定します。

指定可能な復帰値

指定方法

説明

すべて

常に正常と判断します。

= 終了コード

指定された終了コードの場合に、正常終了したとみなします。

> 終了コード

指定された終了コードより大きい場合に正常終了とみなします。

< 終了コード

指定された終了コードより小さい場合に正常終了とみなします。

アプリケーションの利用権限について

アプリケーションを格納するディレクトリおよびアプリケーションは、Information Integrator特権ユーザーがアクセス可能な状態にしてください。