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Interstage Information IntegratorV10.1.0 システム設計ガイド

3.1 ユーザーの種類

Information Integratorで管理するリソース(定義、データ)に対しては、Information Integrator内で利用者権限を設定し、リソース操作ごとに認証することで、リソースの保護を行います。

Information Integratorを利用するためのユーザーの種類には、以下があります。

各ユーザーについて、説明します。

Information Integrator特権ユーザー

Information Integratorのすべてのリソース操作が可能な唯一のユーザーです。以降、特権ユーザーと呼びます。特権ユーザーは、以下の条件を満たしている必要があります。

注意

ユーザーIDに以下の文字は利用できません。

半角空白、!、$、%、&、’、(、)、^、~、{、}、#

Windowsの場合
UNIXの場合

rootユーザーを指定してください。

Information Integrator運用ユーザー

Information Integratorで提供するコマンドや運用管理クライアント、デザインシートの登録などを操作して運用する、サーバOSにログイン可能な一般ユーザーです。

運用ユーザーに付与される権限(どのリソースに対して、どのような操作が可能か)は、あらかじめ特権ユーザーが定めた設定に従います。

注意

ユーザーIDに以下の文字は利用できません。

半角空白、!、$、%、&、’、(、)、^、~、{、}、#

UNIXの場合

インストール時に指定したグループに属しているユーザーである必要があります。

クラスタ運用時は、必ず運用側、待機側システムともに同じグループを指定してインストールしてください。グループ名(例えば「sys」や「iii」など)ではなく、グループID(数値)を同一にしてください。

インストール時に指定したグループが「iii」(gid=7002)の場合

Information Integrator運用ユーザーとしてのユーザーの利用可否について、「/usr/bin/id -a」の出力結果別に説明します。

なお、以下の出力例は、実際の出力例とは一部異なります。上記の説明に必要な内容のみ抜粋して説明しています。

  • 利用可能

    「gid」が同一のため、利用可能です。

    uid=6001(iiiuser) gid=7002(iii) groups=7002(iii),7003(apgrp)

  • 利用不可

    「gid」が異なるため、利用できません。

    uid=6002(iiiuser2) gid=7003(apgrp) groups=7002(iii),7003(apgrp)