PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.2 - Oracle Solaris 版 - |
目次
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第2章 環境設定 | > 2.2 スタンバイ運用、Oracle9i RAC スケーラブル運用の場合 |
項目 |
場所 |
備考 |
|
初期化パラメータ・ファイル(PFILE) |
任意 |
各ノードのローカルディスクに配置することを推奨します。 |
|
サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE) |
共有 |
下記「●パラメータ・ファイル」項を参照してください。 |
|
パスワード・ファイル |
共用 |
|
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制御ファイル |
共有 |
|
|
データファイル |
共有 |
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REDO ログファイル |
共有 |
|
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アーカイブ REDO ログ |
任意 |
共用ディスクとローカルディスクとで多重化しておくことを推奨します。 |
|
フラッシュ・リカバリ領域 |
共用 |
|
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ログファイル |
audit_file_dest |
ローカル |
トラブル調査時に確実に採取できるよう、各ノードのローカルディスクに配置してください。 |
background_dump_dest |
ローカル |
||
core_dump_dest |
ローカル |
||
user_dump_dest |
ローカル |
||
diagnostic_dest |
ローカル |
アーカイブ REDO ログを共用ディスクに配置する場合、ディスクの容量の枯渇に注意してください。アーカイブログ領域不足に陥ると、監視用 SQL によるデータ更新処理がハングアップし、リソース異常となる場合があります。また、userApplication のフェイルオーバにも失敗し、業務が停止する場合があります。
データベースの作成は、RACのマニュアルを参照してください。
Oracle のサーバー・パラメータ・ファイル (永続初期化パラメータ・ファイル) を使用する場合、サーバー・パラメータ・ファイルは共用ディスク上に配置してください。共用ディスク上に配置しない場合、運用、待機ノードで同一の設定で動作できなくなります。
サーバー・パラメータ・ファイルを共用ディスクに置いた後、共用ディスク上のファイルを参照するための設定を運用・待機両ノードにて実施してください。以下のいずれかの方法で設定してください。
$ ln -s <共用ディスク上の格納先>/spfile<$ORACLE_SID>.ora <$ORACLE_HOME>/dbs/spfile<$ORACLE_SID>.ora |
(<初期化パラメータ・ファイル: $ORACLE_HOME>/dbs/init<$ORACLE_SID>.ora)
spfile = <共用ディスク上の格納先>/spfile<$ORACLE_SID>.ora |
Oracle 10g以降の環境で DBCA (Database Configuration Assistant) を使用してデータベースを作成する場合、サーバー・パラメータ・ファイルの格納先を指定できない場合があります。(例:データベース作成先がファイルシステムの場合など)
このような場合、以下の例を参考にして、データベース作成後にサーバー・パラメータ・ファイルを共用ディスク上に移動してください。
# mv <$ORACLE_HOME>/dbs/spfile<$ORACLE_SID>.ora <共用ディスク上の格納先>/spfile<$ORACLE_SID>.ora |
手順3) は、運用・待機両ノードにて実施してください。
運用ノードで実施後、cloracpy コマンドを使用することもできます。
項目 |
場所 |
備考 |
listener.ora |
任意 |
配置先については、参考を参照してください。 |
tnsnames.ora |
任意 |
同上 |
<LISTENER>.log |
ローカル |
|
listener.ora/tnsnames.ora ファイルは、ローカルディスク、共用ディスクのいずれかに配置してください。どちらに配置するかは、以下の点を参考にしてください。
― listener.ora の場合
$ ln -s <共用ディスク上の格納先>/listener.ora <$ORACLE_HOME>/network/admin/listener.ora |
― tnsnames.ora の場合
$ ln -s <共用ディスク上の格納先>/tnsnames.ora <$ORACLE_HOME>/network/admin/tnsnames.ora |
LISTENER = |
Oracle 10g 以降では、リスナーのオペレーティング・システム認証 (OS認証) を有効にしてください。
デフォルトでは OS 認証が有効になっています。listener.ora ファイルに以下を定義するか、もしくは定義自体を行わない場合に OS 認証が有効になります。
LOCAL_OS_AUTHENTICATION_<LISTENER_NAME> = ON |
ネット・サービス名 = |
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