近年、多くの企業のITシステムは、サーバの統合、センタの集約を進める傾向にあり、それに伴い、ITシステムの大規模化、複雑化が進んでいます。その結果、IT運用管理もより難しくなり、IT運用のコストも増大する傾向にあります。
しかし、多くの企業ではIT運用管理に費やすコストは抑制したいと考えており、IT運用の最適化およびコスト削減が急務となっています。さらに、内部統制強化に向けて日本版SOX法対応やITガバナンスへの取り組みも大きな課題となっています。
その中で、ITサービス運用・管理の最適化を実現するための標準的な枠組み「ITIL(R)」の導入・実践がさらに重要性を増してきています。
ITIL(R)の実装には、ITIL(R)に関する高度な知識や各種機能の詳細な設定が必要であり、容易ではありません。
ITSMが提供するITIL(R)プロセス
ITSMでは、ITIL(IT Infrastructure Library)* v3ベースの「サービスオペレーション」ライフサイクルのベストプラクティス(模範事例)を搭載した機能を提供します。これによりITIL v3の「サービスオペレーション」ライフサイクルの導入負荷を軽減し、ITIL v3の実装をより迅速に行うことが可能になります。
Systemwalker IT Service Managementは日常的に行われているサービスサポート業務の運用、管理機能を提供します。
*運用管理のノウハウが凝縮された包括的なガイドライン。1980年代後半に英国政府機関が作成・文章化、現在ではIT運用管理の標準手法として世界的に支持を得ています。