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SystemwalkerIT Service Management Service Desk V13.4 管理者ガイド

5.2.5 項目の追加または修正

フォーム上にテキスト入力項目を追加するなど、項目を新規作成する方法と、既存の項目を修正する方法について説明します。本書では、Character、Integer、Date/Time、Textの4つの項目作成方法ついて扱います。


追加方法

新規項目の追加方法について説明します。

ここではインシデント管理画面にCharacter項目を追加する場合を例にとって説明します。

  1. 項目アイコンの選択

    開発クライアントにて左側のパレットメニューから、追加したい項目のメニューをクリックします。マウスカーソルのデザインに「+」マークが付きますので、そのままフォーム上で項目を配置したい場所へカーソルを移動し、マウスを左クリックし貼り付けます。



  2. 項目詳細の設定

    項目が画面上に配置され、自動的に右側のProperties画面に張り付けた項目のプロパティが表示されます。表示されない場合は追加した項目にマウスを当てダブルクリックをすればProperties画面が表示されます。設定項目や入力内容は項目の種類により異なります。


    • Character項目のプロパティ設定

      Character項目は文字列の入力や表示のための項目です。Character項目作成時に最低限必要な入力項目を説明します。

      *必要に応じてPermissionsも設定して下さい。


      「Displayタブ」


      入力項目

      説明

      Label

      運用クライアント上で表示される項目名称

      Rows

      表示する行数を指定

      Expand Box

      文字列を別ウィンドウで開くボタンの表示・非表示を設定

      Data Length

      運用クライアント上で入力できる文字列長を指定

      Visible

      項目の表示(True:表示、False:非表示)

      Fields Access

      データの入力や読み取りの制御を行う

      (Read Only:読み取り専用、Read/Wright:読み書き可、Disable:利用不可)



      「Databaseタブ」


      入力項目

      説明

      Input Length

      データベースに保存可能な文字列長の設定

      Entry Mode

      必須入力項目とする場合は、「Required」に変更

      Name

      データベース内で使用する項目の名称


    • Integer項目のプロパティ設定

      Integer項目は整数の入力や表示のための項目です。Integer項目作成時に最低限必要な入力項目を説明します。

      *必要に応じてPermissionsも設定して下さい。


      「Displayタブ」


      入力項目

      説明

      Label

      運用クライアント上で表示される項目名称

      Rows

      表示する行数を指定

      Expand Box

      文字列を別ウィンドウで開くボタンの表示・非表示を設定

      Data Length

      運用クライアント上で入力できる文字列長を指定

      Visible

      項目の表示(True:表示、False:非表示)



      「Databaseタブ」


      入力項目

      説明

      Entry Mode

      必須入力項目とする場合は、「Required」に変更

      Name

      データベース内で使用する項目の名称


    • Date/Time項目のプロパティ設定

      Date/Time項目は日付(YYYY/MM/DD)の入力や表示のための項目です。Date/Time項目作成時に最低限必要な入力項目を説明します。

      *必要に応じてPermissionsも設定して下さい。


      「Displayタブ」


      入力項目

      説明

      Label

      運用クライアント上で表示される項目名称

      Rows

      表示する行数を指定

      Expand Box

      文字列を別ウィンドウで開くボタンの表示・非表示を設定

      Data Length

      運用クライアント上で入力できる文字列長を指定

      Visible

      項目の表示(True:表示、False:非表示)



      「Databaseタブ」


      入力項目

      説明

      Entry Mode

      必須入力項目とする場合は、「Required」に変更

      Name

      データベース内で使用する項目の名称


    • Text項目のプロパティ設定

      Text項目は画面タイトルなど文字列を表示するための項目です。Text項目作成時に最低限必要な入力項目を説明します。

      *必要に応じてPermissionsも設定して下さい。


      「Displayタブ」


      入力項目

      説明

      Text

      画面表示させる文字列を入力

      Visible

      項目の表示(True:表示、False:非表示)



      「Databaseタブ」


      入力項目

      説明

      Name

      データベース内で使用する項目の名称



      「Permissionsタブ」

    • 複数のビューを意識した配置

      通常、項目は現在表示されているビューだけではなく、他のビューでも同じ場所に追加されます。そのため、配置する場所によっては、異なるビューで表示した場合に項目が重なってしまう可能性があります。項目追加時は、他のビューへの影響も考慮して配置を行う必要があります。


      項目作成前に、ビューごとの項目デザインを確認しておく、他のビューでは必要のない項目であれば非表示に設定するなどを検討します。


    • 項目へのアクセス権

      利用者(ログインユーザ)によって項目への文字列入力を制限する、項目を表示させない、などの制御を行う際には、各項目の[Properties]にある[Permissions]にてアクセス権を設定します。また、アクセス権を全く設定しなかった場合にはどのユーザからも画面表示されない場合もありますので、注意して下さい。

      本システムでは、以下のデフォルト権限が用意されています。

      権限名

      説明

      INCMAN

      インシデント管理マネージャ

      INCSUB

      インシデント管理サブマネージャ

      INCSTF

      インシデント管理スタッフ

      PRBMAN

      問題管理マネージャ

      PRBSUB

      問題管理サブマネージャ

      PRBSTF

      問題管理スタッフ

      CHGMAN

      変更管理マネージャ

      CHGSUB

      変更管理サブマネージャ

      CHGSTF

      変更管理スタッフ



変更方法

フォーム上に既に存在する項目のラベル名の変更方法について説明します。

ここでは、フォームにある「概要」というCharacter項目のラベル名を「要旨」に変更します。


  1. 変更する項目の選択

    開発クライアントにて変更を行う項目をマウスで選択します。選択後ダブルクリックをすることでProperties画面が表示されます。


  2. ラベルの修正

    Label内の文字を入力しなおします。入力後は、画面右上の×ボタンをクリックしてProperties画面を閉じます。