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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)

9.6 バインディング名、URL、IOR間の変換

  NamingContextインタフェースを引き継いだNamingContextExtインタフェースは、URLと文字列表記のバインディング名を使用するためのオペレーションを提供します。

to_string

  構造体型のバインディング名を文字列表記のバインディング名に変換します。
  指定された構造体型のバインディング名が不当である場合は、InvalidName例外が発生します。

to_name

  文字列表記のバインディング名から構造体型のバインディング名に変換します。
  指定された文字列表記のバインディング名が不当である場合は、InvalidName例外が発生します。

resolve_str

  指定された文字列表記のバインディング名に関係付けられたオブジェクトリファレンスを獲得します。

to_url

  与えられたアドレスと、文字列表記のバインディング名からURLスキーマを作成します。
  このオペレーションは、“13.4 corbaloc URLスキーマ”で定義されるcorbalocアドレスとキーパラメタ、文字列表記のバインディング名から、パラメタに必要なすべてのエスケープを処理し、完全な形式のURL文字列を返します。corbalocアドレス、キーパラメタまたは文字列表記のバインディング名が異常である場合、例外が発生します。
  空の文字列表記のバインディング名""は有効ですが、空のアドレスは異常となります。空のアドレスが指定された場合、InvalidAddress例外が発生します。

CORBA::ORB::string_to_object

  このオペレーションは“9.5 URLスキーマ”で述べたURLを、オブジェクトリファレンスに変換します。URLスキーマのシンタックスが不当である場合、BAD_PARAMシステム例外が発生します。