CORBAアプリケーションをワークユニットで運用させる場合は“7.2 CORBAワークユニット”を参照してください。ワークユニットでないCORBAアプリケーションを運用させる場合の運用手順を以下に示します。
(1)CORBAアプリケーションの作成
CORBAアプリケーションの作成については“1.4 CORBAアプリケーションの開発手順”を参照してください。
(2)サーバアプリケーション情報のインプリメンテーションリポジトリへの登録
OD_impl_instコマンドを使用してインプリメンテーションリポジトリにサーバアプリケーション情報を登録します。OD_impl_instコマンドの詳細については“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
(3)CORBAアプリケーションの起動
業務運用を開始させるため、CORBAアプリケーションを起動します。
インプリメンテーションリポジトリに登録されているサーバアプリケーションの起動タイプが「persistent」の場合は、作成したアプリケーションをコマンドラインやスクリプト/バッチ等により起動してください。「persistent」以外の場合はクライアントから要求があった時点で自動的に起動するためユーザのオペレーションは不要です。
作成したアプリケーションをコマンドラインやスクリプト/バッチ等により起動してください。
(4)CORBAアプリケーションの停止
業務運用を終了させるため、起動中のCORBAアプリケーションを停止します。
サーバアプリケーションを停止する場合は、以下の手順で停止してください。odcntlqueコマンドの詳細については“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
odcntlque -d -que Impl-ID (サーバアプリケーションのインプリメンテーションリポジトリID) |
上記を実行することで、サーバアプリケーション活性化時の動作モード(OD_impl_instコマンドの“mode”(定義ファイル)の指定)により、アプリケーションの状態は以下のように遷移します。
サーバアプリケーション活性化メソッド(CORBA_BOA_impl_is_ready()など)が復帰し、任意の終了処理が実行可能です。プロセスを終了する場合はexit関数を発行してください。
サーバアプリケーションは終了します。
クライアントアプリケーションの停止処理を行う場合はexit関数を発行してください。