入出力パラメタ
入出力パラメタは、以下のいずれかの方法で指定します。
「-t」、「-bs」などの固定のパラメタ値
動的パラメタ値を指定
利用可能な動的パラメタは、以下のとおりです。
動的パラメタ | 名称 | 説明 |
---|---|---|
$IFI_InputFile | 入力データファイル名 | 入力データとなるファイル名が通知されます。 |
$IFI_OutputFile | 出力データファイル名 | 処理データを出力するファイル名が通知されます。 |
注意
プラグイン定義シートに動的パラメタ(「$IFI_InputFile」および「$IFI_OutputFile」)を指定する場合は、1つのプラグイン定義内で、「$IFI_InputFile」および「$IFI_OutputFile」を両方指定する必要があります。
データ収集ファンクションの前に、プラグインのファンクションを指定する場合、およびデータ配付ファンクションの後に、プラグインのファンクションを指定する場合、「$IFI_InputFile」および「$IFI_OutputFile」は指定できません。
プラグイン定義シートに、動的パラメタ「$IFI_OutputFile」を指定する場合、利用者のプラグインで、「$IFI_OutputFile」で通知されたファイルを必ず作成してください。
環境変数
以下の環境変数を設定できます。
利用者独自の環境変数
Information Integratorの環境変数(EXE形式のプラグインのみ)
Information Integratorのさまざまな実行情報をアプリケーションに通知できます。
EXE形式のプラグインで利用できるInformation Integratorの環境変数は、以下のとおりです。
項番 | 環境変数名 | 設定値 | 利用例 |
---|---|---|---|
1 | IFI_FunctionID | 実行中のファンクションID(プラグインID)が設定されます。 | 設定された値を元に、定義IDごとに処理を振り分けられるアプリケーションの作成 |
2 | IFI_FuncsvcID | 実行中のファンクションの処理番号(1~999999999)が通知されます。 なお、通知される処理番号は、システムで一意です。同じファンクションが同時に実行されても、必ず異なる番号が通知されます。 | 通知された値をファイル名に埋め込むことで、プラグインで出力するファイル名を一意にする |
3 | IFI_ProcID | プラグインが実行されたプロセスの定義IDが設定されます。 | 設定された値を元に、定義IDごとに処理を振り分けられるアプリケーションの作成 |
4 | IFI_SvcID | 実行中のプロセスのサービス番号が通知されます。 なお、通知されるサービス番号は、プロセスごとに異なります。同じプロセスが同時に実行されても、必ず異なる番号が通知されます。ただし、同じプロセス内で定義されたファンクションに対しては、同じサービス番号が通知されます。 | 本環境変数により通知された値や、「IFI_ProcID」などで設定された値などを元に、Information Integratorの状態表示コマンド(ifidisp)を実行。 これにより、他のファンクションの情報や、プラグイン自身の通知されていない情報の取得を実施。 状態表示コマンドについての詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
注意
利用者独自の環境変数を利用する場合
[IFI_」から始まる環境変数名を指定することはできません。
処理完了の待ち合わせについて
Information Integratorサーバでは、以下のいずれかの処理形態をとります。
アプリケーションの処理完了を待ち合わせてから、以降の処理を行う
アプリケーションの処理結果も含めて管理することが可能です。
アプリケーションの処理完了を待ち合わせずに、以降の処理を行う
アプリケーションの処理を実行したかどうかのみ管理します。
アプリケーションの処理完了を待ち合わせてから、以降の処理を行う形態の場合、アプリケーション内に、以下の指定方法で復帰値を返却します。
なお、判定の基準となる「終了コード」は、デザインシートのプラグインシートに設定します。
指定可能な復帰値
指定方法 | 説明 |
---|---|
すべて | 常に正常と判断します。 |
= 終了コード | 指定された終了コードの場合に、正常終了したとみなします。 |
> 終了コード | 指定された終了コードより大きい場合に正常終了とみなします。 |
< 終了コード | 指定された終了コードより小さい場合に正常終了とみなします。 |
アプリケーションの利用権限について
アプリケーションを格納するディレクトリおよびアプリケーションは、Information Integrator特権ユーザーがアクセス可能な状態にしてください。