Systemwalker Desktop Patrolでは、Webブラウザを使用して管理を行います。IISを利用して管理するため、IISに以下の設定を行う必要があります。設定は「Systemwalker Desktop Patrol CS」で行います。
Windows® 2000の場合
Windows® 2000の場合、IISの設定は自動で行われますので、必要ありません。
Windows Server® 2003の場合
Windows Server® 2003の場合、IISの設定は以下のとおりです。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
[スタート]-[プログラム]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
→[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面が表示されます。
ツリービューで、[PC名]-[Webサービス拡張]を選択します。
→[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面内に、[Webサービス拡張]が表示されます。
以下の情報を設定します。
[すべての不明なISAPI拡張]を選択し、[許可]ボタンをクリックします。
[すべての不明なCGI拡張]を選択し、[許可]ボタンをクリックします。
[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面を閉じます。
さらに、以下の設定を行ってください。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[名前]に“cmd”を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→コマンドライン画面が表示されます。
コマンドライン画面から、以下のコマンドを実行します。
cscript %SYSTEMDRIVE%\Inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs set w3svc/MinFileBytesPerSec 0 %SYSTEMDRIVE%:OSをインストールしているドライブ(例:C:)
※ 初めて実行する場合には警告ダイアログが出力される場合がありますが、OKを選択してください。
World Wide Web Publishing Service サービスを再起動します。
Windows Server® 2003 x64 Edition(IIS 6.0)の場合
Windows Server® 2003の手順に加えて以下の作業が必要となります。
Systemwalker Desktop Patrol のWeb機能は32ビットのアプリケーションとして提供されています。このため、32ビットのワーカープロセスを作成するようにIISを構成する必要があります。
以下の手順を実施してください。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[名前]に“cmd”を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→コマンドライン画面が表示されます。
コマンドライン画面から、以下のコマンドを実行します。
cscript %SYSTEMDRIVE%\Inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs SET W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 1
%SYSTEMDRIVE%:OSをインストールしているドライブ(例:C:)
※ 初めて実行する場合には警告ダイアログが出力される場合がありますが、OKを選択してください。
注意
設定するとIISで64ビットのアプリケーションを利用できなくなります
本設定を行った場合、IISで64ビットのアプリケーションを利用できなくなります。事前に、他の製品に影響がないことを確認してから設定してください。
64ビットモードに戻す場合は、設定手順と同様の手順を実施し、“手順4”で以下のコマンドを実行してください。
cscript %SYSTEMDRIVE%\Inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs SET W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 0
Windows Server® 2008(IIS 7.0)の場合
Windows Server® 2008の場合は、Systemwalker Desktop Patrol CSのインストール後に、IISに以下の設定が必要です。
IIS 7.0の設定
アクセス権限の変更
configファイルの編集
IIS 7.0の設定方法を以下に示します。
なお、Systemwalker Desktop Patrol CSのインストール前に、“2.2.1 IISのインストールと設定”で説明されている設定を行った場合は、以下の“手順1.”~“手順3.”の手順は不要です。
[スタート]-[管理ツール]-[インターネット インフォーメーション サービス(IIS) マネージャ]を選択します。
→[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面が表示されます。
ツリービューで、[PC名]-[サイト]-[Default Web Site]を右クリックし、[アプリケーションの追加...]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
以下の値を入力し、[OK]をクリックします。
[エイリアス]:“Scripts”
[物理パス]:“[IISホームディレクトリ]\Scripts”
ツリービューで[PC名]を選択し、機能ビューから[ISAPIおよびCGIの制限]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
[機能設定の編集...]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
以下の項目にチェックし、[OK]をクリックします。
[特定できないCGIモジュールを許可する]
[特定できないISAPIモジュールを許可する]
ツリービューで、[PC名]を選択し、機能ビューから[ハンドラ マッピング]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
[ISAPI-dll]を選択し、[機能のアクセス許可の編集...]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[実行]をチェックし、[OK]をクリックします。
以下のフォルダおよびファイルに対して、アクセス権限を変更します。
[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\Log
[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\TMP
[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\dtp.ini
[IISホームディレクトリ]¥Scripts¥DTP¥dtpa.ini
例:C:\inetpub\Scripts\DTP\Log
例:C:\inetpub\Scripts\DTP\TMP
例:C:\inetpub\Scripts\DTP\dtp.ini
例:C:¥inetpub¥Scripts¥DTP¥dtpa.ini
手順を以下に示します。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
エクスプローラで“[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\Log”フォルダのプロパティを開きます。
→以下の画面が表示されます。
[セキュリティ]タブを選択し、[編集]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[場所]にはローカルコンピュータ名を指定してください。ドメイン名は指定しないでください。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[今すぐ検索]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
検索結果から「IUSR」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
「IUSR」を選択し、[アクセス許可]で以下のチェックボックスにチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
フルコントロール:許可
上記“1.”~“8”の手順を、“[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\TMP”フォルダ、“[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\dtp.ini”ファイル、および“[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\dtpa.ini”ファイルに対しても行います。
configファイルの編集
configファイルの編集方法を以下に示します。
以下のファイルの内容を編集してください。
ファイル名:%windir%\System32\inetsrv\config\applicationHost.config
内容 :「Deny」の場合は「Allow」に変更してください。
<configuration> <configSections> <sectionGroup name="system.webServer"> <sectionGroup name="security"> <section name="requestFiltering" overrideModeDefault="Deny" /> ↓以下に変更 <section name="requestFiltering" overrideModeDefault="Allow" />
World Wide Web Publishing Service サービスを再起動します。
Windows Server® 2008 64ビット版(IIS 7.0)およびWindows Server® 2008 R2(IIS 7.0)の場合
Windows Server® 2008の手順に加えて以下の作業が必要となります。
Systemwalker Desktop Patrol のWeb機能は32ビットのアプリケーションとして提供されています。このため、32ビットのワーカープロセスを作成するようにIISを構成する必要があります。
以下の手順を実施してください。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[名前]に“cmd”を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→コマンドライン画面が表示されます。
コマンドライン画面から、以下のコマンドを実行します。
cscript %SYSTEMDRIVE%\Inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs SET W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 1
%SYSTEMDRIVE%:OSをインストールしているドライブ(例:C:)
※ 初めて実行する場合には警告ダイアログが出力される場合がありますが、OKを選択してください。
注意
設定するとIISで64ビットのアプリケーションを利用できなくなります
本設定を行った場合、IISで64ビットのアプリケーションを利用できなくなります。事前に、他の製品に影響がないことを確認してから設定してください。
64ビットモードに戻す場合は、設定手順と同様の手順を実施し、“手順4”で以下のコマンドを実行してください。
cscript %SYSTEMDRIVE%\Inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs SET W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 0