ここでは、HBA address rename設定時に、WWNを割り当てる順序について説明します。
HBA address renameでは、HBAのアダプタのI/Oアドレスの降順にWWNを割り当てるため、HBAに記載されているポート番号順と一致しない場合があります。
WWNが割り当てられる場所を特定する場合は、HBAアダプタのI/Oアドレスを確認してください。
HBAアダプタのI/Oアドレスは、HBAベンダが提供しているツールやFC-HBA BIOSで確認してください。
ブレードサーバの場合
例
ブレードサーバで2ポートのHBAアダプタの場合、以下のように割り当てられます。
"I/O仮想化オプション"で提供されたWWN値 -> 20:00:00:17:42:51:00:00 HBA port1とport2のWWNN値 -> 20:00:00:17:42:51:00:00 HBA port1のWWPN値 -> 21:00:00:17:42:51:00:00 HBA port2のWWPN値 -> 22:00:00:17:42:51:00:00
ラックマウント型、タワー型サーバの場合
ラックマウント型、タワー型サーバのPCIスロットには、以下の順番でWWNが割り振られます。
PRIMERGY RX200 S4 slot2 -> slot1 -> slot3 PRIMERGY RX200 S5 slot1 -> slot2 -> slot3 PRIMERGY RX300 S4 slot5 -> slot6 -> slot1 -> slot7 -> slot4 -> slot2 -> slot3 PRIMERGY RX300 S5 slot2 -> slot3 -> slot4 -> slot5 -> slot6 -> slot7 -> slot1 PRIMERGY RX600 S4 slot6 -> slot3 -> slot4 -> slot1 -> slot2 -> slot7 -> slot5 PRIMERGY TX300 S4 slot5 -> slot6 -> slot1 -> slot7 -> slot4 -> slot2 -> slot3
また、同一PCIスロット内では、以下の順番でWWNが割り振られます。
port2 -> port1
例
1ポートのHBAアダプタがRX600 S4のslot2, slot3に搭載されている場合、以下の順番でWWNが割り当てられます。
slot3 -> slot2
"I/O仮想化オプション"で提供されたWWN値 -> 20:00:00:17:42:51:00:00 slot2 HBAとslot3 HBAのWWNN値 -> 20:00:00:17:42:51:00:00 slot2 HBAのWWPN値 -> 22:00:00:17:42:51:00:00 slot3 HBAのWWPN値 -> 21:00:00:17:42:51:00:00
2ポートのHBAアダプタがRX600 S4のslot2に搭載されている場合、以下の順番でWWNが割り当てられます。
slot2(port2) -> slot2(port1)
"I/O仮想化オプション"で提供されたWWN値 -> 20:00:00:17:42:51:00:00 HBA port1とport2のWWNN値 -> 20:00:00:17:42:51:00:00 HBA port1のWWPN値 -> 22:00:00:17:42:51:00:00 HBA port2のWWPN値 -> 21:00:00:17:42:51:00:00