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ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド

9.4 自動リカバリの発生条件

サーバ切替えの設定で自動リカバリを有効にすると、サーバのハードウェア故障を検出し、かつ検出したサーバ上の物理OSまたはVMホストの停止を確認した場合に、自動的に予備サーバへの切替えが行われます。

注意

  • ラックマウント型サーバとタワー型サーバでは、SNMPトラップによるハードウェア故障情報の通知だけで検出できます。

  • サーバが保守モードに設定されている場合は、自動リカバリは発生しません。

  • サーバのハードウェア故障を検出した場合でも、サーバからの応答がある場合は、自動リカバリは発生しません。この状態からサーバを停止または再起動すると、一時的にOSの動作が停止するため、自動リカバリの条件が成立し切替えが発生します。切替えを行いたくない場合は、保守モードに設定してからサーバを停止・再起動してください。

  • PRIMERGYパーティションモデルの場合、以下の条件のときに自動リカバリは発生しません。

    • 運用サーバにReserved SBが設定されている場合

    • 運用サーバがハードウェア保守モードに設定されている場合

    また、ハードウェア保守モードに設定されている予備サーバはスキップされ、他の予備サーバへの切替えが発生します。