以下の手順で、エージェントをインストールします。
本ソフトウェアのインストール時間は約3分です。
インストールする前に、「2.2.1 事前準備」が行われているか確認してください。
Windowsに管理者権限でログオンします。
エージェントをインストールするシステムにログオンします。ローカルグループのAdministratorsグループに所属するユーザでログオンしてください。
本製品のCD-ROMをセットしたときに表示される以下の画面からインストーラを起動します。
画面に表示されている"エージェント インストール"をクリックしてください。
図2.2 選択画面
参考
上記の画面が起動しない場合は、CD-ROMドライブ配下にある"RcSetup.exe"を起動してください。
本製品のセットアップ画面が表示されます。
使用許諾契約など画面の内容を確認し、<はい(Y)>ボタンをクリックしてください。
[インストール先フォルダの選択]画面が表示されます。
表示されているフォルダから変更しない場合は、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。フォルダを変更する場合は<参照(R)>ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
注意
フォルダを変更する際、以下に注意してください。
システムのインストールフォルダ(C:\など)を指定しないでください。
100文字以内の文字列を入力します。全角文字や以下の記号を含むフォルダ名は指定しないでください。
"""、"|"、":"、"*"、"?"、"/"、"."、"<"、">"、","、"%"、"&"、"^"、"="、"!"、";"、"#"、"'"、"+"、"["、"]"、"{"、"}"
Windows 2003 x64 Edition、およびWindows 2008 x64 Editionの場合、インストールフォルダに"%SystemRoot%\System32\"と"Program Files"フォルダは指定できません。
[管理サーバ情報の登録]画面が表示されます。
管理サーバの管理LANのIPアドレス、および"setupcl.exe"と"sysprep.exe"モジュールが配置されているフォルダを指定し、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
管理サーバのIPアドレスを指定します。管理サーバが複数のIPアドレスを持つ場合、管理対象サーバと通信可能なIPアドレスを指定してください。
<参照(R)>ボタンをクリックし、「2.2.1.1 ソフトウェアの準備と確認」で事前に準備した"deploy.cab"、または"setupcl.exe"と"sysprep.exe"を指定してください。
参考
Windows Server 2008の場合は、OSにすでに設定済みの"setupcl.exe"と"sysprep.exe"が使用されるため、指定は必要ありません。(<参照(R)>ボタンは無効になります。)
[ライセンス認証情報の入力]画面が表示されます。
Windowsのボリュームライセンスのライセンス認証情報を入力します。
クローニング機能を利用しない場合はライセンス認証情報が不要なため、"クローニング機能を使用する"を選択せずに、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
クローニング機能を利用する場合は、利用するWindowsの種類に応じて、「2.2.1.2 必要な情報の収集と確認」の「Windowsのボリュームライセンスの情報【Windows】」で設計した以下の情報を指定し、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
Windows Server 2003の場合
エージェントをインストールするコンピュータのWindowsのプロダクトキーを入力します。
確認のため、Windowsのプロダクトキーを再入力します。
Windows Server 2008の場合
キーマネージメントサービス(KMS)とマルチプルアクティベーションキー(MAK)のどちらかのライセンス認証方式を選択します。
キーマネージメントサービス(KMS)を選択した場合
KMSホストのホスト名、コンピュータ名またはIPアドレスを入力します。
ドメインネームサービス(DNS)を使用してKMSホストを自動探索する場合は必要ありません。
マルチプルアクティベーションキー(MAK)を選択した場合
エージェントをインストールするコンピュータのMAKキーを入力します。
確認のため、MAKキーを再入力します。
プロキシサーバのホスト名またはIPアドレスを入力します。
また、プロキシサーバのポート番号がある場合は、ポート番号を入力します。
エージェントをインストールするコンピュータのAdministratorのパスワードを入力します。
注意
[ライセンス認証情報の入力]画面で、"プロダクトキー"、"KMSホスト"、"MAKキー"または"アクティベーション利用時のプロキシサーバ"に誤った値を入力した場合は、クローニングを利用できません。
正しい値を入力しているか確認してください。
[ファイル コピーの開始]画面が表示されます。
画面に表示されている内容に誤りがないことを確認し、<インストール (N)>>ボタンをクリックしてください。
ファイルのコピー処理が開始されます。
内容を変更する場合は、<<戻る(B)>ボタンをクリックしてください。
本製品のセットアップ完了画面が表示されます。
セットアップが完了した場合は、セットアップ完了画面が表示されます。
<完了>ボタンをクリックし、画面を閉じてください。
注意
インストール失敗時の対処
システム異常やシステムダウンなどの処理異常や実行条件の誤りによるエラー、およびユーザによる処理中断(キャンセル)が原因でインストール処理が中断された場合、原因を取り除いたあと、以下の対処を行ってください。
Windowsのコントロール パネルで"プログラムの追加と削除"を開き、"ServerView Resource Coordinator VE Agent"が表示されている場合は、アンインストールしたあとに、再インストールします。
アンインストールについては、「3.2 エージェントのアンインストール」を参照してください。
参考
Windows Server 2008の場合は、Windowsのコントロール パネルで"プログラムと機能"を開いてください。
"ServerView Resource Coordinator VE Agent"が表示されていない場合は、再インストールします。
本製品の使用ポートに対するファイアウォール設定の無効化
ファイアウォール設定が有効になっているシステムに本製品をインストールする場合、マネージャとエージェント間の通信が問題なく行われるように、使用するポート番号のファイアウォールを無効に設定してください。
本製品と必須ソフトウェアが使用するポート番号については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録C ポート一覧」を参照してください。
なお、本製品のインストール時に、servicesファイルを編集してポート番号の変更を行った場合は、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録C ポート一覧」に記載されている本製品のデフォルトのポート番号をインストールの際に変更したポート番号に読み替えてください。