検索条件式は、左辺と右辺を比較する場合に使用します。検索条件式には、以下があります。
キーワード検索
パス式、項目式、または属性式で指定した値と、キーワードを比較します。
キーワード検索には、右辺に指定できるキーワードごとに7つの種類があります。
パターン検索、文字列検索、数値検索、日付検索、時刻検索、日時検索
図A.12 キーワード検索(パターン検索)の定義例
項目間比較
項目の値同士を比較します。左辺と右辺は同じ書式です。
項目間比較には、型ごとに6つの種類があります。
文字列比較、数値比較、日付比較、時刻比較、日時比較
図A.13 項目間比較(文字列比較)の定義例
注意
検索条件式の左辺と右辺は、同じ型になるように指定してください。
参照
キーワード検索の定義や詳細については、以下を参照してください。
パターン検索の定義は、“A.2.2 パターン検索”
文字列検索の定義は、“A.2.3 文字列検索”
数値検索の定義は、“A.2.4 数値検索”
日付検索の定義は、“A.2.5 日付検索”
時刻検索の定義は、“A.2.6 時刻検索”
日時検索の定義は、“A.2.7 日時検索”
項目間比較の定義や詳細については、“A.2.8 項目間比較”を参照してください。
検索条件式の注意
キーワード検索時の注意キーワードにパターンを指定したときだけ、パス式の最後にパス演算子“//”を指定できます。パス式の最後にパス演算子“//”を指定すると、パス式の指す要素ノード配下のすべての要素ノードを意味します。
キーワードにパターンを指定したときだけ、パス式の最後にパス要素“*”を指定できます。
キーワードにパターンを指定したときだけ、項目式に“$_”を指定できます。
キーワードにパターンを指定したときだけ、属性式で指定する属性名に“*”を指定できます。
パターンおよび文字列に、以下に示す文字を指定する場合には、エスケープ文字を付加します。
エスケープ文字は“\”です。
例えば、“abc\\”が指定された場合、“abc\”が検索対象文字列となります。
“\”が必要となる文字を以下の表に示します。
文字 | 指定方法 | 文字 | 指定方法 | |
---|---|---|---|---|
" | \" | . | \. | |
$ | \$ | ? | \? | |
& | \& | [ | \[ | |
' | \' | \ | \\ | |
( | \( | ] | \] | |
) | \) | ^ | \^ | |
* | \* | { | \{ | |
+ | \+ | | | \| | |
, | \, | } | \} | |
- | \- | ~ | \~ |
XML文書中に記述された実体参照文字列を検索する場合は、その実体参照文字列を検索キーワードとして指定してください。
実体参照が表す記号を検索する場合は、記号を検索キーワードとして指定してください。
実体参照 | 表す記号 |
---|---|
< | < |
> | > |
& | & |
' | ' |
" | " |
注意
“実体参照”をキーワードに指定する場合は、“&”にエスケープ文字を付加する必要があります。
“表す記号”をキーワードに指定する場合は、“&”、“'”、“"”にエスケープ文字を付加する必要があります。
参照
詳細については、以下を参照してください。
項目参照については、“A.1.9 項目参照”
関数については、“付録B 関数の書式”