図B.8 SnapOPC+の流れ(通常)
図B.9 SnapOPC+の流れ(ダミー)
セション操作 | Expressで使用するコマンド |
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開始(通常) | acsnap start |
開始(ダミー) | acsnap start -estimate |
停止 | acsnap cancel |
開始
SnapOPC+のセションを開始します。SnapOPC+は、コピー・オン・ライト方式でコピーします。
サーバからWrite要求があった場合に、コピー元のデータが更新する前の状態のコピー元ボリュームを作成します。(これは、ETERNUS ディスクアレイの内部で実行されているプロセスです。サーバからは、見ることができません。)
SnapOPC+のセションを開始した後は、コピー先のデータにアクセスできます。
クローンコピー(EC、OPC、QuickOPC)とは異なり、物理コピーのコピー先のサイズがコピー元のサイズ(更新したデータのサイズを含む)より大きいときは、通常、コピー先に必要なサイズは小さくなります。
コピー元ボリュームのオリジナルデータからSnapOPC+の更新前データだけをコピーすることで、コピー負荷を軽減します。この負荷は、コピー元ボリュームの更新前データのサイズに依存します。
したがって、SnapOPC+は長期間バックアップ/リストアをしない運用には適していません。
1つのコピー元ボリュームにつき、SnapOPC+のセションを8つまで設定することができます。1つのコピー元で複数のSnapOPC+のセションを世代管理できるので、より少ないディスク容量で複数のコピーをすることができます。
停止
SnapOPC+のセションを停止します。
コピー・オン・ライトが終わるため、SDVに保存したすべてのデータが失われます。
停止するセションよりも古いSnapOPC+のセションが存在する場合は、セションを停止できません。
この場合は、-forceオプションを使用することで、SnapOPC+のセションを停止することができます。
ただし、-forceオプションを使用してSnapOPC+のセションを停止すると、実行中のすべてのSnapOPC+のセションが停止します。