コピー先ボリュームの作成
スナップショットコピーでコピー先ボリュームを作成する場合は、以下に注意してください。
コピー先ボリュームのタイプは、SDVにしてください。
スナップショットコピーでは、コピー先ボリュームのタイプにSDPVおよびOPENが利用できません。
コピー元ボリュームとコピー先ボリュームは、同じサイズにしてください。
SDVは、適切な容量で作成してください。
Snap Data Pool(SDP)の作成
Snap Data Pool(SDP)は、スナップショットコピー(SnapOPC+)のコピー先として使用します。
あらかじめ予備のストレージをSDPに登録しておくと、コピー先のSDV容量を超えた更新量が発生した場合にもSDPからストレージ(SDPE(Snap Data Pool Element))を補充します。このため、コピーセションがエラーにならずに運用を継続できるようになります。
SDVでストレージ容量が不足すると、SDPからストレージ(SDPE)が補充されます。
補充されたストレージ(SDPE)は、コピーセションの終了とともにSDPに返却されます。(コピーセションの異常終了時にも、SDPEはSDPに返却されます。)
図B.3 SDPの概念図
スナップショットコピーでコピー先ボリュームを作成する場合は、以下に注意してください。
ETERNUS ディスクアレイ1つにつき、SDPを1つ作成することができます。
SDPは、SDPV(Snap Data Pool Volume)という専用のボリュームを作成することで有効になります。
作成したSDPVは、自動的にSDPに組み込まれます。
SDPが有効な場合、すべてのSnapOPC+がSDPの管理対象になります。
ETERNUS ディスクアレイ内に暗号化されたSDVと暗号化されていないSDVが存在する場合は、暗号化されたSDPVと暗号化されていないSDPVを作成してください。
各コピー元ボリュームの更新量を見積もり、SDV容量とSDP容量を決めてください。事前見積もりが難しい場合、SDV容量とSDP容量の合計は、コピー元総容量の50%を推奨します。(あくまで推奨値ですので、運用状況によってはSDP容量を変更する必要があります。)
図B.4 SDPの構造