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ETERNUS SF Express V14.2 ユーザーズガイド

A.1 サーバの情報

Expressは、サーバの情報として以下の情報を設定します。

表A.1 サーバの設定情報

項目

説明

サーバ名

サーバの名前です。
半角英数字および半角記号を、最大で16文字まで入力できます。
ただし、円マーク(\)、疑問符(?)、コンマ(,)、ならびに名前の先頭にパーセント(%)は使用できません。
サーバのホスト名やコンピュータ名など、ストレージシステム内で一意の名前にしてください。

エイリアス

サーバ名とは別の、"このサーバではどんな業務を行っているか"を把握しやすい名前です。
半角英数字および半角記号を、最大で16文字まで入力できます。

ただし、円マーク(\)、疑問符(?)、コンマ(,)、ならびに名前の先頭にパーセント(%)は使用できません。

接続形態

サーバとディスクアレイの接続形態です。

以下のどれかを選択してください。

  • FC

  • iSCSI

  • SAS

ただし、1つのサーバ内では同じ接続形態を使用してください。

ホストID1

HBAのホストIDです。以下のどれかです。

  • ホストWWN(World Wide Name)

  • iSCSI名とIPアドレス

  • SASアドレス

事前に調べておいたものと合致するものを、Expressが自動取得したリストから選択するか、手動で入力します。

ホストIDの調べ方については、HBAのマニュアルを参照してください。

  • FC接続の場合

    ホストWWNを選択してください。

  • iSCSI接続の場合

    iSCSI名とIPアドレスを選択してください。(IPアドレスは手動で入力します)

  • SAS接続の場合

    SASアドレスを選択してください。

なお、ホストID2は入力必須ではありません。HBAを2つ利用している場合だけ入力してください。

ホストID2

注意

iSCSIのホストIDをプルダウンリストから選択する場合は、事前にiSNSサーバの設定が必要です。
iSNSサーバの設定方法については、ディスクアレイのマニュアルを参照してください。

ExpressにiSCSI接続構成のサーバのHBA情報を登録する際、ETERNUS ディスクアレイのファームウェア版数が V10L40 未満の場合はIPアドレスの入力が必要です。サーバのHBAのIPアドレスが変更された場合は、HBA情報を変更してください。

ETERNUS ディスクアレイのファームウェア版数が V10L40 以降の場合は、IPアドレスの入力を省略することができます。IPアドレスの入力を省略した場合、そのHBAのIPアドレスが変更されても再設定する必要がなくなりますが、そのHBAのiSCSI名に対して接続設定できるボリューム群(アフィニティ・グループ)は1つだけになります。

また、以下のすべての条件に該当する場合、サーバのHBA情報のIPアドレスを入力しないでください。

  1. Expressで管理するETERNUS ディスクアレイのファームウェア版数が V10L40 以降の場合

  2. すでにiSCSIモデルのETERNUS ディスクアレイを用いたシステムが構成されており、それをExpressで管理する場合

  3. 2のiSCSIモデルのETERNUS ディスクアレイに登録されたホスト情報のIPアドレスが省略されている("*"と表示されている)場合

  4. 3のホスト情報がExpressで管理するサーバのHBAと対応する場合

上記のすべての条件に該当する場合にIPアドレスを入力すると、サーバに接続されているボリューム情報が正しく表示されないことがあります。

なお、事前にETERNUS ディスクアレイのホスト設定を参照するには、ETERNUS Web GUIを使用してください。