symfo_removeコマンドを使用したアンインストール方法について説明します。
以下の手順でアンインストールしてください。
アプリケーションサーバの停止
ネーミングサービスの停止
スーパユーザへの変更
CD-ROMドライブのマウント
アンインストール
注意
X WindowのGNOME端末などの日本語表示環境において、symfo_removeコマンドを実行した場合、文字列が途中から重複表示されるなど、日本語を含む文字列が正しく表示されないことがあります。symfo_removeコマンドの動作に影響はありません。
1) アプリケーションサーバの停止
アプリケーションサーバを停止します。
$ apcstop
2) ネーミングサービスの停止
JDBCドライバを使用している場合、ネーミングサービスを停止してください。なお、Interstage Application Serverでコネクションプーリングを行う場合、本作業は不要です。
参照
作業の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ネーミングサービスの起動”を参照してください。
3) スーパユーザへの変更
以下のコマンドを実行して、システム上でスーパユーザになります。
# su Password:******
4) CD-ROMドライブのマウント
CD-ROMをCD-ROMドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。
注意
RHEL5で自動マウントデーモン(autofs)によるCD-ROMの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設定されるため、アンインストーラの起動に失敗します。この場合、mountコマンドでCD-ROMを適切に再マウントしてからアンインストールを実行してください。なお、マウントされているCD-ROMのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。
# mount -t iso9660 -o ro /dev/cdrom /media/cdrom
5) アンインストール
以下の手順でアンインストールを行います。
以下のコマンドを実行し、アンインストールを開始します。
# LANG=ja_JP.UTF-8;export LANG # cd /media/cdrom/linux # ./symfo_remove
注意
symfo_removeコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANGには、表示環境にあわせて、“ja_JP.UTF-8”または“C”を設定してください。環境変数LANGが適切に設定されていない場合、英語で表示されたり、文字化けして表示されることがあります。
アンインストール環境のチェックメッセージが、以下のように表示されます。
インストール環境のチェックを開始します。 インストール環境のチェックが終了しました。 "Symfoware Server Connection Manager"をアンインストールします。
インストールされている機能が以下のように表示されます。アンインストールする場合は、下線部のように“y”を入力してください。
アンインストールする機能
- 基本機能(Connection Manager機能、クライアント機能)
上記の機能のアンインストールを開始しますか?
y: アンインストールを開始します
q: アンインストールせずに終了します
[y,q]: y
アンインストール状態が、以下のように表示されます。
アンインストールを開始します。 基本機能(Connection Manager機能、クライアント機能)のアンインストールが成功しました。 アンインストールが終了しました。
アンインストールが終了したときに、アンインストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
アンインストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。
"Symfoware Server Connection Manager"のアンインストールが正常終了しました。
アンインストール中に何らかの異常が発生した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。
"Symfoware Server Connection Manager"のアンインストールが異常終了しました。
注意
アンインストールの途中でエラーが発生した場合は、以下のように対処してください。
エラーメッセージをもとに原因を取り除きます。
再度、symfo_removeコマンドを実行します。
アンインストールが完了しても、以下のインストールディレクトリが削除されない場合があります。原因として、インストールディレクトリ配下にファイルを作成していたことなどが考えられます。不要であれば、rmコマンドなどで削除してください。
/opt/パッケージ名
/var/opt/パッケージ名
/etc/opt/パッケージ名
パッケージ名については、各製品の“インストールガイド”を参照してください。