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Symfoware Server V10.0.1 Connection Managerユーザーズガイド(9.x)

2.6 PRIMECLUSTER GLSとの連携について

クラスタ環境において、アプリケーションサーバとデータベースサーバ間のネットワーク機器故障(全LANパス異常)が発生した場合に、PRIMECLUSTER GLSのユーザコマンド実行機能(NIC切替方式の伝送路異常検出)と連携し、システム切替えが可能になります。

ネットワーク機器故障時にシステム切替えを実施したい場合は、本機能の設定をしてください。

PRIMECLUSTER GLSと連携する場合、スクリプトを作成して設定しておく必要があります。詳細については、“3.1.3 PRIMECLUSTER GLSと連携する場合の設定”を参照してください。

システム切替えの概要を以下に示します。

(1) ネットワーク機器故障(全LANパス異常)発生

(2) GLSがネットワーク異常を検知

(3) ユーザコマンド実行機能で設定したスクリプトが動作

(4) スクリプトで指定したRDBシステム強制停止またはOSパニックが動作

(5) ノードダウンまたはマシン停止を検知し、システム切替え開始

注意

  • 本機能はPRIMECLUSTER GLSのユーザコマンド実行機能(NIC切替方式の伝送路異常検出)を使用しており、高速切替方式では使用できません。

  • クラスタ環境において、Connection Managerを使用した構成の場合、GLSリソースをクラスタアプリケーションへ登録する設定方法では、ネットワーク機器故障によるシステム切替えを行うことはできません。本機能の設定を行ってください。

  • 本機能の利用により、データベースサーバでRDBシステムの強制停止またはOSパニックが発生した場合は、データベースサーバの復旧の対処を行ってください。

  • 本機能の利用により、アプリケーションサーバでAPCシステムの強制停止またはOSパニックが発生した場合は、アプリケーションサーバの復旧またはアプリケーションサーバの切替え等の対処を行ってください。

参照

ユーザコマンド実行機能、NIC切替方式、高速切替方式の詳細は、“PRIMECLUSTER Global Link Services説明書(伝送路二重化機能編)”を参照してください。