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Symfoware Server V10.0.1 Connection Managerユーザーズガイド(9.x)

1.4 Interstage Application Serverとの連携

Interstage Application ServerとSymfoware Serverの連携形態は多種多様です。ここでは、アプリケーションサーバにInterstage Application Serverを導入し、Symfoware Serverにアクセスする代表的な3つの連携形態について説明します。

CORBA連携

Connection Managerは、Interstage Application ServerのCORBAサービスを利用し、C、C++、COBOL言語などの埋込みプログラムからSymfoware Serverにアクセスする場合にインテリジェンスな通信機構を提供します。

CORBA連携でのConnection Managerの位置づけを以下に示します。

EJB連携

Connection Managerは、Interstage Application ServerのEJBサービスを利用し、EJBアプリケーションからSymfoware Serverにアクセスする場合にインテリジェンスな通信機構を提供します。

なお、EJB連携では、Javaアプリケーションのアクセスとなるため、Symfoware JDBCドライバが必要となります。

EJBアプリケーション

EJBアプリケーションには、以下の2つの形態があります。

  • Session Bean

    クライアントとの対話処理を行う

  • Entity Bean

    データベース処理を行う

ここでは、データベース処理を行うアプリケーションの形態であるEntity Beanについて説明します。

Entity BeanにはBMPとCMPの2種類が存在します。それぞれの特長を以下に示します。

BMP (Bean-managed persistence)

EJBアプリケーション内に適切なデータベース操作文を発行する処理を記述するため、状況に応じたきめ細かいデータベース管理が可能です。

CMP (Container-managed persistence)

EJBアプリケーション自身にデータベース操作文を記述することなく、データベースにアクセスすることが可能です。EJBアプリケーションにデータベース操作文を記述する必要がないため、ポータビリティ性の高いアプリケーションが容易に開発可能となります。

EJB連携でのConnection Managerの位置づけを以下に示します。

Webサーバ連携

Connection Managerは、Webアプリケーションからの大量な要求に対して安定したレスポンスを保証する高性能なSymfowareアクセスを提供します。

なお、Webサーバ連携では、Javaアプリケーションのアクセスとなるため、Symfoware JDBCドライバが必要となります。

Webアプリケーション

Webアプリケーションには、サーブレットとJSPの2種類が存在します。それぞれの特長を以下に示します。

サーブレット

Webサーバ上のJavaVM上で実行するJavaプログラムです。サーブレットは、1つのWebページ内に入力したデータをWebブラウザから受け取り、処理結果を新しいWebページに構成してWebブラウザに出力する機能を持っています。

JSP

HTMLファイルの一部にサーバ上で実行するJSPプログラムを埋め込んだファイルであり、ページの一部がプログラムの実行結果によって置き換わる動的コンテンツです。

Webサーバ連携でのConnection Managerの位置づけを以下に示します。