アーカイブログファイルを外部媒体にバックアップしたファイルです。Symfoware Serverは、アーカイブログファイルを循環使用します。このため、一度使用したアーカイブログファイルを再使用する前には、アーカイブログファイル中のログデータを、外部ファイル上にバックアップします。アーカイブログ退避ファイルは、メディアリカバリで使用します。
関連用語: アーカイブログファイル、メディアリカバリ
アーカイブログファイルの使用順に振られた通し番号です。Symfoware Serverは、アーカイブログファイルを循環使用します。このため、アーカイブログファイルを使用した順番に通し番号をつけて識別します。
関連用語: アーカイブログファイル
データベースおよびRDBディクショナリのログデータが格納されるファイルのことです。アーカイブログファイルは、複数作成できます。データベースを更新すると、Symfoware Serverはアーカイブログファイルにログデータを書き出します。アーカイブログファイルが満杯となると、他のアーカイブログファイルに切り換えます。すべてのアーカイブログファイルが満杯になると、コマンドおよびアプリケーションが無応答状態になる場合があります。その場合、アーカイブログ退避ファイルを取得してください。アーカイブログファイルを利用する運用のことをアーカイブログ運用といいます。
関連用語: メディアリカバリ
記憶装置からデータを読み出したり、記憶装置にデータを書き込む動作のことです。本書では、データベースからデータを読み出したり、データベースにデータを書き込んだりすることを“アクセス”と呼びます。
データベースの状態のひとつです。データ保全のためアプリケーションからのデータベースへのアクセスが禁止された状態をいいます。たとえば、入出力障害やロールバック不可が発生した場合など、データベースのデータの内容が保証できなくなった場合に、このアクセス禁止の状態になります。アクセス禁止の範囲は、DSIまたはデータベーススペースです。
列指定、変数指定、関数(集合関数など)、定数またはこれらを四則演算子(+,-,*,/)で組み合わせた指定を“値式”と呼びます。値式には、数値式、データ列値式、日時値式、および時間隔値式があります。
アプリケーションからデータベースに値を格納したり、データベースに格納された値と比較するための値を指定します。値指定には、変数指定、定数(数定数、文字列定数または各国語文字列定数)、キーワード“USER”、および動的パラメタ指定(?)が指定できます。
インデックスの更新処理のことです。表に対するデータの更新、挿入および削除処理に伴って、その表に付随したインデックスも最新の状態を反映するように更新します。この処理をインデックスの“アップグレード”と呼びます。
一般には、コンピュータの利用者の仕事に使うプログラムを総称してアプリケーションと呼びます。本書では、利用者の事務処理に応じてデータベースからデータを読み出したり、データベースにデータを書き込むプログラムをアプリケーションと呼んでいます。
Webブラウザ上で動作するJavaプログラムを特にJavaアプレットと呼びます。JavaアプレットはWebサーバからダウンロードし、アニメーションや音声、動きのあるWebページなどをWebブラウザ上で実行させることが可能です。また、クライアント/サーバアプリケーションの作成にも利用できます。サイズも小さく、セキュリティの面でも配慮されています。
一時表は、アプリケーションの利用者に対して専用に作成される表です。複数の利用者から、それぞれ同一の表名で利用することができます。以下のような、他のアプリケーションから独立した表として利用する場合に便利です。
巨大なデータベースから利用者の必要なデータを抽出し、コンパクトな表を作成する場合
アプリケーションでの処理中のデータを一時的にバックアップする場合
プロシジャルーチンとのデータの受け渡しをする場合
占有モード指定により、SQL文単位に読み込んだ資源の占有方法を決めることができます。このように、明示的に排他制御を行う機能をイルシデーションロックと呼びます。
複数のトランザクションのコミットの同期を取るためには、2フェーズコミット制御を行います。2フェーズコミット制御においては、それぞれのトランザクションのコミット処理の延長において、1フェーズと2フェーズの間にシステムのダウン等が発生すると、トランザクションの結果として不定の状態が発生します。この状態をインダウト状態と呼びます。
関連用語: インダウト閉塞
インダウト閉塞を行う場合、閉塞対象となる資源の更新ログを保存するために使用するログファイルです。インダウトリカバリ時には、インダウトログファイルを用いて、インダウト閉塞となった資源をリカバリします。
関連用語: インダウト状態、インダウト閉塞
表のデータの検索効率を高めるためのキーデータです。Symfoware Serverでは表定義で指定した主キーだけでは効率的なデータ検索ができない場合に、補助的な位置付けのキーデータを作ることができます。これを“インデックス”と呼びます。インデックスは、表の列ごとに、または複数の列を組み合わせて作成することができます。インデックスの設定はインデックス定義または格納構造定義で行います。
SQL文の使用方法のひとつです。C言語およびCOBOLの高級言語を使用してアプリケーションを作成する場合に、データ操作にこの埋込みSQLを使用します。たとえば、COBOLの場合は、“EXEC SQL”と“END-EXEC”でSQL文をはさんで指定します。
フェイルオーバの運用形態のひとつです。業務を実行する運用側のアプリケーションと、運用が故障したときにのみ業務を引き継ぐ待機側のアプリケーションがそれぞれ別のノードで動作している運用形態です。
運用形態には、以下があります。
N:1運用待機
N:M運用待機
1:1運用待機
カスケード
LIKE述語で、任意文字指示子の“_”、および任意文字列指示子の“%”の代替文字です。データ操作の検索条件の指定にLIKE述語が使用できますが、“%”または“_”そのものを検索する場合には、任意文字指示子に“%”または“_”の代替文字を定義して使用します。この代替文字を“エスケープ文字”と呼びます。
格納構造の構成要素のひとつです。RANDOM構造に特有のものです。プライム部のページに格納データが収まらない場合に備えて、超過したデータを格納するためのページを用意しておきます。オーバフロー部は、このような超過したデータを格納するための予備ページからなる部分をいいます。
関連用語: プライム部
RANDOM構造に特有のものです。プライム部のページに格納データが収まらない場合には、オーバフロー部のページに格納データを収めます(ページスプリットの場合はこれに当てはまりません)。その際に、プライム部の該当ページからオーバフロー部の該当ページに向けたポインタが張られます。このポインタを“オーバフローポインタ”と呼びます。
関連用語: オーバフロー部、プライム部
オペレーティングシステムがWindows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2であるPCサーバと、Solaris、LinuxであるUNIXサーバを総称して、オープンサーバといいます。
データ操作において、操作の対象とする行を指示する指示子のことを“カーソル”と呼びます。カーソルはカーソル宣言で定義します。そして、OPEN文でカーソル使用の開始を、FETCH文でカーソルの移動を、CLOSE文でカーソル使用の終了を行います。
システム内で動作するプロセスの数や、共用メモリの大きさなど、UNIX系オペレーティングシステムの動作環境を定義することをいいます。カーネル構成ファイル(Solarisの場合は/etc/system、Linuxの場合は/etc/sysctl.conf)を修正して、これらの動作環境に関する値を定義します。
データベース内の情報が頻繁な挿入および削除などの操作の繰り返しにより、断片化が発生することがあります。断片化が発生すると空きは充分あるのですが、空きの単位が小さすぎるために必要とする連続領域が獲得できず、領域不足に陥る場合があります。このような状態を回避するためにデータベース上に存在するたくさんの小さな空きを1つにまとめて大きな連続領域にする操作を行います。このような操作をガーベジコレクションといいます。
外部ルーチンとは、利用者がC言語などで作成したプログラムを動的リンクライブラリとしてサーバに登録し、SQL文から呼び出すものです。外部ルーチンの利点は、文字型データの整形などSQLの関数では限界がある複雑な処理を、C言語などの低レベル言語を使用することで容易に行うことができる点です。Symfoware Serverでは、外部ルーチンを作成する言語として、C言語を対応しています。
被準備文の名前を動的に指定するための文字列型の埋込み変数を、“拡張SQL文識別子”と呼びます。
拡張SQL文識別子を使用すると、PREPARE文などの被準備文を操作するSQL文を共通化でき、アプリケーションのコーディング量を削減することもできます。
ALLOCATE CURSOR文で定義したカーソルを“拡張カーソル”と呼びます。拡張カーソルは、カーソルの名前を、文字列型の埋込み変数である拡張カーソル名に指定したものです。拡張カーソル名は、操作するカーソルの数や実行するSQL文の数が動的に変化する場合に有効です。
拡張カーソル名を使用すると、動的OPEN文などのカーソル操作文を共通化でき、アプリケーションのコーディング量を削減することもできます。
論理構造および物理構造とともにデータベースの構造のひとつです。表の行や列として論理的に表現されたデータを、データベーススペース上に格納データとして物理的に配置する構造のことです。格納構造はDSOおよびDSIで表現されます。実表に対する格納構造として、RANDOM構造、SEQUENTIAL構造およびOBJECT構造があります。また、インデックスに対する格納構造としてBTREE構造およびXML構造があります。
表とデータベーススペースとの対応関係の定義を格納構造定義と呼びます。格納構造定義には、DSO(Data Structure Organization)定義と、DSI(Data Structure Instance)定義の2つがあります。
データベースのアクセス処理効率を維持するために、データの格納状況の悪化を調整するチューニング作業のことを格納データの再配置と呼びます。一般にデータベースの再編成と呼ばれる作業のひとつです。
切替えまたは切捨てが発生し、待機系のクラスタアプリケーションが存在しない状態で、運用系のクラスタアプリケーションがクラスタアプリケーションを担っている状態です。
リレーショナルデータベースでは、指定した列のデータだけ取り出したり、条件を満たすデータの集合を取り出したりすることができます。これを“関係演算”と呼びます。関係演算には、選択(Selection)、射影(Projection)、結合(Join)の3種類があります。“選択”とは、表の中から特定の条件に合致した行を取り出すことをいいます。“射影”とは、表から特定の列だけを取り出すことをいいます。“結合”とは、結合の条件を指定し、2つ以上の表から1つの表を作りだすことをいいます。
日常の管理者および利用者の監視や、セキュリティ上の問題が発生した場合の原因を特定するための情報として、利用者の行った処理、管理者の行った処理、発生した異常な事象をログとして残しています。このログを監査ログと呼びます。
監査ログ用ロググループとは、監査ログ専用に作成するロググループです。監査ログ用ロググループは、RDBシステム内で1つ存在します。監査ログ用ロググループには、監査ログ用のログ管理ファイル、テンポラリログファイルおよび監査ログデータベースがあり、監査用のログが蓄えられます。なお、このロググループ内にユーザデータベースは作成できません。
システムのセキュリティ管理を含めた運用および維持に責任と特別な権限をもつ人のことです。Symfoware ServerおよびSymfoware Serverを利用して提供するサービスを管理する人です。OSのスーパーユーザまたは、“Administrators”グループに属するユーザであり、OSやネットワークといった環境の全体を管理します。
あらかじめ一定量のWebScriptセションを開設しておき、WebScriptの利用者は、開設済のセションのどれかで、拡張タグの処理を行うセション形態です。利用時にセションを開設する必要がなく、実行のためのメモリや資源を一定量に押さえることができます。共有セションでは、WebScriptグローバル変数の利用やRDBコマンドの利用ができません。
Symfoware Serverの各機能で、ディクショナリやデータベースの資源を占有するときの、占有の強さを示すモードのひとつです。“共用モード”または“参照モード”とも呼ばれます。データ操作におけるデータのロックの強さは、以下のようになります。共有モードでロックされたデータは、ほかのトランザクションのデータ操作は、参照だけが許され更新操作はできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、ほかのトランザクションのデータの更新操作は、待ち状態となります。共有モードで資源を占有する機能と、非共有モードで資源を占有する機能は、同時に動作することができません。共有モードで資源を占有する機能は、共有モードまたは弱共有モードで資源を占有する機能と同時に動作できます。
関連用語: 弱共有モード、非共有モード
Symfoware Serverのソート作業域のひとつです。共用ソート作業域は、利用者が用意し、そのディレクトリシステム共通の動作環境ファイルに指定します。
関連用語: 固有ソート作業域、ソート作業域
データベースのアクセス用のバッファです。共用バッファプールと呼ぶ場合もあります。共用バッファは、複数のアプリケーションでデータを共用できるため、アプリケーション間で共通してアクセスするデータの入出力回数を減少させることができます。
データベースのアクセス用のバッファです。共用バッファと呼ぶ場合もあります。共用バッファプールは、複数のアプリケーションでデータを共用できるため、アプリケーション間で共通してアクセスするデータの入出力回数を減少させることができます。
プロセス間で相互に参照が可能なメモリ領域をいいます。Symfoware ServerのプロセスとアプリケーションやRDBコマンドの間での情報交換を行うために使用しています。
関連用語: 共用バッファ、ローカルメモリ
排他の強さを示すモードのひとつです。参照モードとも呼ばれ、データ操作におけるデータのロックの強さを表したものです。共用モードでロックされたデータは、ほかのトランザクションのデータ操作は、参照だけが許され更新操作はできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、ほかのトランザクションのデータの更新操作は、待ち状態となります。
状態遷移のひとつです。切替えは、運用系のクラスタアプリケーションで異常または切替え依頼が発生した場合に、運用系のクラスタアプリケーションを停止し、待機系のクラスタアプリケーションを運用系のクラスタアプリケーションに切替え、クラスタアプリケーションの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。
状態遷移のひとつです。切替えは、運用インスタンスで異常または切替え依頼が発生した場合に、運用インスタンスを停止し、待機インスタンスを運用インスタンスに切替え、クラスタサービスの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。
複数のノード間に接続されているディスク装置です。クラスタシステムでは、ディスクへのアクセスの制御を行います。通常時は1つのノードからしかアクセスできず、ノードの切替えが発生したときに、データのアクセスを引き継ぐように設定されています。
状態遷移のひとつです。切捨ては、待機系のクラスタアプリケーションで異常または停止依頼が発生した場合に、待機系のクラスタアプリケーションを停止し、クラスタアプリケーションの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。
状態遷移のひとつです。切捨ては、待機インスタンスで異常または停止依頼が発生した場合に、待機インスタンスを停止し、クラスタサービスの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。
クライアント・サーバモデルにおいて、データ処理を要求する動作単位のことです。データベースをクライアント・サーバモデルで活用する場合は、サーバのデータベースに対してアクセスを要求するアプリケーションは、クライアントに構築します。
クラスタアプリケーションの状態が、ある状態から別の状態に変化することです。そのクラスタアプリケーションを構成するインスタンスの状態遷移が発生することで、クラスタアプリケーションの状態遷移が生じます。
データを格納するページを決めるキーとなる列の組のことです。クラスタキーの値が等しいデータは、同一のバケットまたはオーバフロー部のバケットに格納します。クラスタキーは、表のDSO定義のCLUSTERオプションで指定します。省略すると、対応する表の主キーがクラスタキーとなります。
クラスタサービスの状態が、ある状態から別の状態に変化することです。そのクラスタサービスを構成するインスタンスの状態遷移が発生することで、クラスタサービスの状態遷移が生じます。
問合せ指定の表式でGROUP BY句を指定して導出される表を“グループ表”と呼びます。グループ表では、グループ化列の値が同じ行同士が集まってグループとなります。グループ表から取り出すことができる値は、グループ化列の値か、またはグループの中で集合関数を適用した結果の値です。
関連用語: グループ化列
SQL文の探索条件に指定するIN述語は、値の集合との比較により操作対象行を特定するために使用します。IN述語で比較対象とする値の集合は、限定値リストで指定します。たとえば列C1の値が、1、3、または5である行を特定する場合、“C1 IN(1、3、5)”と指定します。括弧の内側が限定値リストです。
データ操作のSQL文でカーソルによる更新、および削除が可能なカーソルを、“更新可能カーソル”と呼びます。カーソルが更新可能カーソルとなることは、カーソル宣言の記述で決まります。たとえば、問合せ指定のFROM句に指定される表が1つだけなどの条件が満たされる場合に、更新可能カーソルとなります。
関連用語: 読込み専用カーソル
排他の強さを示すモードのひとつです。非共用モードとも呼ばれ、データ操作におけるデータのロックの強さを表したものです。更新モードのロックが獲得されたデータは、他のトランザクションでデータ操作することはできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、他のトランザクションの実行は、待ち状態となります。
関連用語: 参照モード
構造体型として宣言したホスト変数を構造体ホスト変数と呼びます。構造体ホスト変数を宣言すると、各メンバがデータベースの各列に対応するように扱われるので、複数列のデータを行単位で操作することができます。また、複数行の一括挿入もできます。ポインタ変数と組み合わせて利用することにより、アプリケーションが簡潔化され、保守性が向上します。
プロシジャルーチンのSQL手続き文で、値を参照または設定を行うSQL変数名、パラメタ名を指定します。SQL変数名またはパラメタ名と同名の表の列名を指定する場合、表名修飾をしなければいけません。
情報技術に関連した製品およびシステムが適切に設計され、その設計がきちんと漏れなく実装されているかどうかを評価するためのセキュリティ基準です。情報セキュリティ評価基準とも呼びます。
最適化情報のひとつです。データベースの格納データのキー値の内で、互いに異なっている値の数をいいます。たとえば、データベースの格納データのキー値がすべて異なっている場合は、異なるキー値数は格納データ数に一致します。逆に、すべての格納データのキー値が同じである場合には、異なるキー値数は1です。
クライアントとサーバとの間を結んだ接続関係のことです。アプリケーションからCONNECT文により、サーバとのコネクションを接続します。また、DISCONNECT文により、サーバとのコネクションを切断します。
WebScriptの利用者からのログイン要求に応じてWebScriptセションが作成され、拡張タグの処理を行うセション形態です。利用時にセションを開設するため、ログインのためのコストがかかり、実行のためのメモリ資源は、ログインした利用者に比例して消費します。WebScriptのグローバル変数が利用できるので、複数の処理で1つの業務を行う場合に、利用者がCookieなどの処理をする必要がなくなり、生産性が向上します。
処理中のトランザクションのデータ操作の有効化をコミットと呼びます。トランザクションの中でのデータ操作が実際にデータベースに反映されます。コミットは、アプリケーションが意図的にCOMMIT文を発行することで制御します。
関連用語: ロールバック
Symfoware Serverのソート作業域のひとつです。固有ソート作業域は、利用者が用意し、そのディレクトリをアプリケーション固有の動作環境ファイルに指定します。
関連用語: 共用ソート作業域、ソート作業域
サーバで動作するスクリプトには、動的なHTMLを生成して、ブラウザにHTMLを表示させることができます。サーバサイドスクリプトには、HTML拡張タグ、VBスクリプトまたはサーバで動作するJavaScriptなどがあります。
Symfoware Serverでは、最適化処理のための基礎情報を最適化情報と呼びます。最適化情報には、実表のデータ量(行数)、インデックスの階層数、および異なるキー値の数などがあります。Symfoware Serverは、SQL文や最適化情報を総合的に評価して、最も効率のよいデータ操作の処理手順を決めます。なお、最適化情報は、RDBコマンドで収集します。
Symfoware Serverがソート処理のために使用する一時的な領域のことです。Symfoware Serverがデータ操作、データのロードを行う場合に、データのソート処理が必要になる場合があります。ソート処理のための作業域を作業用ソート領域と呼びます。作業用ソート領域は、一定量までは仮想記憶を使用し、一定量を超えると磁気ディスク上のソート作業域を使用します。使用する仮想記憶の量は、動作環境ファイルで指定することができます。
関連用語: ソート作業域
Symfoware Serverシステムが、データ操作のために使用する一時的な表のことです。Symfoware Serverシステムがデータ操作の実行時に、中間結果の保存が必要になる場合があります。中間結果を保存する表のことを“作業用テーブル”と呼びます。作業用テーブルは、一定量までは仮想記憶を使用し、一定量を超えると磁気ディスク上のソート作業域を使用します。使用する仮想記憶の量は、動作環境ファイルで指定することができます。
関連用語: ソート作業域
アプリケーションが複写元データベースを更新する前と後とでは、更新、追加、削除した分だけデータが異なっています。これらのデータの違いを差分といい、異なっているデータを差分データといいます。
アプリケーションが複写元データベースを更新する前と後とでは、更新、追加および削除した分だけデータが異なっています。これらのデータの違いを差分といい、異なっているデータを差分データといいます。差分ログと同じ意味で使用されます。
差分データをレコード形式で表現したものです。複写元データベースを更新するアプリケーションが動作すると、差分ログがトランザクションログファイルやトランザクションログデータベースおよび差分ログファイルといったログファイルに蓄積されていきます。
ETERNUSを用いて、Advanced Backup Controllerを利用する際に、swstbackupコマンドのkオプションにより取得した退避データです。更新が終了し、参照のみとなったデータをバックアップするために使用します。
排他の強さを示すモードのひとつです。“共用モード”とも呼ばれ、データ操作におけるデータのロックの強さを表したものです。参照モードでロックされたデータは、ほかのトランザクションのデータ操作は、参照だけが許され更新操作はできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、ほかのトランザクションのデータの更新操作は、待ち状態となります。
データベース上のレコードを最適な状態で保持するために、Symfoware Serverではデータベース上にできるだけ断片化が発生しないようにレコードを格納する際に可能な範囲で空き領域の管理を行っています。これを自己調整といいます。
Symfoware Serverでは、以下に示すファイルのことをまとめて、システムファイルといいます。
RDBディクショナリ
RDBディレクトリファイル
ロググループ管理ファイル
ログ管理ファイル
テンポラリログファイル
アーカイブファイル
WebScriptによって用意される変数です。システム変数には、QUERYパッケージ変数、COOKIEパッケージ変数およびSYSTEMパッケージ変数があります。実行環境、エラー情報およびフォーマットファイルを呼び出したHTMLのフォーム変数などがあります。
スケーラブルログ運用を行っている場合に作成するロググループのひとつです。システムロググループは、RDBシステム内に1つ存在します。システムロググループには、RDBディクショナリやユーザロググループに属していないデータベーススペースに対するログが蓄えられます。
シフトJISコードは、英数字および制御文字は1バイトで表現されます。各国語文字は、1文字が2バイトとして制御されます。パソコンでの利用で発展し、現在はUNIXでもサポートされています。
Symfoware Serverの各機能で、ディクショナリやデータベースの資源を占有するときの、占有の強さを示すモードのひとつです。弱共有モードで資源を占有する機能と、弱共有モードまたは非共有モードで資源を占有する機能は、同時に動作することができません。弱共有モードで資源を占有する機能は、共有モードで資源を占有する機能と同時に動作できます。
関連用語: 共有モード、非共有モード
SQLでは、2つの表に含まれるそれぞれの行の集まりのあいだで演算を行うことができます。これを“集合演算”と呼びます。集合演算には、集合和(Union)、集合差(Except)、集合積(Intersect)の3種類があります。“集合和”とは、2つの表に含まれるすべての行を取り出すことをいいます。“集合差”とは、一方の表に存在し、他方の表には存在しない行を取り出すことをいいます。“集合積”とは、2つの表のあいだで同じ値を持つ行だけを取り出すことをいいます。集合演算の結果は、重複する行がある場合には1行だけ取り出すのが一般的です。ただし、必要である場合には重複する行をそのまま結果として取り出すこともできます。
SQLでは、“集合関数”と呼ぶ関数をデータ操作に使用できます。集合関数には、表または列の行数を求める関数(COUNT)、列の平均値を求める関数(AVG)、列の最大値を求める関数(MAX)、列の最小値を求める関数(MIN)、および列の合計を求める関数(SUM)があります。
インデックス対象の表から抽出したデータをリスト形式で記述したファイルです。インデックスを作成するときの基本情報として使われます。インデックス管理コマンドの入力ファイルのひとつです。
レプリケーションの運用モデルのひとつで、レプリケーションを利用して、複数のデータベースのデータを1つのデータベースに集約する運用形態です。通常は、複写元システムと複写先システムはn:1の関係になります。
SQL文で、操作の対象となる行を特定するための探索条件を指定する要素です。述語には、比較述語、BETWEEN述語、IN述語、LIKE述語、NULL述語、限定述語、およびEXISTS述語があります。探索条件は、述語とブール演算子の組合せで指定します。
データベースを構成する要素です。Symfoware Serverでは、情報分析システム分析技法AA/BRMODELLINGを利用してデータ分析を行って、表またはビュー表を作成します。これらの表の集まりを“スキーマ”と定義します。
論理構造定義において、データベースを構成する実表、ビュー表、各表の列構成および各列の属性などを定義します。また、表のほかにも、権限およびプロシジャルーチンが定義できます。これを“スキーマ定義”と呼びます。
コンピュータシステムの持つ拡張性のことです。システムの利用者の負荷の増大に応じて、柔軟に性能や機能を向上させることを意味します。また、同じソフトウェアで小規模なシステムから大規模なシステムまで、同じように構築できます。
スケーラブルログ環境で、ユーザロググループごとにそのロググループが使用する資源を管理するRDBディレクトリファイルを作成する機能です。このとき作成するRDBディレクトリファイルをユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルと呼びます。
RDBシステム内でログ環境を複数に分割定義する機能をスケーラブルログと呼びます。
リカバリのためのログを収集する環境を業務ごとに複数定義でき、業務ごとの目的に応じたリカバリ運用ができます。これにより、ログ取得時間およびデータベースのリカバリ時間が短縮され、スケーラブルな性能が保証されます。
データ操作のSQL文より表をアクセスする場合、あらかじめデータ操作の範囲を限定しておいてその範囲内でアクセスすることができます。このように限定したデータ操作の範囲を“スコープ”と呼びます。スコープ機能は、表をアクセスする利用者にスコープを適用、解除することにより、利用者ごとにデータ操作の範囲を限定することを可能とします。
Symfoware Serverは、利用者が、データベースの利用状況を把握し、各種のシステム資源のオーバ・ワークや無駄を改善するための基礎データを収集しています。これを性能分析情報と呼びます。性能分析情報には、大きく分けてSymfoware Serverの情報と、アプリケーションに関する情報の2つがあります。
データベースにアクセスするアプリケーションの実行環境を“セション”と呼びます。
WebScriptでは、「個別セション」と「共有セション」の2種類のセション管理を行っています。個別セションでは、ユーザからのログイン要求に応じてデータベースセションが作成され、データベースアクセス要求に対応します。これに対し、共有セションでは、セションはWebScriptサーバ起動時に生成され、ユーザがログイン要求をしなくても、自動的に空きのセションを使用できる仕組みになっています。
関連用語: コネクション
単一行SELECT文では、選択リストで指定された列の値をアプリケーションに取り出すために、選択相手リストを指定します。選択相手リストは“INTO”に続けてホスト変数を各列に対応する並びで指定します。
SQL文の問合せ指定および単一行SELECT文では、表式により指定した表から、データ参照の対象とする列を指定します。この指定を“選択リスト”と呼びます。選択リストには、列名のほかに、集合関数や演算式も指定できます。
複写元データベースの抽出対象の全データを複写先データベースに複写することです。複写先データベースの創成(初期複写)や、大量のデータ更新が発生したときなどに行います。また、レプリケーションの業務を変更したときなどに、複写先データベースを再創成する目的で行うこともあります。
Symfoware Serverが使用する磁気ディスク上の作業域のことです。Symfoware Serverは、データ操作中に中間結果の保存が必要になると、作業用テーブルにデータを保存します。また、データのソート処理が必要な場合は、作業用ソート領域を使用します。作業用テーブルや作業用ソート領域には、一定量までは仮想記憶を使用しますが、一定量を超えると、磁気ディスク上の領域を使用します。この領域をソート作業域と呼びます。Symfoware Server全体で共用する共用ソート作業域と、各アプリケーションやコマンドで固有に使用する固有ソート作業域があります。
関連用語: 共用ソート作業域、固有ソート作業域、作業用ソート領域、作業用テーブル
データ操作のSQL文では、カーソルにより問合せ式の結果を取り出す場合に、行の順序を並び替えることができます。この指定はソート指定で行います。ソート指定には、並替えのキーとなる列と、昇順(ASC)または降順(DESC)の規則を指定します。ソート指定は、カーソル宣言のORDER BY句で指定します。
WebDBtoolsの画面で、表の検索でのソートを行う列を指定するための形式です。ソート順を示す列名とASCまたはDESC(昇順または降順)を組み合わせたものをカンマで区切った並びです。
例: 取引先 ASC、発注数量 DESC
レプリケーションの運用モデルのひとつで、各部門サーバが管理しているデータをレプリケーションを利用して、お互いに配布しあうような運用形態です。双方向型モデルでは、1つのデータベースが複写元データベースにも、複写先データベースにもなります。
データベースのリカバリに備えて前もって外部ファイルに取得したデータベースのデータのことです。退避データは、OSのバックアップ機能またはrdbdmpコマンドやrdbdmpdicコマンドを実行することで取得します。
関連用語: バックアップ
Advanced Backup Controllerにより作成される退避データのひとつです。同時に、リカバリ制御ファイルが作成されます。いずれも、データベーススペース単位に作成されます。退避データベーススペースは、rdbmrdmpコマンドにより、データベーススペースとして割り当てられたSafeDISKミラーボリューム内冗長部分のミラースライスを切り離し、temp状態としたものです。
Connection Manager利用時に、クライアントアプリケーションからのデータベースアクセスを実現する機能です。
クライアントアプリケーションからデータベースへの接続において、コネクション状態を監視するプロセスとアプリケーションとデータベースの接続管理を完全に分離することでアクセス性能向上を実現しています。
Symfoware Serverのマニュアルでは、“Connection Managerの通信機構の変更”として記載しています。
データベースのリカバリのひとつです。システムダウンが発生したとき、処理途中のトランザクションによりデータベースのデータが不整合になる場合があります。ダウンリカバリは、Symfoware/RDBの再起動時に、このような不整合を解消する機能です。
複写元データベースから抽出したデータを格納するためのファイルです。データベース抽出コマンドを実行することによって獲得され、抽出したデータが格納されます。なお、このファイルは業務確定コマンドを実行することにより削除されます。
格納構造の構成要素のひとつです。表のデータ(SEQUENTIAL構造またはOBJECT構造)またはインデックスのキーと表のクラスタキーの組からなるデータ(BTREE構造)に対応する格納データを収めている部分です。
関連用語: インデックス部
OSは利用できずSymfoware Serverのみ利用できるデータベースアクセス専用の利用者です。ネットワークに連携してログインせずにアプリケーションを実行するための、Symfoware Serverのみ使用できる利用者のことです。
データベースのリカバリに備えて、データベースを別のディスクや磁気テープなどにバックアップすることです。データベースのバックアップには、OSのバックアップ機能またはrdbdmpコマンドを使用します。
関連用語: 退避データ
データ操作中の不慮のシステムダウン、アプリケーションの異常終了、およびデータベースを格納したディスクにトラブルが発生した場合に、これらのトラブルが発生する前の状態にデータベースを戻すことです。
データベースは、1つのサーバシステム上に、管理・設計の単位としていくつも作成することができます。これらのデータベースを識別するために、サーバシステム上で一意の名前を付けます。これを“データベース名”と呼びます。
いったん起動された後は、システムの中でいつでも動ける状態になっていて、要求があるとすぐに処理を始められるプログラムをデーモンと呼びます。Symfoware Serverは、トランザクション処理のレスポンスの均一化技術のひとつに、このデーモンを適用しています。主なものには、インデックス管理のデーモン、ログデータ収集のデーモン、および共用バッファの在庫管理デーモンがあります。
状態遷移のひとつです。停止は、ユーザがクラスタアプリケーションまたはノードを停止するか、クラスタ制御が異常を検出することで、クラスタアプリケーションの状態が他の状態から停止状態へ状態遷移することです。
状態遷移のひとつです。停止は、ユーザがインスタンス、クラスタサービスまたはノードを停止するか、またはクラスタ制御が異常を検出することで、クラスタサービスの状態が他の状態から停止状態へ状態遷移することです。
定数には以下があります。
WebScriptの定数:
文字列定数と数値定数があります。数値定数は、10進定数、8進定数および16進定数からなります。
SQLの定数:
文字列定数、各国語文字列定数、日時定数、時間隔定数および符号付き数定数があります。
データベースの障害のひとつです。データベーススペースが存在するディスクが障害となった場合です。この場合、障害が発生したディスク上のデータベーススペース、およびDSIはアクセス禁止となります。
関連用語: アクセス禁止
複数のトランザクションがデータベースを共用して使用する場合に発生する、停止状態の一種です。複数のトランザクション間で資源に対する待ち関係のループが発生し、どのトランザクションもほかのトランザクションの資源解除を待つ状態となり、全体としてループ内のすべてのトランザクションが停止状態になることをいいます。
関連用語: トランザクション、排他制御
データ操作中の不慮のシステムダウン、アプリケーションの異常終了が発生した場合は、データベースを正しい状態にリカバリする必要があります。そのためのログデータが格納されるファイルをテンポラリログファイルと呼びます。
SQL文のINSERT文、問合せ式などで、表を導出する指定を“問合せ指定”と呼びます。問合せ指定は、導出する元の表から対象の行を特定する表式と、それらの行中の必要な列を指定する選択リストからなります。
フラッシュトリートメントリカバリの一種です。ダウンリカバリを業務と並行して行います。ただし非同期フラッシュトリートメントリカバリと異なり、閉塞を行わず、業務再開直後から全データへのアクセスを可能とするリカバリ方法です。
以下に示すファイルの集まりをSymfoware Serverの1つの動作環境といいます。
RDBディクショナリ
RDBディレクトリファイル
ログ管理ファイル
テンポラリログファイル
アーカイブログファイル
データベース
RDB構成パラメタファイル
退避ディスク
作業域
動作環境ファイル
共用メモリ
セマフォ(OS資源)
動作環境ファイルは、アプリケーションの実行時の動作環境を規定するためのファイルです。動作環境ファイルには、クライアント用の動作環境ファイル、サーバ用の動作環境ファイル、およびシステム用の動作環境ファイルがあります。クライアント用の動作環境ファイルは、アプリケーションごとに動作環境をチューニングする場合に利用します。サーバ用の動作環境ファイルは、アプリケーションの動作環境をコネクションごとにチューニングする場合に利用します。システム用の動作環境ファイルは、システム全体のアプリケーションの動作環境をチューニングする場合に利用します。
データベースのアクセスにおいては逐次的にデータベースを更新したり、いくつかのSQL文をまとめてからデータベースを更新したりすることが可能です。そのために、一連のデータ操作の途中で不慮のシステムダウンなどが発生すると、処理全体を有効にするか、無効にして再度やり直しができるようにデータベースをリカバリする必要があります。このように、一連のデータ操作の一貫性を保証する単位をトランザクションと呼びます。
トランザクションを管理する機能をトランザクションモニタと呼びます。オープン・システムでは、1つのトランザクションで複数のデータベースサーバのデータベースをデータ操作することができます。このとき、1つのサーバ内でのトランザクションと同じように、データの整合性の保証が必要です。トランザクションモニタは、このようなデータの整合性の保証のための同期機構を持ちます。Interstage Application ServerやPowerAIMがこれにあたります。
Oracle抽出レプリケーションで、複写元データベースを更新するアプリケーションが動作したときに、差分ログが一時的に蓄積されるデータベースです。このデータベースに格納されたデータは、次に差分ログファイルに格納されます。
Symfoware抽出レプリケーションで、複写元データベースを更新するアプリケーションが動作したときに、差分ログが一時的に蓄積されるファイルです。このファイルに格納されたデータは、次に差分ログファイルに格納されます。
データ操作のSQL文のLIKE述語において、データ中の該当する位置が任意の1文字であることを指定する指示子を“任意文字指示子”と呼びます。“_”で指定します。
関連用語: エスケープ文字、任意文字列指示子
データ操作のSQL文のLIKE述語において、データ中の該当する位置が0文字以上の任意の文字列であることを指定する指示子を“任意文字列指示子”と呼びます。“%”で指定します。
関連用語: エスケープ文字、任意文字指示子
分散オブジェクトシステムにおいて、リモートにあるオブジェクトの参照を取得する機能です。ネーミングサービスはオブジェクトの参照と名前を関連付けて管理しています。ネーミングサービスにアクセスして、指定した名前に関連付けられたオブジェクトの参照を取得することができます。
ネットワークを経由してアクセスできるファイルです。ネットワークファイルには、データベーススペースを作成することができます。UNIX、Windows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008およびWindows Server(R) 2008 R2で使用できます。
複数の利用者がデータベースを利用する場合に、ある利用者がデータベースを更新している間、他の利用者が更新中のデータを参照したり、または更新中のデータを更新してデータ矛盾を発生させないようにする制御です。一般にロック機能とも呼びます。
文字列だけで構成されたテキストデータとは異なり、コンピュータで実際に使用するそのままの形式(2進形式)で記録したデータのことです。具体的には、イメージデータなどがあり、テキストエディタなどで内容を確認することはできません。
レプリケーションの運用モデルの1つで、レプリケーションを利用して、あるデータベースのデータを複数のデータベースに配布する運用形態です。通常は、複写元システムと複写先システムは1:nの関係になります。
RANDOM構造に特有の構造です。RANDOM構造では、データのキーとなる列の組の値から、ハッシュ関数によりそのデータを格納するページの集まりを特定します。このページの集まりのことを“バケット”と呼びます。
関連用語: RANDOM構造
LIKE述語で、照合する文字のパターンを定義する文字列型または各国語文字列型の定数のことです。パターン中には、任意文字列指示子(%)や任意文字指示子(_)を書き、照合文字を表すことができます。
探索条件に一致した実表のデータを迅速に見つけるために用いられる索引手法のひとつです。データの格納位置を、データのキー値を利用したハッシュ関数で求め、高速なデータ操作を可能にした格納手法を“ハッシュ格納”と呼びます。Symfoware Serverは、実表の格納構造であるRANDOM構造に採用しています。
関連用語: RANDOM構造
探索条件に一致した実表のデータを迅速に見つけるために用いられる索引手法のひとつです。データの格納位置を、データのキー値を利用したハッシュ関数で求め、高速なデータ操作を可能にした格納構造をハッシュ構造と呼びます。Symfoware Serverは、実表の格納構造であるRANDOM構造に採用しています。
関連用語: B-木構造、RANDOM構造
プロシジャルーチンのパラメタに対して、ルーチンへ値の設定用(入力モード)/ルーチンからの値の取り出し(出力モード)/ルーチンへの値の設定および取り出し用(入出力モード)のパラメタの処理モードを“パラメタモード”と呼びます。
Symfoware Serverの各機能で、ディクショナリやデータベースの資源を占有するときの、占有の強さを示すモードのひとつです。“非共用モード”または“更新モード”とも呼ばれます。データ操作におけるデータのロックの強さは、以下のようになります。非共有モードのロックが獲得されたデータは、ほかのトランザクションでデータ操作することはできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、ほかのトランザクションの実行は、待ち状態となります。非共有モードで資源を占有する機能は、共有モード、弱共有モードまたは非共有モードで資源を占有する機能と同時に動作することができません。
関連用語: 共有モード、弱共有モード
フラッシュトリートメントリカバリの一種です。ダウンリカバリを業務と並行して行います。リカバリ対象データを閉塞するだけで業務再開とする高速なリカバリ方法です。ただし業務再開直後は一部のデータがアクセスできない可能性があります。
単一行SELECT文および問合せ指定において、データ操作の対象表、対象行、および対象グループを指定する部分を“表式”と呼びます。表式は、FROM句、WHERE句、GROUP BY句、およびHAVING句から構成されます。
C言語、およびCOBOLの高級言語で、SQL文を使用してデータベースからデータを取り出したり、データベースを更新する場合に、SQLデータ変数と対で指定する変数です。データベースを更新するSQL文の場合、標識変数は、SQLデータ変数に格納されているデータがNULL値か否かを表します。また、データベースを参照するSQL文の場合、SQL文の実行結果、SQLデータ変数にNULL値が格納されたか否か、またはSQLデータ変数に格納された文字列データの文字数を表します。
表がどのスキーマに含まれるかを宣言することを“表宣言”と呼びます。表宣言を行うことにより、データ操作文の表名の指定でスキーマ名を省略することができます。表名の指定を容易にしたり、アプリケーションとデータベースの独立性を高めるために表宣言を行います。
Symfoware Serverは、大容量なデータベースのアクセスの高速化、および運用面での実用性の確保を目的に、論理的に1つの実表を物理的に複数のグループに分割することを可能にしています。これを表の分割運用と呼びます。たとえば、全支店の売上表を支店別に分割することができます。アプリケーションは、分割運用を適用しても特別な配慮を行う必要はありません。さらに、分割した単位に、独立に、かつ並行にデータベースのチューニング作業やデータベースの退避運用を行うことが可能となります。
Accela BizSearchが提供する全文検索の検索モードのひとつです。検索条件として、論理演算をサポートする検索モードです。検索モードには、ほかにランキングブーリアン検索モード、ランキング検索モードがあります。
SQLの探索条件では、述語の間での論理積(AND)および論理和(OR)、また述語の否定(NOT)を指定した論理演算を行うことができます。探索条件中で論理演算を指定する演算子を“ブール演算子”と呼びます。ブール演算子には、AND、ORおよびNOTがあります。
ネットワーク・システムの内部(たとえばイントラネット)と外部(たとえばインターネット)の境界部分に設けるセキュリティシステムのことです。外部からのアクセスを制限することにより、内部システムの安全性を高めます。
ファンクションルーチンは、利用者が作成したC言語プログラムを関数として定義することによって、その関数をSQL文中に記述して処理することができる機能です。Symfoware Serverが提供する関数以外に利用者が自由に関数を作成することができ、数値関数、データ列値関数、日時値関数と同様にSQL文中で利用することができます。
運用システムと待機システムでシステムを二重化し、システムのダウン時に待機システムに業務を引き継ぐ処理です。Symfoware Serverのフェイルオーバには、作業を引き継ぐサーバの状態(可用性のレベル)により、ホットスタンバイ機能とスタンバイ機能があります。
フェイルオーバを実現するための運用をフェイルオーバ運用とよびます。1つの業務処理に関して、異なったノード上に運用と待機を用意しておくことにより、ノードの故障などが発生したときに、ほかのノードで業務を引き継ぎます。
WebScriptがデータベースと接続し、情報をやり取りするための手段として用意しているファイルです。一般のHTMLタグなどによる制御以外にも、拡張タグの処理、変数の置換など、WebScript固有の処理を記述できます。
テンポラリログファイル、RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイルおよびインダウトログファイルに入出力障害が発生しても、運用を継続することができます。これをフォールバック運用と呼びます。
論理構造および格納構造とともにデータベースの構造のひとつです。磁気ディスクに配置するデータベーススペースのことを物理構造と呼びます。データベーススペースは、固定の長さのブロックの集合体です。
関連用語: 格納構造、論理構造
非同期オプションを指定した場合、フラッシュトリートメントリカバリ機能では、ダウン時の運用待機切替え時に、ダウンリカバリ対象資源を閉塞します。これをフラッシュトリートメント閉塞といいます。
ロードシェア運用で、運用中のRDBシステムの1つがダウンした場合に、待機から運用に切り替わったRDBシステムが業務とダウンリカバリを並行して行う機能です。
フラッシュトリートメントリカバリには以下があります。
同期フラッシュトリートメントリカバリ
非同期フラッシュトリートメントリカバリ
アプリケーションソフトを動作させる際の基盤となるOSの種類や環境、設定などのことです。Windows(R)やUNIX、MacOSは、それぞれ異なるプラットフォームです。また、OSにとっては、自らを動作させる基盤となるPC/AT互換機、Macintoshなどのハードウェアの種類がプラットフォームです。
通信や放送に利用できるバンド幅の広い通信網のことです。一般的には、家庭からインターネットにアクセスする際に主流になっている現在のアナログモデムやISDNに比べて、はるかに容量の大きい通信網を指す言葉として使われています。
表の分割運用を適用する場合、表のDSO定義で分割条件に指定した“?"に対する値を、表のDSI定義時に定数で指定します。この値を分割キー値と呼びます。定義されたDSIに格納されるデータは、分割条件の“?"をこの分割キー値で置き換えた時に、条件の評価が真となる行です。
関連用語: 分割キー、分割条件
分割キーの値を分割キーの定義に従って、カンマで区切った並びをカッコで囲った値です。複数の分割キー値を指定する場合は,カンマで区切った並びとします。分割格納のあるDSIに対して、分割値を指定する場合に利用します。
例: (1'a')(2'b')
表の分割運用を適用する場合、分割した単位にデータを振り分けるための規則を分割条件と呼びます。分割条件は、分割キーを表す列名リストと、“?"を指定した仮値リストで指定します。分割条件は、表のDSO定義で指定します。
関連用語: 分割キー、分割キー値
B-木構造に特有な自己調整機能です。あるページの格納データの数が一定値を超えた場合、別のページ(空きページの場合もある)との間で格納データの再配置を行う機能です。これにより、ページ内の格納データの量を平均化し、処理効率のバランスを維持します。
関連用語: B-木構造
ユーザ変数とシステム変数があります。ユーザ変数は、ローカル変数とグローバル変数があります。変数は、型をもたず、値が設定されたときに、数値か文字になります。WebScriptのフォーマットファイルで利用できます。
一般には、インターネットで情報を提供するサーバが、その情報の簡単な紹介などを行うために保持しているページのことです。これは個人でも所有することができます。 WebScriptでいう“ホームページ”とは、wit_gwdコマンドでセションが開始されてから、最初に表示されるページのことです。
フェイルオーバを実現する機能のひとつで、あらかじめ待機システムでSymfoware Serverを起動させた状態で待機させる方式です。スタンバイ機能に比べて、システムダウン後の再起動時間がないため、格段に可用性が向上します。
データベースの障害のひとつです。データベーススペースが存在するディスクボリュームが障害となった場合です。この場合、障害が発生したディスクボリューム上のデータベーススペース、およびDSIはアクセス禁止となります。
関連用語: アクセス禁止
1つのシステム上で別々のRDBディクショナリを持つ複数のSymfoware/RDBを起動することです。マルチRDBでは、各々のSymfoware/RDBを独立して動作させることができます。また、あるアプリケーションが複数のSymfoware/RDBの環境に結合してデータアクセスすることができます。
1つの実表やインデックスのDSI(Data Structure Instance)を、複数のデータベーススペースに割り付けることをマルチデータベーススペースと呼びます。1つのディスクの絶対容量を超える大容量のDSIに対応することができます。
データベースの同一行に対し、参照要求と更新要求が競合した場合に、更新前と更新後のデータを二重に保持することによって、データの処理効率を向上させることができる機能です。
参照要求には、直近のコミット済みデータを参照させながら更新要求を処理することで、処理の同時走行を可能にしています。
Symfoware Serverのマニュアルでは、“コミットデータ即時読込み”として記載しています。
企業または組織にとって生命線である、中枢的な業務システムを指します。このようなシステムでは、障害が起こったときの影響が大きくなるため、耐故障性向上や障害リカバリ時間の短縮化などの要件から、ディスクの二重化やシステムの二重化(フェイルオーバ)などの信頼性向上の機能装備が必要となります。
利用者が作成したデータベースをアクセスするための基本情報や各種の運用情報を記録するファイルです。基本情報は、rdbddlexコマンドによるデータベース登録時に記録されます。運用情報は、RDBコマンドによる利用規定やアクセス禁止情報の設定時などに記録されます。ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルは、RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE1に指定したパス名にrdbcrdicコマンドを使用して作成します。
スケーラブルログ運用を行っている場合に作成するロググループのひとつです。ユーザロググループは、RDBシステム内で複数存在するロググループです。ユーザロググループは、追加定義することができ、最大99個作成できます。ユーザロググループには、そのグループに属しているデータベーススペースに対するログが蓄えられます。
ユーザロググループを使用するデータベースをアクセスするための情報を保持するためのファイルです。スケーラブルディレクトリ機能を使用する場合に必要となるファイルです。ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルは、rdbscldirコマンドで作成します。
データ操作のSQL文で、カーソルによる更新、および削除に利用できないカーソルを、“読込み専用カーソル”と呼びます。カーソルが読込み専用となるか否かは、カーソル宣言の記述で決まります。たとえば、問合せ指定のFROM句に2つ以上の表が指定された場合に、読込み専用カーソルとなります。
関連用語: 更新可能カーソル
データ操作中の不慮のシステムダウン、アプリケーションの異常終了、およびデータベースを格納したディスクボリュームにトラブルが発生した場合に、これらのトラブルが発生する前の状態にデータベースを戻すことです。
アプリケーションの動作環境ファイルで指定するリカバリ機能の水準です。リカバリ機能を使用するか、しないかの水準があります。リカバリ水準に、リカバリ機能を使用しないと指定したアプリケーションは、リカバリ機能を適用するDSIを更新することはできません。
関連用語: リカバリ
Advanced Backup Controllerにより作成される退避データのひとつです。同時に、退避データベーススペースが作成されます。リカバリ制御ファイルは、rdbmrrcvコマンドによるリカバリ処理を行うために必要な情報が格納されています。リカバリ制御ファイルは、rdbmrdmpコマンドにより“データベース名.データベーススペース名”のファイル名でデータベーススペース単位に自動的に作成されます。
ダウンリカバリの高速化のため、またはデータベースの退避データの取得点を表すためのログデータです。ダウンリカバリの高速化のためのチェックポイントには、ダウンリカバリが必要なトランザクションを効率よく識別するための情報が記録されています。Symfoware Serverのデーモン空間で定期的に収集しています。データベースの退避データの取得点を表すためのチェックポイントは、rdbdmpコマンドが収集します。
関連用語: ダウンリカバリ
データベーススペースおよびDSIに対する運用の規定をいいます。リカバリ機能の使用に関してや、データの更新処理を抑制するなどのデータ処理レベルに関して、DSI単位またはデータベーススペース単位に規定できます。
Symfoware Serverにアクセスし、サービスを利用する人です。管理者によってデータベースへのアクセスを許された人です。利用者には、OSにもログインできる利用者と、OSは利用できずSymfoware Serverのみ利用できるデータベースアクセス専用の利用者があります。後者をデータベース専用利用者と呼びます。
Symfoware Serverが採用しているデータを表形式で表すデータベースです。リレーショナルデータベースでは、データを行と列からなる二次元の表で表現します。データベース操作は、データベース言語SQLで行います。
アプリケーションでSQL文を実行したときに、処理対象のデータが見つからないことや、エラーが発生することを“例外条件”または“例外”と呼びます。アプリケーションの実行中に例外条件が発生すると、それぞれの例外条件に対応した状態コードがSQLSTATEに設定されます。
Namespaces in XML(REC-xml-names-19990114)によって拡張されたXMLでは、名前空間の考え方を導入し同じ要素名・属性名を異なる名前空間に配置することで、同時に使用することができます。各名前空間にはプレフィクス名を割り当て、要素や属性の名前を"プレフィクス名:ローカル名"の形式で指定します。
UNIX系のファイルシステムとは関係なくデータ操作することのできるディスク領域をローデバイスと呼びます。ローデバイスは、UNIX系のユーティリティを使用して作成するキャラクタ型の特殊デバイスです。Solarisの場合は、通常、/dev/rdsk/の下に作成されるノード名で表されます。Linuxの場合は、通常、/dev/raw/の下に作成されるノード名で表されます。
ロールとは、1つの業務で必要な権限をグループ化したものです。ある業務で必要な権限をまとめて設定する場合は、ロールを定義します。ロールを定義すると、その業務を行うすべての利用者にそのロールの権限を付与することにより、権限管理の効率化を図ることができます。
処理中のトランザクションのデータ操作の無効化を“ロールバック”と呼びます。ロールバックには、データ操作のSQL文単位のロールバックと、トランザクション単位のロールバックの2種類あります。代表的なものでは、前者には、データ操作の例外状態の発生、後者には、アプリケーションが意図したROLLBACK文の発行があります。
関連用語: コミット
個別セションで、アクセス環境を指定して、WebScriptセションを開設することです。以降ログアウトまで個別セションが開設された状態となります。ログイン後は、homePageが表示されhomePageからフォーマットファイルにWebScriptの処理を依頼します。
テンポラリログファイルの共通部のことです。テンポラリログファイルの作成時に、パス名を指定してログインデックス域を作成します。テンポラリログファイルの作成時には、AIログ域およびBIログ域も作成します。ログインデックス域と同じファイルまたはローデバイスにAIログ域やBIログ域を作成することもできます。
関連用語: AIログ域、BIログ域
テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの管理情報を持つファイルです。ログ管理ファイルは、インストール時に作成され、テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの作成および変更時に、ログファイル情報が書き込まれます。
関連用語: アーカイブログファイル、テンポラリログファイル
ログ環境の分割単位をロググループと呼び、各ロググループは、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイルから構成されます。なお、ロググループには、デフォルトで存在するRDBシステム内で1つのシステムロググループと、追加定義する複数のユーザロググループの2種類があります。
データベースの更新の記録をログまたはログデータと呼びます。データベースのリカバリに使用します。ログデータには、ロールバックのための更新前ログデータ(BIログデータ)と、メディアリカバリのための更新後ログデータ(AIログデータ)があります。
格納構造および物理構造とともにデータベースの構造のひとつです。スキーマ、表および列の構成、列のデータ型などのデータ構造を論理構造と呼びます。また、一意性制約などの制約、権限、プロシジャルーチンおよびトリガも論理構造の要素のひとつです。
アプリケーションが実行される実行環境の枠組です。 運用に必要な情報(データベースや環境変数、ライブラリ情報など)やオブジェクトを登録することで、ワークユニットに設定された実行環境下でアプリケーションを動作させることができます。
新世代のeビジネスシステム構築に不可欠な高度情報活用プラットフォームです。高信頼性設計による高性能かつスケーラブルな検索テクノロジを基盤に、eビジネスのさまざまな利用シーンに適用可能な先進的機能を搭載しています。
Symfoware Server Advanced Backup Controllerの機能です。PRIMECLUSTER GDSまたはSafeDISKなどのディスク管理製品またはETERNUSなどのディスクアレイ装置を利用して、ミラー化したディスクをバックアップとして利用することにより、大規模データベースに対し、短時間でかつ業務に影響を及ぼすことなく、高速にバックアップデータを作成する機能のことです。
AIログデータを書き出すためのテンポラリログファイルの領域です。テンポラリログファイルの作成時にAIログ域のファイルまたはローデバイスのパス名を指定して、AIログ域を作成します。ログインデックス域と同じファイルまたはローデバイスに配置することができます。
関連用語: ログインデックス域、AIログデータ、AIログバッファ、BIログ域
データベースを更新後にリカバリするためのログデータです。更新後ログデータと呼ぶこともあります。ダウンリカバリやメディアリカバリで使用します。
関連用語: ダウンリカバリ、メディアリカバリ、ログデータ、AIログ域、AIログバッファ、BIログデータ
Active Server Pagesの略で、米国Microsoft社のWebサーバであるIISで利用できる、HTMLやXMLの中にJavaのプログラムコードやコンポーネントを埋め込み、動的にWebページを作成する技術です。
BIログデータを書き出すためのテンポラリログファイルの領域です。テンポラリログファイルの作成時にBIログ域のファイルまたはローデバイスのパス名を指定して、BIログ域を作成します。ログインデックス域と同じファイルまたはローデバイスに配置することができます。
関連用語: ログインデックス域、AIログ域、BIログデータ、BIログバッファ
データベースを更新前に戻すためのログデータです。更新前ログデータと呼ぶこともあります。ROLLBACK文の実行、アプリケーションの異常終了およびダウンリカバリで使用します。
関連用語: ダウンリカバリ、ログデータ、AIログデータ、BIログ域、BIログバッファ
Bean-managed persistenceの略で、EJBアプリケーション内に適切なデータベース操作文を発行する処理を記述することにより、EJBアプリケーション自身がデータの永続化を行うEntity Beanの形態のひとつです。
インデックスに対する格納構造です。インデックス部とデータ部から構成されます。インデックス部は、インデックスのキーとなる列の組と実表データとの対応情報の値を持ち、データ部のページを管理します。データ部は、インデックスのキーとなる列の組と実表データとの対応情報の値からなるデータを持ちます。
関連用語: インデックス部、格納構造、データ部、B-木構造
探索条件に一致した実表のデータを迅速に見つけるための索引手法のひとつです。Symfoware Serverは、効率のよいデータの索引手法として、データの格納位置を根(ルート)、中間、および枝(リーフ)の形式で記録し、高速に探索条件に一致したデータを見つけ出せるようにしています。この形式の索引をB-木構造と呼びます。Symfoware Serverは、インデックスについて、この構造を採用しています。
関連用語: ハッシュ構造
「Common Gateway Interface」の略称で、Webサーバがそのマシン上のプログラムを実行する際のインタフェースのことです。このインタフェースでWebサーバから起動されるプログラムを“CGIプログラム”と呼ぶことがあります。
Container-managed persistenceの略で、EJBアプリケーション中にデータベース操作文を記述する必要はなく、代わりにコンテナがデータベースに対するアクセスを行うEntity Beanの形態のひとつです。
アプリケーションサーバからデータベースサーバへのコネクションの自動管理を行う機能です。高処理能力、高信頼化を確実なものとして、性能スケーラブルなシステムの構築を可能とします。
Webサーバとブラウザの間の通信方式は、基本的に1回のアクセスごとに接続が切れます。このため、複数回のアクセスを行う場合、前回のアクセスに関する情報(コンテキスト)を次回のアクセス時に参照することは困難です。Cookieは、この困難に対処するために導入されたもので、これを使用することにより、サーバからブラウザに今回のアクセスに関する情報を送ったり、ブラウザからサーバにその情報を送り返させることができます。
オブジェクト指向技術の標準化団体である OMG(Object Management Group)が規定した、異機種間でのアプリケーション連携のための標準仕様です。この仕様に基づいて、アプリケーションを構築することにより、サーバ間でのシームレスな連携が可能です。Common Object Request Broker Architectureの略称です。
表に含まれる列の定義要素のひとつです。INSERT文で表に行を挿入する時、該当列の挿入データが指定されない場合には、DEFAULT句で定義された値が挿入されます。列にDEFAULT句が定義されていない場合には、NULL値が挿入されます。
集合関数の引数に“DISTINCT”指定をした関数を“DISTINCT集合関数”と呼びます。DISTINCT集合関数では、値の重複する行を除いて関数を適用します。
関連用語: ALL集合関数
DeMilitarized Zoneの略です。非武装セグメントとも呼ばれ、外部に公開するゾーンでありながら、ファイアウォールに守られ、サーバ自身は非武装でいられるゾーンのことです。インターネットとプライベートネットワークとの間に、独立して置かれます。このゾーンに、mail、Webなどのサーバを置くことで、プライベートな内部のネットワークを危険にさらすことなく、これらのサービスが提供できます。
表(実表)に対してその格納構造を表現するものです。DSIでは、DSOで表現する情報に加えてデータベーススペースとの対応関係も表現します。DSOとDSIとの関係は、1対1の場合と、1対nの場合があります。1対nは、表のデータを分割して格納する場合です。
DTD(文書型定義)は、XMLのスキーマ言語のひとつです。XML 1.0で規定されている基本的なスキーマ言語といえます。タグによって表される文書要素、および階層構造の宣言や要素の付加情報としての属性の宣言等をすることができます。他に実体参照などの定義もあるため、スキーマ言語以外の機能を利用される場合もあります。
Interstage Application Serverで提供する、Enterprise JavaBeansの考え方をベースとしたサーバアプリケーションを実行するための実行環境です。サーバアプリケーションの構築に必要な各種サービス(トランザクション処理、セション管理など)をコンテナ(入れ物)に隠蔽しているので、アプリケーション開発者はコンテナを利用してシステムを構築することができるため、開発工数を大幅に削減できます。
Esql,SQL埋込みCプログラムおよびSQL埋込みCOBOLプログラムの翻訳機能の総称です。また、SQL埋込みCプログラムおよびSQL埋込みCOBOLプログラムは以下のように呼びます。
SQL埋込みCプログラム:
Esql-c
SQL埋込みCOBOLプログラム:
Esql-COBOL
富士通が提供するディスクアレイ装置です。Advanced Backup Controllerでは、ETERNUSのアドバンスド・コピー機能を利用することで高速なバックアップを実現しています。
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerは、富士通のETERNUSディスクアレイと連携し、アドバンスト・コピー機能による高速バックアップ/リカバリ、レプリケーション運用を実現するストレージシステムソリューションです。
インターネットを通じた商業取引きの場のことです。従来の電子商取引は、買い手企業と売り手企業が1対1で結びつき、取引をしていましたが、eマーケットプレイスの場合は、複数の買い手企業と複数の売り手企業が参加して、売買を行うことができます。
「Hyper Text Markup Language」の略称で、ハイパーテキストを記述するための言語です。これを用いて、別の文書にリンクを張ったり、検索条件を入力するフォームを作成したりすることができます。
HTMLを拡張した言語です。通常は、HTML拡張タグファイル(フォーマットファイル)中にHTMLタグとHTML拡張タグを混在させて記述し、拡張部のタグはサーバサイドスクリプトエンジンが実行し、その結果をHTMLに変換し、ブラウザで表示します。
「Hyper Text Transfer Protocol」の略称で、Webのクライアントがサーバと通信を行うためのプロトコルのひとつです。Webシステムで文書や画像データを転送するためによく用いられます。
IIS(Internet Information Services)
Windows(R)にIISを導入することにより、世界中に情報発信可能なWebサーバとなります。Active Server Pages(ASP)のアプリケーションを作成して、Symfoware/RDBのデータベースにアクセスすることができます。
富士通(株)が提供するソフトウェアの名称です。Interstage Application Serverは、クライアント/サーバ形態およびweb経由のオンライン業務と、オンライン業務に付帯するバッチ業務を実現するオンラインDB/DCシステムです。Interstage Application Serverは、実質的なUNIX標準を制定しようとする団体であるX/Openで規約化したDTPモデル(分散トランザクション処理モデル)に準拠し、XAインタフェース、および分散トランザクション機能を持ちます。
Interstage Application Serverと連携するオプション製品で、分散アプリケーションの統合開発環境です。生産性を高めるツールや実用性に優れるコンポーネントなどを併せて提供、広範囲な業務アプリケーションを効率的に開発できる環境を実現しています。
Java2 Enterprise Editionの略で、米国Sun Microsystems Inc.が提唱したJavaによる分散アプリケーション向けのコンポーネントアーキテクチャおよび規約であり、Javaコンポーネント開発の標準仕様です。サーブレット/JSP、EJB等で構成されます。
JDBCは、SQL文を実行するためのJava APIです。これは、Javaプログラミング言語で書かれたクラスとインタフェースのセットから構成されます。JDBCは、ツール/データベース開発者のための標準APIを提供し、Pure Java APIを使用したデータベースアプリケーションの作成を可能にします。
Java Naming and Directory Interfaceの略で、JNDIテクノロジは、複数のネームサービスおよびディレクトリサービスに、統一されたインタフェースを提供します。Java Enterprise API セットの一部であるJNDIによって、異なるネームサービスおよびディレクトリサービスにシームレスに接続することができます。開発者は、この業界標準のインタフェースを使用して、強力で移植性があり、ディレクトリ機能を備えたJavaアプリケーションを構築できます。
HTMLやXML中にJavaプログラムコードやコンポーネントを埋め込むことで動的なWebページの作成を容易にする技術であり、ASP(Active Server Pages)同様の機能を有します。ASPがVBスクリプトを使用するのに対し、JSPではJavaそのものを使用します。
GUIを利用して抽出定義を行うためのウィンドウです。複写元システムがWindows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合に使用することができます。
富士通(株)が提供するソフトウェアの名称です。ディスクボリュームの耐故障性を確保するためのソフトウェアです。Symfoware Serverのディスクミラーリング機能を適用する場合に必要です。
Microsoft Cluster Serviceの略です。Microsoft Cluster Serviceは、オープンな仕様、そして標準的なハードウェアがそのまま利用できるクラスタリング技術です。システムの一部に障害が起きてもシステム全体としては稼動しつづけるアーキテクチャを提供することで、システム停止による損失を未然に防ぐことができます。
Windows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2オペレーティングシステムで使用できるファイルシステムです。ファイルの回復機能、大容量の記憶媒体、長いファイル名、および厳密なアクセス権制御機能を使用することができます。
Symfoware Serverのデータベースの実表の格納構造のひとつです。画像や音声などのマルチメディアデータを扱う実表に適用できる格納構造です。
関連用語: RANDOM構造、SEQUENTIAL構造
ODBC(Open DataBase Connectivity)は、米国Microsoft社が提唱した、Windows(R)対応のアプリケーションから外部データベースに接続するための標準的なインタフェースです。
Symfoware Serverでは、Visual Studio 2005またはVisual Studio 2008で生成可能なデータ操作の標準的なコードをODBCブリッジコードと呼びます。
高性能かつ省資源(サーバメモリ性能)を目的としたSymfoware Server専用のODBCドライバです。リモートデータベースをアクセスするための実質標準となっているODBCインタフェースに対応したExcelやAccessなどのパソコンツールから、Symfoware Serverにアクセスできます。
ODBCドライバを利用したアプリケーションが実行した、SQL文の情報です。
Symfoware ODOSセットアップの[Symfoware/RDBオプション設定]画面のパラメタ“CLI_SQL_SNAP”を指定することでスナップを取得します。
OSI/RDA(Open System Interconnection/Remote Database Access)
OSIは、ISO(国際標準化機構)とCCITT(国際電信電話諮問委員会)との強調で開発が進められた異機種コンピュータ同士を相互に接続するための国際規格です。この中で、RDAは、異機種システム間でデータベースを相互に運用するためのOSI応用層の規格のことです。RDAの実現によって、異機種システム上のデータベースをデータベース言語SQLを用いて検索・更新などの処理を行うことが可能となります。
XML文書の中に、特定のソフトウェアへの命令を埋め込むための記述です。たとえば、XML文書にスタイルシートを埋め込む構文を定めます。Associating Style Sheets with XML documentsにおいては、PIを用いて使用するスタイルシートを表現するようになっています。
Point Of SalesまたはPoint Of Serviceの略です。一般的に、販売時点でデータ取得・解析する仕組みのことを指します。POSとは、デパート、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ディスカウントストア、その他さまざまなお店に置かれているレジのことです。
Symfoware Serverのデータベースの実表の格納構造のひとつです。データの格納方式にハッシュ関数の索引を採用した格納構造をRANDOM構造と呼びます。
関連用語: SEQUENTIAL構造、OBJECT構造
RDBディレクトリファイルの配置先など、Symfoware/RDBの動作環境を定義する情報のことをいいます。Symfoware/RDBでは、これらの定義情報をRDB構成パラメタファイルと呼ぶファイルに記述しておきます。Symfoware/RDBの起動時に、このRDBパラメタファイルの記述内容に従って、動作環境の設定が行われます。
RDB構成パラメタが格納されるファイルを、RDB構成パラメタファイルと呼びます。RDB構成パラメタには、RDBディレクトリファイルの配置先などのSymfoware/RDBの動作環境が定義されています。
関連用語: RDB構成パラメタ
Symfoware Serverの起動時に生成されるプロセスです。ログ情報の書き出し、共用バッファの管理やデータベースのアクセスなどを行うプロセスです。Symfoware Serverでは、アプリケーションからのデータ操作で発生するさまざまな処理を、これらのシステムデーモンにより非同期に処理し、性能の向上を図っています。
利用者のデータベースの定義情報を格納したファイルを、RDBディクショナリと呼びます。RDBディクショナリは、利用者が定義するのと同様に表で実現されています。この表をシステム表と呼びます。
RDBディクショナリをアクセスするための基本情報や各種の運用情報を記録するファイルです。基本情報は、rdbcrdicコマンドによるRDBディクショナリ作成時に記録されます。運用情報は、RDBコマンドによる利用規定やアクセス禁止情報の設定時などに記録されます。RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルは、RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE2に指定したパス名にrdbcrdicコマンドを使用して作成します。
データベースをアクセスするための基本情報や、各種の運用情報を記録するファイルを、RDBディレクトリファイルと呼びます。運用情報には、たとえば、RDBコマンドを利用して設定したアクセス禁止状態や、データベースの退避データを作成するときに設定したデータ更新の抑止状態などがあります。RDBディレクトリファイルには、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル、RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルおよびユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの3種類があります。
SQL文を使用するアプリケーションを実行すると、データベースの処理を行うためにSymfoware/RDBが提供する共用オブジェクトが呼び出されます。この共用オブジェクトは、さらにWindows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2システムが提供する共用オブジェクトを呼び出します。SQL文を使用するアプリケーションのロードモジュールは、これらの共用オブジェクトと動的結合することが必要です。本書では、これらの共用オブジェクトを総称して“RDBライブラリ”と呼びます。
Symfoware Serverのデータベースの実表の格納構造のひとつです。履歴ジャーナルのようにデータの発生順に単純に行(レコード)を追加するような実表に適用できる格納構造です。ディスクボリュームの省スペース化が図れます。
関連用語: RANDOM構造、OBJECT構造
Standard Generalized Mark-up Languageの略です。文書の論理構造および意味構造を記述する言語です。タイトル、引用部分および著者など、文書の中で特別な意味をもつ部分にマークを付けることができます。
トランザクションを並列に処理する技術のひとつです。データベースをどのノードからも直接アクセスするもので、クラスタシステムを構成する全ノードとのあいだで、データの排他をとって処理することを特長としています。
関連用語: Shared Nothing方式
トランザクションを並列に処理する技術のひとつです。データベースのアクセス管理をノードと対応させ、管理下のデータベースは単一のノードの場合と同じく、そのノード内だけで排他をとり、直接アクセスします。管理外のデータベースに対するアクセスは、そのデータベースを管理するノードに処理要求を出して間接的にアクセスします。
関連用語: Shared Everything方式
Symmetric Multi Processingの略で、複数のプロセッサが1つのメモリ空間を共有し、基本的に同等なものとして振る舞うことができる並列処理のことです。複数のプロセッサを使って同時に処理を行うことができます。
SQL(Structured Query Language)
SQLは、データベースの定義やデータ操作を行うための標準のデータベース言語です。Symfoware Serverは、基本的に国際標準ISO 9075、JIS X3005、およびANSI X3.135の規格に準拠しています。
被準備文中に含まれる動的パラメタ指定や選択リストに関する情報を格納する利用者定義の記述子領域です。利用者はこの領域を介して、被準備文中に含まれる動的パラメタ指定の値を設定したり、選択リストの結果取り出しを行うことができます。
ANSI/ISOで標準化されているSQL言語の一部で、XMLデータと一緒にSQLを利用することができます。これにより、SQLの文脈からXMLを扱うことができます。
SQL/XMLはXQueryを使用することで、柔軟な検索、またはXMLデータの取り出しを行うことができます。また、SQL/XMLはSQL文でリレーショナル列からある程度条件を絞ったデータに対して検索を行うことで、効率的にデータを参照できます。
関連用語: XQuery
データベースを操作するアプリケーションは、データベース処理部分はSQL文で記述し、ほかの処理は既存のプログラミング言語で記述します。このようにSQL文が埋め込まれたアプリケーションを、“SQL埋込みホストプログラム”と呼びます。使用できるプログラミング言語として、C言語、およびCOBOLがあります。これらのプログラミング言語で作成され、SQL文が埋め込まれたアプリケーションを、以下のように呼びます。
SQL埋込みCプログラム
SQL埋込みCOBOLプログラム
なお、SQL埋込みホストプログラムは、a.およびb.の総称です。
埋込みSQLを利用したアプリケーションで実行した、SQL文の情報です。
スナップの取得方法には、アプリケーションの実行環境により、以下の方法があります。
クライアント動作環境ファイルの“SQL_SNAPパラメタ”で指定
環境変数の“RDBTRC”で指定
PREPARE文によって実行したいSQL文と対応づけられた識別子のことを“SQL文識別子”と呼びます。
SQL文識別子は、DESCRIBE文、EXECUTE文などに指定し、動的にSQL文を実行することができます。
クライアントとサーバの会話状態が、メソッドを越えて継続するセションのことです。そのため、複数のメソッドにまたがるトランザクション処理行うことができます。Enterprise Beanのインスタンス数はクライアントの数分必要となります。“STATEFUL”とだけ表記しても同じ意味です。
クライアントとサーバの会話状態が、メソッドを越えて継続されないセションのことです。そのため、トランザクションを含むデータ保全の作業はメソッド内で完結している必要があります。Enterprise Beanのインスタンス数はクライアントの数より少なくてすみます。“STATELESS”とだけ表記しても同じ意味です。
Microsoftが提唱するADO.NETに準拠したデータベースアクセスコンポーネントです。Symfoware Server独自の.NET Data Providerにより、.NET Framework環境からSymfoware Serverへの最適なデータアクセスを保証します。
Symfoware Serverは、高性能で高信頼なデータベースエンジンを持ち、インターネットビジネス時代のミッションクリティカルシステムおよび戦略的な情報活用の支援に適したデータベースシステムです。
インターネットやイントラネットで標準的に使われるプロトコルです。米国防総省が、核攻撃で部分的に破壊されても全体が停止することのないコンピュータネットワークを開発する過程で生まれました。UNIXに標準で実装されたため急速に普及し、現在世界で最も普及しています。OSI参照モデルではIPが第3層、TCPが第4層にあたり、HTTPやFTPなどの基盤となるプロトコルです。
テキスト文書やWord文書といったテキストベースの文書を対象とした検索機構です。Textアダプタを利用することにより、Accela BizSearchを使用して、Symfoware Serverに格納された文書データに対して、キーワード検索やあいまい検索といった全文検索ができます。
世界の各国語文字を統一的に扱うことができる、マルチバイトの文字コード系です。アプリケーション中の定数やホスト変数へ入出力するデータなど、データベースに格納するデータに対して指定できます。
「Uniform Resource Locator」の略称で、インターネット上に存在する各種資源(文書、画像など)を特定するために使用するアドレスのようなものです。これは転送(取得)方法、情報を持っているホスト(サーバ)名、そのホスト内での場所などからなります。URLを利用することで、インターネット上の膨大な情報の中から、自分の必要とする情報を入手することができます。
C++言語でMicrosoft Foundation Class Library(MFCライブラリ)を利用して、Symfoware/RDBのデータベースにアクセスするアプリケーションが作成できます。
Symfoware Serverの動作環境構築をサポートするセットアップ支援ツールです。使用するサーバのプラットフォームに関係なく、WebブラウザのGUI操作で、簡単にセットアップ時の動作環境の構築や動作パラメタの設定を行うことができます。
WebDBtoolsは、データベースの構築を支援するSymfoware Serverのデータベース開発ツールです。開発するデータベースの定義および試験データの操作を、すべてWebブラウザから行うことができます。また、Webサーバとデータベースの連携機能により、簡易なデータベース連携業務を構築することもできます。
HTMLファイル、イメージファイル、Servlet、JSPファイルなどのWebリソースと、Webアプリケーション環境定義ファイルから構築します。機能を、1つのWebアプリケーションのパッケージ単位として開発できます。
Webサーバに文書などを要求し、人間に見やすい形にして表示するプログラムを“Webブラウザ”と呼びます。代表的なブラウザとして、「Internet Explorer」があります。
クライアントにブラウザを利用して、業務を行うことです。クライアントにはアプリケーションをインストールしないで、必要なものはネットワークを通してダウンロードしたプログラムを実行する利用形態です。クライアントマシン、操作場所およびプラットフォーム無依存な画面操作を可能にした運用形態です。
分散トランザクション処理モデルでのトランザクションモニタと、リレーショナルデータベース管理システムとの連携インタフェースをXAインタフェースと呼びます。XAインタフェースは、実質的なUNIXの標準を制定する団体X/Openが規定しています。
x Digital Subscriber Lineの略です。従来の電話回線を利用して高速データ通信を行うADSLなどの技術の総称です。通話用と異なる高い周波数帯域を使用するため、電話とデータ通信を同時に利用することができます。
Extensible Markup Languageの略です。XMLは、文書の構造を記述する言語です。SGMLのサブセットになっており、文書自身の中にタグを埋め込む形で利用されます。“Extensible”の名の通り、ユーザが独自のタグを定義することができます。従来のインターネット言語であるHTMLの次世代言語として注目されている言語で、HTMLが固定マークアップ方式に対し、XMLでは文書独自の方式を設定できます。
XMLデータを参照するための特定の要件を満たすように、World Wide Web Consortium(W3C)によって設計された機能プログラミング言語です。
XMLデータのデータ構造は、予測可能で規則的な構造を持つリレーショナル・データとは異なり、柔軟性に優れているため、予測不能なデータ構造になっていることが多いです。
XQueryを利用することで、予測不能なデータ構造を持つXMLデータに対して、柔軟な操作を実行することができます。
データベースシステムを使用する業務において、業務の追加・変更やデータベースの障害発生時に、業務を停止することなくシステムファイルのリカバリやデータベースの定義変更、インデックスの自動再配置などのデータベースの保守作業を行うことを指します。
クライアント、アプリケーションサーバ、データベースサーバの3つの階層に分離したシステムの形態のことです。3つの層を明確に区別することで、システム性能や柔軟性、開発・保守効率などを向上させることができます。Symfoware Serverでは、Connection Managerと組み合わせて3階層システムを実現します。