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Symfoware Server V10.0.0/V10.0.1 アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)

C.3.4 データの挿入

ADO連携でデータの更新を行う方法について説明します。

本サンプルコードは、INSERT文実行後、メッセージボックスで完了を知らせます。

アプリケーションの手順

  1. コネクションを接続します。

  2. Commandオブジェクトを生成します。
    Command.ActiveConnectionプロパティに1で生成したConnectionオブジェクトを設定します。
    Command.CommandTextプロパティにINSERT文を設定します。
    Command.CommandTypeプロパティにadCmdTextを設定します。

  3. Command.ExecuteメソッドでINSERT文を実行します。

  4. コネクションを切断します。

  5. オブジェクトを破棄します。

エラー処理については、“C.3.11 エラー処理”を参照してください。

'オブジェクト宣言
Dim Con As Connection
Dim Com As Command

'Connectionオブジェクトの生成
Set Con = New Connection
Con.ConnectionString = "DSN=DSN01;UID=USER01;PWD=PASS01;"

On Error GoTo ErrorProc

'1. コネクション接続
Con.Open

'2. Commandオブジェクトの生成と設定
Set Com = New Command
Com.ActiveConnection = Con
Com.CommandText = "INSERT INTO TESTTBL VALUES(106,1000.025,DATE'2007-04-10','INSERT DATA')"
Com.CommandType = adCmdText

'3. INSERT文実行
Com.Execute

'メッセージボックスの表示
MsgBox "行を挿入しました", vbOKOnly, "Normal End"

'4. コネクション切断
Con.Close

'5. オブジェクトの破棄

Set Com = Nothing
Set Con = Nothing

Exit Sub


'エラー処理
ErrorProc:

'エラー処理ルーチンを記述します