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Symfoware Server V10.0.0/V10.0.1 アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)

B.6.1 プログラムの処理

ランチデータベース

サンプルプログラムで行っている処理はそれぞれ以下のとおりです。

環境作成プログラム

プログラム名

処理

Lunch_Env_make.htm

ランチデータベース環境作成の各処理を選択するメニューを表示します。ここで、各処理に切り分けます。

Lunch_Env_make.asp

ADO接続を使用してコネクション環境を作成し、Executeメソッドで以下のSQL文を実行します。

  • CREATE TABLE文

  • CREATE INDEX文

静的SQL文と動的SQL文を使用したランチデータベースプログラム

プログラム名

処理

lunch.htm

ランチデータベースの各処理を選択するメニューを表示します。ここで、各処理に切り分けます。

entryform.htm

登録のフォームを表示します。

entry.asp

登録情報をフォームより受け取ります。ADO接続を使用してコネクション環境を作成し、Executeメソッドで以下のSQL文を実行します。

  • SELECT文で集合関数MAXを使い追番の最大値を調べる

  • INSERT文

look.asp

ADO接続を使用してコネクション環境を作成します。ExecuteメソッドでSELECT文を実行し一覧を表示します。

search.htm

検索のフォームを表示します。

shopsearch.asp

店名をフォームより受け取ります。ADO接続を使用してコネクション環境を作成します。ExecuteメソッドでSELECT文を実行し検索結果を表示します。

genresearch.asp

ジャンルをフォームより受け取ります。ADO接続を使用してコネクション環境を作成します。ExecuteメソッドでSELECT文を実行し検索結果を表示します。

pricesearch.asp

価格をフォームより受け取ります。ADO接続を使用してコネクション環境を作成します。ExecuteメソッドでSELECT文を実行し検索結果を表示します。

profitsearch.asp

満足度をフォームより受け取ります。ADO接続を使用してコネクション環境を作成します。ExecuteメソッドでSELECT文を実行し検索結果を表示します。

update.htm

修正のフォームを表示します。

update.asp

修正情報をフォームより受け取ります。ADO接続を使用してコネクション環境を作成し、ExecuteメソッドでUPDATE文を実行します。

password.htm

パスワード入力フォームを表示します。

pdoltout.asp

パスワードを確認し、削除のフォームを表示します。

boltout.asp

削除する行の追番をフォームより受け取ります。ADO接続を使用してコネクション環境を作成し、ExecuteメソッドでDELETE文:探索を実行します。

allboltout.asp

ADO接続を使用してコネクション環境を作成し、ExecuteメソッドでDELETE文を実行します。

ranking.asp

ADO接続を使用してコネクション環境を作成し、ExecuteメソッドでSELECT文を実行し結果を表示します。

静的SQL文と動的SQL文のコーディングの違い

ASPでの静的SQL文と動的SQL文のコーディングの違いについて、コーディング例で説明します。

ランチデータベースプログラムのgenresearch.aspより、SQL文の生成から実行までのコーディングの異なる部分を抜粋しましたので参考にしてください。

静的SQL文のコーディング例
'Connectionオブジェクトを作成
Set OBJdbConnection = Server.CreateObject("ADODB.Connection")
'DB接続
OBJdbConnection.Open "DSN=SmpODOS;UID=RDASV;PWD=RDASV"
'SQL文  生成
SQLQuery = "SELECT ジャンル,店名,メニュー,価格 FROM LUNCHSCH.LUNCHTBL WHERE ジャンル=N'"
SQLQuery = SQLQuery + GENRE + "'"
'SQL文を実行
Set LunchList = OBJdbConnection.Execute(SQLQuery)
動的SQL文のコーディング例
'Commandオブジェクトを作成
Set OBJdbCommand = Server.CreateObject("ADODB.Command")
'開いている接続とCommandオブジェクトとを関連付ける
OBJdbCommand.ActiveConnection = "DSN=SmpODOS;UID=RDASV;PWD=RDASV"
'SQLステートメント生成
ExSQL = "SELECT ジャンル,店名,メニュー,価格 FROM LUNCHSCH.LUNCHTBL WHERE ジャンル=?"
'コマンドのテキスト版(SQLステートメント)などを定義する
OBJdbCommand.CommandText = ExSQL
'Parameter オブジェクトを作成
set Pm1 = OBJdbCommand.CreateParameter("GE",200,1,8,GENRE)
'Parameters コレクションに追加
OBJdbCommand.Parameters.Append Pm1
'コマンドの実行
Set LunchList = OBJdbCommand.Execute