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Symfoware Server V10.0.0/V10.0.1 アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)

3.2 データベースへの接続/切断

操作手順

データベースと接続/切断をする場合、以下の手順で行います。

ここでは、DataSourceインタフェースを利用した場合について説明しています。

記述例

データベースと接続/切断をする場合の記述例を以下に説明します。

InitialContext ctx = new InitialContext();                        (1)

DataSource ds = (DataSource)ctx.lookup("java:comp/env/jdbc/ds1"); (2)

Connection con = ds.getConnection();                              (3)

con.setAutoCommit(false);                                         (4)
      :
con.commit();                                                     (5)
      :
con.close();                                                      (6)

(1) JNDI環境の指定

(2) JDBCデータソースの取得

(3) データベースとの接続

(4) 自動コミットモードの無効化

(5) トランザクションのコミット

(6) データベースとの接続の切断


以下に各項目の設定方法を示します。

JNDI環境の指定

JNDI APIを使用して下記の形式で指定します。

【記述形式】

InitialContext ctx = new InitialContext();

JDBCデータソースの取得

JNDIのコンテキストを使用して、JDBCデータソースを取得します。

【記述形式】

DataSource ds =
      (DataSource)ctx.lookup("java:comp/env/jdbc/<datasource_name>");

【引数】
<datasource_name>

JDBCデータソース登録時に指定した、JDBCデータソース名を指定します。省略することはできません。

データベースとの接続

データベースと接続します。

自動コミットモード無効化

自動コミットモードを無効化します。

ConnectionインタフェースのsetAutoCommitメソッドを使用します。

トランザクションのコミット

トランザクションをコミットします。

Connectionインタフェースのcommitメソッドを使用します。

データベースとの接続の切断

データ参照更新などの処理の終了後、データベースとの接続を切断する必要があります。


ネーミングサービスの運用方法については、“5.2.1 ネーミングサービスの起動”を参照してください。


注意

データベースとの接続処理で、アプリケーション実行環境のロケールを認識する前に異常終了すると、英語のエラーメッセージが返却されます。