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Symfoware Server V10.0.0/V10.0.1 SQLリファレンス

D.3 格納領域指定時の格納構造

表定義またはインデックス定義で格納領域指定を指定し、格納構造を簡略化して定義する場合の格納構造と、DSO名およびDSI名の命名規約について説明します。

格納構造を簡略化して定義した場合、表定義およびインデックス定義時の各種名前から表のDSO名およびDSI名を自動的に命名します。また、このときにデータ長および割付け量も自動的に決定します。

格納構造の簡略化定義では、DSIの容量は動的に拡張されます。

なお、動作環境ファイルのパラメタで命名時のプレフィックス、データ長、割付け量およびDSIの容量拡張の設定を変更することができます。

参照

システム用の動作環境ファイルについての詳細は、“セットアップガイド”を参照してください。

表定義

表の格納構造

表の格納構造は以下のようになります。

格納構造:

SEQUENTIAL構造

データ部のページ長:

4K

データ部の割付け量:

256K

ORDER(n)の指定:

ORDER(1)

PRECEDENCE(n)の指定:

なし

ただし、表定義が以下の場合、表の格納構造はOBJECT構造となります。なお、以下の表定義の場合でも、動作環境ファイルのDEFAULT_DSI_TYPE でSEQUENTIALを指定している場合は、格納構造はSEQUENTIAL構造となります。

表定義
  • 表の最後に1つだけBLOB型でサイズが32Kバイト以上の列を指定している。

  • BLOB型以外の列は固定長属性である。

  • BLOB型の列にNOT NULL制約を指定している。

格納構造

OBJECT構造

データ部のページ長

32K

データ部の割付け量

32768K

拡張量

動作環境ファイルのDEFAULT_TABLE_SIZEで指定した値になります。

DEFAULT_TABLE_SIZEの指定を省略した場合は、32Kになります。

表のDSO名およびDSI

表のDSO名および表のDSI名は、表定義時のスキーマ名と表名を組み合せて命名します。DSO名とDSI名は同じ名前になります。

 スキーマ名 {} 表名”
 (1)    (2)   (3) (4)  (5)

(1) 固定プレフィックス

(2) CREATE TABLE文で指定したスキーマ名

(3) 表名が文字列の場合

(4) 表名が各国語文字列の場合

(5) CERATE TABLE文で指定した表名

ただし、スキーマ名および表名のいずれか、または両方が各国語文字列の場合には、DSO名およびDSI名は、全体が各国語文字列となります。

システム用の動作環境ファイルでDEFAULT_DSI_NAME=CODEを指定した場合、表のDSO名およびDSI名は、システムで採番する10桁の数字を使用して命名します。

インデックス定義

インデックスの格納構造

インデックスの格納構造は以下のようになります。

格納構造:

BTREE構造

ベース部のページ長:

2K

インデックス部のページ長:

2K

ベース部の割付け量:

168K

縮退指定:

あり

インデックス部の割付け量:

32K

拡張量

動作環境ファイルのDEFAULT_INDEX_SIZEで指定した値になります。

DEFAULT_INDEX_SIZEの指定を省略した場合は、32Kになります。