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Symfoware Server V10.0.0/V10.0.1 SQLリファレンス

3.1 ALTER DSI文(DSI変更文)

機能

DSIの分割値の変更またはDSIの容量拡張を行います。

記述形式

分割値の変更

容量拡張

構文の構成

参照項番

権限

一般規則

参照

詳細については、“RDB運用ガイド”の“動的定義変更”を参照してください。

参照

メモリ常駐の解除については、“RDB運用ガイド”の“メモリに常駐しているDSIの常駐解除”を参照してください。

参照

プレオープンの解除については、“クラスタ導入運用ガイド”の“プレオープンするDSIの変更”を参照してください。

DSI
  • 変更するDSIの名前を指定します。

USING
  • 定数には、変更する分割値を指定します。

  • 同じ表内のほかのDSIの分割値と重複するような変更はできません。

  • すでにDSI内に格納されているデータに矛盾が生じるような変更はできません。

  • 分割値を変更するDSIはアプリケーションなどで使用中であってはいけません。

  • 変更動作は、表定義の変更内容を示します。

  • USINGオペランドの一般規則については、“3.12 CREATE DSI文(表のDSI定義文)”を参照してください。

ADD ALLOCATE
  • 割付け先のデータベーススペース名を指定します。

  • 1つのDSIの割付け対象の割付け先として指定するデータベーススペース名は、同じロググループを使用するデータベーススペースでなければなりません。

  • 割付け量には、データベーススペース中に獲得する格納領域の大きさを、符号なし整数と単位記号(KまたはM)の組合せで指定します。指定された値はページ長の整数倍に切り上げます。単位記号Kはキロバイト、単位記号Mはメガバイトを示します。1キロバイトは1024バイト、1メガバイトは1024キロバイトです。

  • 割付け先を省略する場合、DSIに自動容量拡張の定義が設定されている必要があります。

  • ロードシェア運用の場合、DSIに指定されたデータベーススペースと同じシステムに偏在するデータベーススペースでなければなりません。

  • データベーススペースをローデバイスに作成している場合、ローデバイスのブロック長の倍数が、DSIの属するDSOのページ長でなければなりません。

  • 割付け先のデータベーススペースに割付け量の空き領域があることを確認してください。

    参照

    詳細は“RDB運用ガイド”の“データベーススペースの容量監視”を参照してください。

  • インデックス部の割付け量は、ベース部の5分の1の値となります。ベース部の5分の1がインデックス部のページ長の倍数でない場合、インデックス部のページ長の倍数に繰り上げます。

  • 割付け量には、容量拡張を行った結果、DSIの割付け量の制限値を超えない範囲で指定してください。

    参照

    DSIの割付け量の制限値については、“セットアップガイド”の“Symfoware/RDBの定量制限”を参照してください。

  • 割付け対象のデータベーススペースに、割付け量分の連続領域が存在しない場合、複数の領域に分割して割付けることがあります。複数の領域に分割されたかどうかは、rdbprtコマンドの出力結果で確認できます。DSI情報のAllocation informationのAllocate sizeに、指定した割付け量以下の値が表示された場合、複数の領域に分割して割付けられたと判断できます。

使用例

例1

“DSI1”の分割値を変更します。

CREATE DSO DSO1 … WHERE (年月日) BETWEEN (?) AND (?);
CREATE DSI DSI1 … USING (DATE'2005-8-1',DATE'2005-8-31'),
                         (DATE'2006-8-1',DATE'2006-8-31');
                  :
                  :
ALTER DSI DSI1 ALTER USING (DATE'2006-8-1',DATE'2006-8-31'),
                           (DATE'2007-8-1',DATE'2007-8-31');
2

“DSI1”の容量拡張を実施します。

ALTER DSI DSI1 ADD ALLOCATE ON DBSP1 SIZE 1M;