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Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書

8.2 V13からV11にデータを送る場合の対処

以下の対処は、V13のデータを受け取るV11 Managerで必要です。


■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザ権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザ)権限が必要です。


■本手順を行う前に

Managerのサービス/デーモンが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。


■手順

以下の順にそって実施してください。


  1. V13対応コンポーネントの適用

    V13の情報を受け取るための、V13対応コンポーネントを適用します。

    コンポーネントは、Windows,およびUNIXのプラットフォームごとに、アーカイブファイルとしてCD-ROMに格納されています。

    以下に格納場所およびアーカイブファイル名を示します。


    格納場所

    【Windows版CD-ROM】


    【UNIX版CD-ROM】


    アーカイブファイル名

    【Windows版】

    Windows版Manager向けアーカイブファイル名

    V11M_Win.exe

    ※自己解凍形式ファイルです。


    【Solaris版】

    Solaris版Manager向けアーカイブファイル名

    V11M_Sol.tar.Z


    【Linux版】

    Linux版Manager向けアーカイブファイル名

    V11M_Lin.tar.Z


    対応するプラットフォームのアーカイブファイルを、任意のディレクトリにコピーし、解凍します。

    以下に解凍してできるディレクトリツリーおよびコンポーネントの一覧を示します。


    【Windows版】

    • ディレクトリツリー


    • コンポーネント一覧

      コンポーネント

      適用場所

      ConvertV13toV11.cmd

      <インストールディレクトリ>\bin

      convertV13toV11.trd

      <可変ファイル格納ディレクトリ>\control

      convertV13toV11.ttd


    【UNIX版】

    • ディレクトリツリー


    • コンポーネント一覧

      コンポーネント

      適用場所

      ConvertV13toV11

      /opt/FJSVssqc/bin

      convertV13toV11.trd

      /etc/opt/FJSVssqc

      convertV13toV11.ttd


    解凍してできたディレクトリツリー内のコンポーネントを、上記コンポーネント一覧の適用場所で示すディレクトリに上書きします。
    この際、パッチを当てていることにより、現状の環境に存在するファイルが、解凍したファイルより作成日付が新しかった場合、上書きする必要はありません。

    注意

    UNIX版のCD-ROMをWindowsマシンから直接参照する場合は、以下の手順を行います。

    1. WindowsマシンのCD-ROM装置に本製品のUNIX版CD-ROMをセットします。

    2. 以下のファイルを任意のディレクトリにコピーします。

    3. コピーしたファイルは自己解凍形式です。ダブルクリックして解凍します。

      解凍すると、CD-ROMと同じディレクトリ構成が作成されます。


  2. DSAconfiguration.txtファイルの編集

    注意

    下記例の <インストールディレクトリ> および <可変ファイル格納ディレクトリ> は、インストールされている環境に合わせて指定してください。

    【Windows版】

    本ファイルの格納場所を以下に示します。

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt


    本ファイルに、以下のセクションを追加します。

    [convertv13]

    path=<インストールディレクトリ>\bin\dsa_file.exe

    out_dir=<可変ファイル格納ディレクトリ>\log

    out_file=ConvertV13toV11.txt

    check_interval=60

    operation=swap

    new_file_interval=86400

    # DS PDB registration

    input=SQC3PDBDSREG

    # PDB consolidation

    input=SQC3PDBCONSOL

    # Summary

    input=SQC3PDBSUMMARY

    # ES PDB registration

    input=SQC3PDBESREG

    # XML Configuration

    input=SQC3PDBXML


    【UNIX版】

    本ファイルの格納場所を以下に示します。

    /etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt


    本ファイルに、以下のセクションを追加します。

    [convertv13]

    path=/opt/FJSVssqc/bin/dsa_file

    out_dir=/var/opt/FJSVssqc/log

    out_file=ConvertV13toV11.txt

    check_interval=60

    operation=swap

    new_file_interval=86400

    # DS PDB registration

    input=SQC3PDBDSREG

    # PDB consolidation

    input=SQC3PDBCONSOL

    # Summary

    input=SQC3PDBSUMMARY

    # ES PDB registration

    input=SQC3PDBESREG

    # XML Configuration

    input=SQC3PDBXML


  3. collect.txtファイルの編集

    【Windows版】

    本ファイルの格納場所を以下に示します。

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\collect.txt


    本ファイルに、以下の行を追加します。

    CONVERTV13TOV11|0|0|0|0|127|1|NULL|DCA_CMD.DLL|-c"ConvertV13toV11.cmd" -rconvertV13toV11.trd -tconvertV13toV11.ttd


    【UNIX版】

    本ファイルの格納場所を以下に示します。

    /opt/FJSVssqc/control/collect.txt


    本ファイルに、以下の行を追加します。

    CONVERTV13TOV11|0|0|0|0|127|1|NULL|dca_cmd|-c"ConvertV13toV11" -rconvertV13toV11 -tconvertV13toV11


  4. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

    A.8 常駐プロセス、起動と停止」 を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。