ユーザデータをPDBに格納します。
sqcPDBcloadの詳細については、リファレンスマニュアル「1.7.2 sqcPDBcload (ユーザデータ入力コマンド) 」を参照してください。
■記述形式
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcPDBcload.exe -u udata-file -i conv-file |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcPDBcload.sh -u udata-file -i conv-file |
■オプション
PDBに格納するユーザデータファイル(CSVファイル)を指定します。
データ変換定義ファイル(iniファイル形式)を指定します。データ変換定義ファイルとは、ユーザデータをPDBへ格納するレコード形式に変換する際の変換ルールが記述された以下のようなファイルです。
[USERDATA] consol_flag=2 record_id=1 col_resource_id=2,5 col_start_date_time=6 col_data_num1=10 col_data_num2=9 col_data_text1=4 |
■データ変換定義ファイル(conv-file)
生成されるレコードの形式については、リファレンスマニュアル「第4章 データフォーマット」を参照してください。
データの種別を指定します。データの種別には、以下があります。それぞれ表示機能と保持期間が異なっています。解説書「3.2.2 Manager」を参照して、どのデータ種別で格納するかを設計してください。
0 : モニタデータ
1 : リソースデータ(10分)
2 : リソースデータ(1時間)
3 : リソースデータ(24時間)
0 を指定すると、「SUM_UDATA_n」レコードが生成されます。
1~3 を指定すると、「UDATA_n」レコードが生成されます。
生成するレコード「SUM_UDATA_1~5」または「UDATA_1~5」の内、1~5 どれを生成するかを指定します。
リソースIDとするユーザデータファイルのフィールドの番号を指定します。リソースIDとは、そのレコードを一意に識別する識別子です。
例えば、プロセス情報なら、プロセス名がリソースIDになります。
なお、複数のフィールドをつなげてリソースIDにすることもできます。その場合は、col_resource_id=2,5とすることで、フィールド2と5を一つにつなげるという意味になります。
収集開始時刻となるフィールドの番号を指定します。
なお、格納するデータの形式は、以下のとおりです。
‘YYYY-MM-DD [hh[:mm[:ss]]]’
(YYYY:西暦、MM:月、DD:日、hh:時間、mm:分、ss:秒)
フィールド「smudndata1~7」または「udndata1~7」(Record ID が UDATA_4~5 の場合は udndata14 まで)に格納する、ユーザデータファイルのデータ(数値)のフィールド番号を指定します。
フィールド「smudntxt1」または「udntxt1~5」に格納する、ユーザデータファイルのデータ(テキスト)のフィールド番号を指定します。
■データ変換定義ファイル指定と生成されるレコードの例
データ変換定義ファイル指定 | 生成されるレコード | 補足 | |
---|---|---|---|
Record ID | Field Name | ||
consol_flag=0 record_id=1 col_data_num3=9 | SUM_UDATA_1 | smud1data3 | consol_flagに0を指定することで、SUM_UDATA_n のレコードが生成される。 record_idに1を指定することで、SUM_UDATA_1のレコードが生成される。 col_data_num3に9を指定することで、sumud1data3のフィールドには、CSVファイルの9番目のフィールドが格納される。 |
consol_flag=1 record_id=1 col_data_num3=9 | UDATA_1 | ud1data3 | consol_flagに1~3を指定することで、UDATA_n のレコードが生成される。 record_idに1を指定することで、UDATA_1のレコードが生成される。 col_data_num3に9を指定することで、ud1data3のフィールドには、CSVファイルの9番目のフィールドが格納される。 |
consol_flag=3 record_id=2 col_data_num3=9 | UDATA_2 | ud2data3 | consol_flagに1~3を指定することで、UDATA_n のレコードが生成される。 record_idに2を指定することで、UDATA_2のレコードが生成される。 col_data_num3に9を指定することで、ud2data3のフィールドには、CSVファイルの9番目のフィールドが格納される。 |
■使用例
【Windows版】
C:\>cd C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>sqcPDBcload -u C:\temp\udata.csv -i C:\temp\conv.ini sqcPDBcload succeeded |
【UNIX版】
# cd /opt/FJSVssqc/bin/ # ./sqcPDBcload.sh -u /tmp/udata.csv -i /tmp/conv.ini sqcPDBcload succeeded. |
この時、udata.csvの内容は以下のとおり。
2004-09-09 10:00:00,kaminaka,2,octets,data,767872,28856,22400 |
また、conv.iniの内容は以下のとおり。
[USERDATA] consol_flag=2 record_id=1 col_resource_id=2,3 col_start_date_time=1 col_data_num1=6 col_data_num2=7 col_data_text1=4 |