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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書

2.1 Oracle Database Serverの管理設定

Oracleを管理対象にする場合は、[ORA]セクションの以下のキーを定義します。

項目

定義内容

定義例

[ORA]

セクション名です。変更しないでください。

ORA

DCAID

Oracleを監視するための固有のIDです。変更しないでください。

"ORA"

INTERVAL

収集間隔です。単位は分です。変更しないでください。

5

SID

「Oracleインスタンス名」を設定します。

ポイント

ここで設定する名前はリソースIDの先頭に付加されます。

ORCL

USERNAME

Oracleにアクセスし、動的パフォーマンスビューから情報を取得するためのユーザ(DBAロールを付与した管理者ユーザ)のIDを入力します。

通常、Oracleのデフォルトでは“system”です。デフォルトから変更する場合は、「2.1.1 Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する方法」を参照してください。

System

PASS

Oracleにアクセスし、動的パフォーマンスビューから情報を取得するためのユーザ(DBAロールを付与した管理者ユーザ)のパスワードを入力します。

通常、Oracleのデフォルトでは“manager”です。デフォルトから変更する場合は、「2.1.1 Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する方法」を参照してください。

manager

VER

監視するOracleインスタンスのバージョンを記述します。「X.X.X」という3桁の形式で記述してください。

9.2.0

ORAHOME

監視するOracleのORACLE_HOMEの内容を設定します。

/opt/app/9iee/product/9.2.0


定義例

      :

#########################################

# Oracle Information

[ORA]
DCAID="ORA"
INTERVAL = 5
SID = ORCL
USERNAME = system
PASS = manager
VER = 9.2.0
ORAHOME="/opt/app/9iee/product/9.2.0"

      :

ポイント

二つ以上のOracleインスタンスを監視する場合は、以下の定義を行います。

  1. セクションを追加し、パラメタを設定します。

    • セクションは、テンプレート内で自由に定義可能ですが、セクション名がテンプレート内で重複しないように定義します。ここでは、「ORA2」というセクションを追加した例を記述します。

    • 複数のOracleインスタンスを監視する場合も、「DCAID」キーの値は変更せず、「"ORA"」と定義してください。


      定義例

            :

      #########################################

      # Oracle Information

      [ORA]
      DCAID="ORA"
      INTERVAL = 5
      SID = ORCL
      USERNAME = system
      PASS = manager
      VER = 9.2.0
      ORAHOME="/opt/app/9iee/product/9.2.0"

      [ORA2]

      DCAID="ORA"

      INTERVAL = 5

      SID = ORCL2

      USERNAME = system

      PASS = manager

      VER = 9.2.0

      ORAHOME="/opt/app/9iee/product/9.2.0"

            :


  2. 「1.」で追加したセクションを、「ATTR::DB」セクションの「GROUP」キーに追加します。1.の例のように定義した場合には、以下のように修正します。


    定義前

          :

    [ATTR::DB]

    GROUP="SYMSAR,SYMPS,ORA"

          :


    定義後

          :

    [ATTR::DB]

    GROUP="SYMSAR,SYMPS,ORA,ORA2"

          :