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Systemwalker Service Quality Coordinator 解説書

用語集

Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition

標準的な環境における管理機能を提供します。

Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition

Standard Editionに加え、二階層(二階層運用)などの大規模システム運用、二重化運用やクラスタシステム運用などの高信頼システム運用、仮想ドメイン数が20を越える大規模仮想Webサイトシステムに対応します。

二重化

二台のManagerで、同じ対象システムを監視/管理する運用形態です。Managerの信頼性を求める場合や、離れた地域から同じ資源を監視/管理する場合に有効な分散型の運用形態です。

クラスタシステム

クラスタソフトウェアにより構築した高信頼システム全体を指します。2台のサーバマシンを1台の仮想サーバマシンとして運用することで、高可用性(High Availability)を実現します。

Enterprise Manager

各部門単位に配置されたManagerを一元管理します。Managerを二階層で構築し、負荷分散することにより、大規模なシステムも管理することが可能になります。(Enterprise Editionのみ)

Manager

Agent、およびProxy Managerが収集した情報を一括管理します。また、サービス(HTTP/S, DNS, SMTP, 任意ポート)稼働の監視や、Browser Agentが採取した情報の収集サーバの役割も果たします。

Proxy Manager

ManagerとAgentの間で中継機能を提供します。ManagerとAgentが、ファイアウォールで区切られる形態で、Proxy ManagerをAgent側に配置して中継することにより、サイトのセキュリティを高めることができます。また、Managerが行う、サービス(HTTP/S, DNS, SMTP, 任意ポート)稼働の監視やBrowser Agentが採取した情報の収集サーバの役割を代替することができます。

運用管理クライアント

Manager/Enterprise Managerに接続して、管理・操作するためのコンソール機能を提供します。運用管理者は、運用管理クライアントをインストールしたマシンの他、別マシン上からも、Webブラウザを運用管理クライアントに接続することにより、管理操作を行うこともできます。

動作プラットフォームは、Windowsのみです。Manager/Enterprise ManagerのプラットフォームがWindowsの場合は、Manager/Enterprise Managerと運用管理クライアントを同一サーバに導入することができます。

Agent for Server

サーバ内のリソース情報を管理することができます。

Agent for Business

Agent for Serverの機能に加え、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバといった業務システムに関する資源を管理することができます。

Browser Agent

エンドユーザがWebサーバにアクセスした情報から、エンドユーザが実感するレスポンスを測定します。動作プラットフォームは、Windowsのみです。

エンドユーザレスポンス管理

エンドユーザがWebにアクセスした時の体感応答時間を管理します。

サービス稼働管理

各種サービス(HTTP/S、DNS、SMTP、任意ポート)の稼働状態を管理します。

Webトランザクション量管理

Webシステムへのリクエスト数や、リクエストに対する応答時間を管理します。

サーバ性能管理

各プラットフォーム(Windows, Solaris, Linux)のOS/カーネルの性能を管理します。

ユーザデータ管理

業務データやシステム稼働データなど、ユーザの固有データ(CSV形式)を管理します。

Web利用状況管理

本機能については、「Web利用状況管理編」を参照ください

利用状況分析

Webサイトの利用状況をさまざまな観点から分析することにより、顧客ニーズに見合った商品やサービスを提供することを支援します。

改ざん監視

Webコンテンツを定期的に検査し、改ざんを検出する機能を提供します。

モニタ表示

システム全体の現在状況をすばやく把握するための表示機能です。

ドリルダウン表示

問題発生時に詳細情報を表示する機能です。モニタがサマリ情報を表示するのに対して、ドリルダウンでは、リソースごとの詳細情報を表示します。

レポート画面

定期的な報告や点検を目的とした、定型のレポートを出力します。情報の粒度や分析の目的に応じて、システム総点検レポート、カテゴリ別診断レポート、詳細レポートの、三つのレベルのレポートを提供しており、日報、週報、月報などの形でレポートすることが可能です。

Pull方式

ManagerがAgentまたはProxy Managerに対して問い合わせを行い、性能データを引っ張りあげる形の通信です。また、Pull方式を使用する場合は、HTTPを使用します。

Push方式

AgentまたはProxy ManagerからManagerに対して性能データをPushする形の通信です。

通常はPush方式の運用になります。

モニタデータ

システムの状況を大まかに把握するためのサマライズされたデータです。

リソースデータ

リソース単位に収集された詳細データです

リソース

業務を構成するシステムやネットワーク、アプリケーションなどのことをリソースと呼びます。クラスタシステムの場合は、クラスタ化する資源(サービス、IPアドレス、DISKなど)のことを指します。

リソースID

リソースID とは、レコードを一意に識別する識別子です。

例えば、プロセス情報なら、プロセス名がリソースID になります。

PDB

収集した性能情報を格納するためのデータベース。Performance Databaseの略です。

システム総点検レポート

システム管理者が、システムの稼働状況を定期的に点検するためのレポートです。

カテゴリ別診断レポート

問題があったサーバ内の、ボトルネックの一次切り分けを行うためのレポートです。

詳細レポート

特定のデータを観点とした、詳細情報を確認するためのレポートです。

定期レポート

情報の粒度やレポートの目的に応じて、総点検レポート、カテゴリ別診断レポート、詳細レポートの、3つのレベルのレポートを提供しています。予めレポートの条件を登録して、スケジューラに登録しておくことにより、日報、週報、月報などのレポート出力を、自動化する機能です。

即時レポート

情報の粒度やレポート目的に応じて、システム総点検レポート、カテゴリ別診断レポート、詳細レポートの、三つのレベルのレポートを提供

ログデータ(Troubleshoot)

Managerのデータベースに格納されている情報より、さらに詳細な情報(OS情報のみ)が記録されています。

インストールディレクトリ

実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

可変ファイル格納ディレクトリ

動作中に変更、または参照するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

PDBコマンド

PDBにアクセスするためのコマンドです。CSV出力コマンド、ユーザデータ入力コマンド、データ削除コマンド、構成情報移行コマンドの4つがあります。

現用系

クラスタシステムでクラスタサービスが動作している側のノードです。

待機系

クラスタサービスは通常稼働していないで、異常時に稼働するノードです。

グループ

クラスタシステムにおいて、切り替える対象となるリソースをまとめたもので、トラブルが発生した場合に待機側に切り替わる単位となります。

共用ディスク

クラスタシステムにおいて、現用系のノードと待機系のノードで共用して使用するディスク領域のことです。

収集テンプレート

本定義には、常時収集する項目が定義されており、ポリシー作成/ポリシー適用の実行時に本定義に従って自動的に収集ポリシーが作成されます。

しきい値

システムやアプリケーションの性能を監視する値です。

アラームアクション

しきい値監視定義をすると、しきい値超えを管理者に知らせるためのアクションが実行されます。アクションの種類には、以下があります。

イベントログ/syslog
Systemwalker Centric Managerメッセージ連携
メール
トラップ
ユーザ任意のコマンド実行

ポリシー配付機能

運用管理クライアント上で、情報収集、しきい値監視するサーバへ、収集ポリシー、しきい値監視定義を配付し、配付先サーバで収集ポリシーの作成と適用、しきい値監視を実施する。

ポリシー定義情報

ポリシー配付機能で配付することが可能な、収集ポリシーおよび、しきい値監視定義のことです。

ポリシー管理フォルダ

ポリシ-配付を使用するために必要なファイルをフォルダごとに管理します。

ポリシー配付グループ

配付するポリシー定義情報の定義内容が異なる場合に作成します。

ポリシー配付定義

ポリシー定義情報の配付先サーバ情報を定義します。

フェールオーバ

クラスタシステムにおいて、グループ内のリソースにトラブルが発生し、運用側のノードが待機側に切り替わることです。

ホスト名

ネットワーク上の各ノードにおいて、一意的に割り当てられる名前です。HostsファイルやDNS等を利用してIPアドレスとホスト名を対応づけます。

アプリケーション・サーバ

処理時間、待ち時間、ヒープ量、レスポンス内訳分析など、業務システムの性能を管理。

以下のアプリケーション・サーバ製品をサポートします。

Interstage Application Server
Interstage Business Application Server
Interstage Application Framework Suite
Interstage Service Integrator
Microsoft .NET Server
SAP NetWeaver

データベース・サーバ

IO、メモリ、キャッシュ、スペース、デッドロック、SQL回数など、データベース性能を管理。下記のデータベース・サーバ製品をサポートします。

Symfoware Server
Oracle Database Server
Microsoft SQL Server

ジョブ

多重度や実行待ち数など、ジョブ実行性能を管理。下記のジョブ管理製品をサポートします。

Systemwalker Operation Manager

ネットワーク

トラフィック量、パケット数、エラー数など、ネットワーク性能を管理。下記のネットワーク管理製品をサポートします。

Systemwalker Network Manager
Systemwalker Centric Manager

ストレージ

IO、スループット、レスポンス、キャッシュなど、ストレージ性能を管理。下記のストレージ管理製品をサポート。

Systemwalker Resource Coordinator
ETERNUS SF Storage Cruiser

コンソール

本製品のメインの画面です。他のレポート画面や新規コンソール画面を起動するためのツールバーと、表示領域で構成されています。なお、表示領域には、以下の2つの表示が行われます。

システム全体の稼働状況をすばやく把握するためのモニタ表示
問題発生時に詳細情報を表示するためのドリルダウン表示

強制終了

[Systemwalkerコンソール]で、選択しているアプリケーションに対し、プロセスを停止するように指示を出す機能です。停止時には、強制終了コマンドが使用されます。

DMZ

Demilitarized Zoneの略。インターネットとイントラネットを分離するネットワークです。

EntryURL

Webサーバへの訪問で最初に参照したページです。

ExitURL

Webサーバへの訪問で最後に参照したページです。

HTTPサーバ

Hypertext Transfer Protocolサーバの略で、Webサーバともいいます。

SQC拡張ログ

SQC拡張ログ採取がSQC拡張ログファイルに蓄積するデータです。

SQC拡張ログ採取

Webサービスを構成する機能(Webサーバ等)で採取されていないデータを採取して蓄積する機能です。

SQC拡張ログファイル

SQC拡張ログ採取がSQC拡張ログを蓄積するファイルです。

Webサーバ

HTTPサーバのことです。

Webページ表示レスポンス

Webブラウザでコンテンツを表示するのに費やす時間です。

改ざん

ネットワークを通じてコンピュータに侵入し、Webページやアクセスログなどの情報を管理者の許可を得ずに書き換える行為です。

改ざん監視エージェント

改ざん監視プログラムから呼び出され、公開コンテンツの格納ファイルにアクセスし、メッセージダイジェストを生成するCGIです。

改ざん監視設定ファイル

コンテンツ改ざん監視機能の改ざん監視対象に関する設定情報が格納されているファイルです。

改ざん監視環境定義ファイル

コンテンツ改ざん監視機能の環境定義に関する設定情報が格納されているファイルです。

公開Webコンテンツ

Webサイトに公開されているコンテンツです。

コンテンツ公開

正当なコンテンツ管理者がネットワークを通じてWebサーバにコンテンツを転送する行為です。

コンテンツ改ざん監視

公開コンテンツの改ざんを監視する仕組みです。

コンテンツ改ざん監視プログラム

定期的に起動し、公開コンテンツの改ざんを検査するプログラム。

コンテンツ改ざん監視通知

コンテンツの改ざん監視により改ざんが検出された場合の通知です。

コンテンツ管理者

公開コンテンツを管理している人。コンテンツ原本アップデート申告を行う人。

コンテンツ原本

公開コンテンツの比較対象となるWebサイトコンテンツのオリジナルデータ。

コンテンツ公開申告

公開コンテンツのアップロードを行う際に、コンテンツ原本のアップデートを行う手続き。

コンテンツ公開申告コマンド

コンテンツ原本のアップデートを申告する際に使用するコマンド。

サイトアクセス量分析

サイトにアクセスされた量を観点とした分析です。

サイトナビゲーション分析

サイトにアクセスしたユーザを観点とした分析です。

スナップショットDB

コンテンツ原本の情報(URL、ハッシュ値等)が格納されているファイル。

セッション

同一クライアントが行った連続したアクセスのまとまりです。何人の人がアクセスしているかを知る指標となります。同一クライアントが複数回アクセスしているような場合、そのアクセスの間隔が15分未満の場合は、同一セッションとしてカウントします。

ドリルダウン

現在見ている情報を一歩踏み込んで、より詳細に見ることをドリルダウンといいます。本製品では、現在分析しているレベルからより詳細に分析することをドリルダウン分析といい、例えば、URLの分析を行い、ある特定のURLに対して、どのクライアントが見ているかというような分析をドリルダウン分析といいます。

分析画面

利用状況分析機能を構成する機能の一つです。Webブラウザ上で動作し、各種の分析結果ページを表示します。

分析ページ

分析画面がWebブラウザ上で表示するデータの分析結果のページです。

利用状況DB

利用状況分析のための基礎データを格納したデータベースです。

利用状況DB参照エンジン

利用状況分析機能を構成する機能の一つです。インストールマシン上で動作し、分析画面からの要求に応じて利用状況DBからデータを取り出します。

利用状況DB登録エンジン

利用状況分析機能を構成する機能の一つです。インストールマシン上で動作し、Webサービスを構成する各種機能(Webサーバ等)のログからデータを抽出し、利用状況DBに格納します。

利用状況分析機能

Webサービスの分析を支援する機能です。