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Interstage Application Server インストールガイド

5.2 Fujitsu Enabler

omsアカウントの登録について

omsアカウントがシステムに登録されていない場合、Fujitsu Enablerをインストールする時にomsアカウントを新規にシステムに登録します。
omsアカウントはFujitsu Enablerで必須のアカウントですので、削除しないでください。削除した場合は、Fujitsu Enablerサービスが起動しません。


使用するポート番号について

Fujitsu Enablerサービスが使用するポート番号の初期値は9700です。Fujitsu Enablerサービスの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のFujitsu Enablerのデータストアが使用していないものに変更してください。
以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。

/opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omschangeport -u "新しいポート番号"

Fujitsu Enablerサービスのポート番号を変更する場合は、Fujitsu Enablerサービスを停止してください。Fujitsu Enablerサービスは、以下の方法で停止してください。
以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。

/opt/FJSVena/Enabler/server/bin/enablerstop

また、Fujitsu Enablerサービスのポート番号は、Fujitsu Enablerサービスが起動中でも変更することができます。Fujitsu Enablerサービスを起動中にポート番号を変更する場合は、以下の状態である必要があります。

なお、Fujitsu Enablerサービスが使用しているポート番号は、以下のファイルに定義されています。“OMS_SERVICE=”に定義されている値が、Fujitsu Enablerサービスが使用しているポート番号です。

/opt/FJSVena/Enabler/server/param/enabler.conf

リポジトリが使用するポート番号の初期値は、6000~65535のうち、リポジトリ生成時に使用されていない番号です。リポジトリの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のFujitsu Enablerのデータストアが使用していないものに変更してください。
以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。

/opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omschangeport "リポジトリ名" -pn "新しいポート番号"

なお、Fujitsu Enablerのデータストアが使用しているポート番号は、以下の方法で、確認してください。
以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。

/opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omslist -l

実行結果例

rep001:   server=host01   port=6000   XF
rep002:   server=host01   port=6001   XF

「port」の値が、Fujitsu Enablerのデータストアが使用しているポート番号です。


omsアカウントのログイン処理におけるscriptコマンドの使用について

omsアカウントのログインシェルでscriptコマンドを実行している場合、OS起動時にFujitsu Enablerサービスが起動しません。omsアカウントのログインシェルでscriptコマンドを実行しないでください。