Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
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第2部 システム管理編> 第21章 教材ディレクトリ

21.1 教材ディレクトリとは

Internet Navigware Serverに学習用の教材を格納するためには、教材ディレクトリの設定が必要です。標準の教材ディレクトリは、インストール時に自動的に生成されます。
本章では、標準以外のディレクトリを設定する手順を説明します。

[Windows版]
環境設定ツールの[教材ディレクトリ]ページで、ディレクトリIDとディレクトリの対応を定義します。

[Linux版]
教材ディレクトリの設定は、環境設定ファイルNavigwareResources.propertiesファイルとWebサーバの環境設定ファイルhttpd.confに記述します。
NavigwareResources.propertiesファイルは以下のディレクトリ配下にあります。
/var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/inavi9/apps/inavi.war/WEB-INF/confディレクトリ

  1. 教材ディレクトリの設定
    教材ディレクトリは、任意のディレクトリIDと、ディスク上のディレクトリを対応付けることによって定義します。
    ディレクトリIDには、英数字と“-”、“_” 、“/”を用いて任意の文字列を指定することができます。ただし、教材アクセス制限機能を使用する場合は、ディレクトリIDに“-”、“/”を含めることはできません。
    ディレクトリIDは、管理ツールで教材を作成するとき、コンテンツマネージャでコースウェアを登録するときに、格納先として指定します。
    また、学習時には、教材のURLは、http://<サーバ名>/<ディレクトリID>/<コースコード>の形式になります。

    教材アクセス制限機能を使用しない場合は、ディレクトリIDに“/”を含めることで、教材のURLに階層構造を持たせることができます。

  2. 教材ディレクトリをWebサーバから参照できるように設定
    [Windows版]
    Interstage Application ServerをインストールしたディレクトリのF3FMihs\servers\<Webサーバ名>\conf\httpd.confを修正します。初期状態の場合、Webサーバ名は FJapache となります。

    以下が記述された行の前に、教材ディレクトリの設定を追加します。上記“external”の記述例です。

    Alias /icons/ "C:\Interstage/F3FMihs/servers/<Webサーバ名>/icons/"


    (記述例)

    Alias /external “d:/ext/course2/”
    <Directory “d:/ext/course2”>
     AllowOverride None
     Options None
     Allow from all
     Order allow,deny
    </Directory>


    [Linux版]
    Interstage Application ServerをインストールしたディレクトリのFJSVihs/conf/httpd.confを修正します。

    <If Module mod_alias.c>が記述された行の次に、教材ディレクトリの設定を追加します。上記“external”の記述例です。
    (記述例)

    Alias /external “/var/tmp/course2/”
    <Directory “/var/tmp/course2”>
     AllowOverride None
     Options None
     Allow from all
     Order allow,deny
    </Directory>


  3. Internet Navigware Serverのワークユニットの再起動
    教材ディレクトリの設定を変更した場合は、Interstageの管理コンソールより、Internet Navigware ServerのワークユニットとWebサーバを再起動する必要があります。

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